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№6の#8。こんな薄い本を1年毎に出すこともなかろうと思いながら、さりとてまとめて読むことも出来ず、今年もまた手に取る。
前巻の内容を朧に思い出しつつ読むお話は、紫苑とネズミの脱出行を中心に、イヌカシと力河、火藍と混乱した市民達というパートに分かれて進み、いつものように気になる青臭さは残しつつも、引き続きスピーディーに展開する。
矯正施設の秘密やマザーの謎はあんまり良く分らず、『もうすぐアレが覚醒する』とか『やっと来たか、お前を待っていた』の続きがこれかいという感じなのだけど、取り敢えず漸く佳境に差し掛かり、これまでのお話がどう収束するのか、ちゃんと終わるんでしょうねって感じで、to be continued…
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文庫新刊。次回で本編は最終巻かな。
単行本で外伝が出るようなので、これも文庫になるかしら。
ネタバレまくりますよ。
遂に沙布の元へ辿り着くが、整然と無機質で清潔ながらもおぞましい部屋だった。ネズミと紫苑は今後は矯正施設からの脱出を計るが、撃たれたネズミを抱きとめた紫苑の手はネズミの血で染まっていた。
一方二人の帰りを待つイヌカシと力河も襲われ、火藍のいるNO.6内部では一層混乱した市民達が『月の雫』へと押し寄せる。
といった感じで、苦労した割に脱出は案外あっさり。そこまでして行く意味あったのか?くらいの勢いだけど、マザーコンピュータの破壊をしにいったと思えば良いのか。
ちょうどこの前までPSYCHO-PASS見てたこともあるし、脳を集めてスーパーコンピュータのように使うというのはよく用いられる設定だとは思うのだけど、いまいち「脳」をどう活用しているのかがわからない…。沙布が何故選ばれ、何の為にどのように組み込まれたのかもよくわからないので、本当に「沙布取り戻しにいったけど脳だけになっちゃってるみたいだから置いてきたー。で、メイン壊してっていうから壊してきたー」みたいな。
マザー設定も直近でイズミ〜読んでた事もあって、機械の意識的な全システムからの攻撃みたいなイメージがあるので、あっさり爆破されちゃうんだなあそんなセキュリティでいいのかなあみたいな。いやまだこれから何かあるのかもしれないけど。
まぁどちらかというとNo.6は設定よりも、ネズミと紫苑の関係性とか叙情表現をメインに楽しむものだと思っているので、そこまで多くは求めないのだけど、せめてエリウリアスとか紫苑がたまに見せる不審行動とかの伏線くらいは回収してくれるんだろうな…とちょっと不安。
たとえ外伝に丸投げしたとしても、回収さえしてくれれば何でもいいからお願いします…。
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相変わらずスピーディーな展開。
とくに今回は衝撃的な事実を突きつけられた紫苑の心情や
それに対する決断と行動を起こすネズミの心情など
葛藤の部分をじっくりたっぷり描かれてもいいかなというところで
脱出に向け次々と迫られる選択があり、切迫していく感じがよかった。
次が最終巻らしいのでとにかく早く読みたい。
そして番外編も出たので文庫化を期待。
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文庫化にて再読。そうだ8巻はここで終わるのだった、と急いた気分で読み終えた。紫苑とネズミのみならず、みんなそれぞれの場所でじぶんなりに戦っている。どうでもいいことなのだが、29頁のネズミのセリフにある“恋人”ということばを読んで、「えっ、ちょっ、あさのさんなんというぶっこみを!」と仰天したのだが、落ち着いてもう一度セリフを読み直したら“変人”だった。「あ、ですよねー」とすぐ冷静さを取り戻したが、あの5秒間くらい、わたしは本気でネズミが「恋人に出逢った記念日でもある」と言ったとおもっていた。びっくりである。
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映像化を前提としているかのように、場面描写や回想シーンの挿入が細かい。
矯正施設からの脱出まであと少し。次巻が本編最終巻。
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「正義」って怖い。見失っている感が。
決死の覚悟って美しくはないよ。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-997.html
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正直、展開的には、予想通りでしたが、
それでも、登場人物たちの意思がみたくて、
続きが気になります。
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ネズミと共に矯正施設へ潜入、沙布との再会を果たすも…はっきりしたネタバレは書きませんが、なんというか…切なすぎる、紫苑。
あとは、戻って来い。とにかくそこから脱出しろ。イヌカシと力河じゃなくてもそう願わずにはいられない。母・火藍の気持ちになって読んでる。
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矯正施設からの脱出なるか!で、ふたたび待て次巻。
そしてついに次巻完結ですね。
沙布救出だったはずなのに。
この展開は、ちょっと残念。
NO.6崩壊寸前。
でもその後は?その先の未来は?という火藍さんが一番現実を見据えていると思われる。素敵な大人だ。
壊すのは、子どもたちだけれど、その先をどうにかするのは大人の責任。
「エリウリアス、あなたはこれからどうするの」
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エリウリアスがでてきたあたりからよくわからなくなってきた。
展開はわかっても想像が膨らまない。
最初に比べたら進みが早すぎる気がする。
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消えろわ消えろ、束の間の灯火! 人生は歩く影法師。哀れな役者だ、 ちくしょう、見縊るなよ。 きみを残して一人生き延びる道を選ぶほど、ぼくは弱くない。
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あさのあつこ著の近未来長編SFシリーズ。主人公・紫苑は変わり果てたヒロイン・沙布と再会するが…。そして崩壊し始める矯正施設から脱出するための最後の闘いへ。ヒロインの扱いが非情すぎるあたりが僕好みでね。
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沙布と再会した紫苑が、ネズミと共に矯正施設を脱出するまでを描く。
作者、書きたかった話なんだろうなあと伝わる筆のノリなのだが、登場人物の感情を垂れ流しているだけの文章で、一時期流行ったネット小説のようで、正直、微妙。
登場人物が語る内容も薄ら寒い正義と理想論で、本気で作者がこう思っているのなら、作家として頭大丈夫かといいたくなるもの。
ユーモア風な会話は劣化版田中芳樹だし、もしほんとに他の作品もこんなだったら、ほんとに大丈夫なのかなと心配してしまう。
まあでもこのメルヘンな世界をどう収束させるのかを見るために、次巻もダウンロードします。30分もかからず読めちゃうしね。
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アニメで紫苑がバーサク化したあたりの話?
こんな尽くしてネズミがちょっと不憫に思えてしまった。
イヌカシがホントいい子。
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いつの間にか発売されていた「No.6」の #8。#9 と一緒に買ってきた。登場人物たちが、とても危機的な状況なのにもかかわらず、過去を回想したり、軽口を叩き合ったりしていることに、少し違和感を感じながらも、読み終えた。#9 で完結するようだ。