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投稿者:PPM - この投稿者のレビュー一覧を見る
始まりがボクシングだったので、まさか編集の道に行くとは思っていませんでした。
しかも、「おそらく夢をあきらめざるを得なかったことで世をすねてしまうのだろう。立ち直るまで時間かかるんだろうなあ。」という勝手な予想を、よい意味で裏切ってくれました。
主人公は、どの道に進んでもまっすぐで熱く、全力で挑む(ただし単純王っぽい)人でした!続きが気になります。
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全16巻。これはドラマにもなったから土田作品の中でも知名度が高いと思うが、ドラマより全然面白いですよ。
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毎度のことですが熱い、熱苦しい!ドキュメント的な作風を得意とする土田世紀、今回は漫画雑誌の作り手が舞台。網膜剥離でドロップアウトした主人公・カンパチは、真っ白な灰のように燃え尽きるためなら女もタバコも要らない道童貞男。彼の信念、優しさ、潔癖さは男の強さの原点だ。複雑な登場人物達も、彼だからこそ心の扉を開かせる。現実に打ちのめされてもまた立ち上がるカンパチのボクサースピリッツには感動させられる。ストーリーも読みやすく、よくまとまっている。(by hana)
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泣いたり笑ったり、落ち込んだときに読むと元気になりますが、環八の前向きさに逆に落ち込む事もあります。
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当時漫画家を夢見ていた学生の私が、大人の社会の洗礼を受けた作品。漫画は夢じゃなくて…金で作られるんだ…!?と、あまりの衝撃にブックオフで立ちつくした。
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理由はないはずなのに、ずっと手を出せないでいたが、2010年、齢28にして読破→終止号泣。仕事も私生活も、思考すら停滞してきた時分。今まで手に取らなかったのも、こういう時節で読んだほうがいいという神めいた何かの導きなんじゃないかという位、もんの凄くいい。ハッとさせられすぎて、辞表を出しました。どんな形でもいいので「なんか作ってる人」は絶対読んだほうがいい。今就活中。
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漫画の編集者の内情がわかる漫画です。
凄く面白い。
主人公が、凄く熱い漢なのです!!
絵が男臭いので、最初は戸惑ったのですが、
直ぐにその世界に入り込んでしまいました。
読んでて「ぷっ」と吹きだしてしまうかと思えば
涙がにじんできたりとか、
とにかく忙しい漫画です。
まだ5巻までしか読んでないのですが、
早く続きを読みたいです。
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【明日】カンパチ、マンガ業界へ、仙台さんとの出会い
【夢】ブルセラムーン編
マンガの編集会社が舞台のマンガ。
どんなことにも、カンパチのように自分の思うがまま情熱をぶつけることができたなら、どんなに幸せだろうって思う。
カンパチ、「明日のジョー」になれるといいな。
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熱いハートのぶつかり合い。良い! 良いぞぉー!
この漫画が大好きだった、大学の後輩のことを思い出した。同じ音楽サークルに入ってきた彼は、酒を飲むとよくフルチンになって、『編集王』の話をしていたっけなあ。
薄暗い部室で、映画の話、ゲームの話、いろんな話をしたけど、やっぱり熱いものを持っている人の話していたことって、年月を経て会わなくなっても、昨日のことのように思い出すものだ。
まあ、そういう思い出を本人に言うと、「俺そんなこと言いましたっけ?」となることのほうが多かったりするんだけど。
全巻セットで大人買いしたので、僕もフルチンになって読破しよう。シラフで。
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土田世紀死んじゃったな〜
ということで改めて読み返した本。
あの頃はまだマンガ産業も盛り上がってて、かなりイケイケなところに隔世の感あり。
もう20年弱経つのだから当然ではあるのだが。
ソーシャルゲームも、そうやって振り返る日がくるんでしょうな。いずれは。
連載時はマンボ好塚のエピソードが印象的だったけれど、今回いちばん心に刺さったのは明治編。プロデュースとかエロとか。売れるってなんなん?みたいなとこがタイムリー。
というかそのあと急速につまらなくなっていく。イノケンのエピソードは噴飯モノだし、買収とかもシラケる。
とはいえ全体的には面白いし、ボリュームもちょうどいい感じ。
10年寝かしてまた読もう。
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#本
網膜剥離によりボクサーとしての道を絶たれた主人公カンパチ。漫画編集部のアルバイトとして新たな人生を歩むことになるが、元々「あしたのジョー」に憧れてボクサーになるほど純粋に漫画が好きなカンパチにとって、漫画業界は夢からは程遠い伏魔殿だった・・・。
舞台となる時代は漫画の黄金期。かつて一時代を築いた文学を大きく引き離し、漫画が出版社を支える一大産業となった熱い時代だ。
にもかかわらず、すでに「文学を越えて漫画が台頭したが、また漫画もそう遠くない未来何かに越えられていってしまう」といった趣旨の台詞があり、「流行」という水モノをあつかう業界のシビアな無常観を感じた。
いいものが売れるとは限らない、いい人が成功するとは限らない、成功が作家を幸福にするとは限らない・・・残酷な才能と流行の世界で門外漢ゆえに真っ直ぐにぶつかっていけるカンパチに勇気付けられる。
後半ややテーマが漫画から離れがちだったのが残念。