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堕ちるのは早い。けれど、這い上がるのには自分が思う以上の時間がかかる。
自分がやりたい事が見つからないうちは、本当の意味で、這い上がってやったぞ!とは言えないのかも。
では、今の自分は本当にやりたい事をやれているのかと自問自答するのに手助けしてくれた小説でした。
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下巻でも更に堕ちて行くのには切なさを感じた。
これを読んでいると住む所や仕事がある事は自分の力だけで無く、運や社会の経済情勢に左右されるもので決して絶対的な物では無いんだと考える事も出来、相対的に自分は恵まれていると実感した。
それと終わり方には少し納得がいかない。
這い上がり仲間を救い出す所を知りたくて読んでいたので余韻が悪い。
映画の方は少し内容が違うようだけどこちらも観てみたい。
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上巻よりダメ男度が下がって、まだ良かった。それでもう~ん、自分は共感できないというか、なんというか…
ストーリー的にも順矢は?っていう部分も残るし…
この終わり方では、どうしようもないぐうたらクズ人間が、ここまで追い詰められて、ようやく普通になりましたってだけ。
本当に手をさしのべなければいけない人は沢山いると思うけど、この主人公のような若者の場合は…
何か違うんじゃないかという思いが拭いきれない。
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Amazonレビューがひどかったので覚悟してたけど、普通におもしろかった。ホストやめた心理がよくわかんなかった。
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主人公にまったく感情移入できないくらいダメ男で、読むのがつらくなった。
ただ、前半はめちゃくちゃリアルで、世界観が変わった気がした。感動もした。ただ、後半は、結構雑・・・ でも、総じて、かなり余韻の残る話でした。
篤史が、腕の刻印を見せて、頭を使って這い上がれ といったシーンは、あまりキーポイントでは無かったみたい
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父親が失踪し、仕送りが切られ大学を辞めさせられてしまった大学生の主人公。そこから転落人生が始まり、今日食べていくのも大変な生活が始まる。前半はどんどんと転落していくシュチュエーションが読んでいて、息苦しくなる。
その後も、底辺の生活をまだまだコロコロ転がり落ちて行く様が書かれる。終わりかたも悪くは無かったが、ただ著者が調べた底辺のシュチュエーションを並べて繋げただけとも思える。少し詰め込み感が否めない。
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上巻終盤で留置所に留め置かれた修は、友人達に見受けを断られ、検察に送られる事になり検察官より起訴猶予の処置を受けた。相変わらず住所不定で無職ままナンパされた女子大生に騙され治験バイトの収入も失った修は、ホストとして働く決意をする。大金が飛び交うきらびやかな世界。だが、そこは、男と女の色と欲がせめぎあう凄まじい格差社会だった。必死で自分の居場所を作ろうとする彼に、さらに大きなトラブルがふりかかる!流転を続ける修に、安住の地は見つかるのか?不運?転落人生で修の成長?主人公のキャラが途中で変わり違和感。
若者が大学生からホームレスに落ちていくリアル感のある転落人生小説だが、ホームレス≒(ほぼ等しい)難民と認識させるタイトルは良くないのでは?主人公のように自業自得で働けても言い訳をして働かない、楽をして大きな収入、大きな夢?をみてギャンブルに手を出し転落(経済的困窮も一攫千金を求め失敗)と難民では似ているようで意味が違う。
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誰でも、難民になりかねない。そんな恐怖感にかられた。普通の大学生が東京で難民になるまでを描いたフィクションではあるが、アルバイトやホスト、ネットカフェ、日雇い労働の実態はさながらドキュメントのようで臨場感があった。
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最初は主人公が嫌いでたまらなかったが、後半はあっと言う間に読み切ってしまった。
自分も、春から東京の私立大学に通う身として、何処か小説と割り切って読むことはできなかった。
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人との紐帯がいちばん大事なんやね(道義的な意味でも実用的な意味でも)、という感想。目新しくはないので、エンタメとしてはちとあざとい感じで、読ませる面白さは無い。ただ、考えさせられる本ではある。
・自分が修になるリスクはどの程度あるか?
・もし自分が修だったらどうするか?
・修がただ人一倍アホなのか?今夜の寝床に困るほど切羽詰まれば誰でもそのくらい判断力が落ちうるのではないか?
・"貧困ビジネス"の一端をうかがえる。
・幸福と快楽は別もの。
イマイチなところ
・修への自然な感情移入が困難。自分の甘い部分ばかり取り出して強調して見せつけられているようで、読んでて楽しくはないので。。
・何度も反省してはしくじってきた主人公が本当に吹っ切れたのか、お人好しで視野が短期的という行動パターンは変わってないのではないか、というラストへの不信感
・修の運が余りに悪すぎる。例えば警察のくだりは単に杜撰な軽犯罪捜査!ひどい!みたいなのが書きたくて入れたのでは。まあ伏線もあるけど、ちょっと強引かなぁ。
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後編になって、何となく作者の伝えたいことはわかった。
面白いとは思えないけど、メッセージ性が少しあると思う。
設定雑とくに主人公の設定の雑さには呆れかえる。おそらく多くの人はこの主人公を人として最低の主人公だと思っているのだろうが、それは少し違う。
この主人公はこの数年やっていたドキュメントの組み合わせのような事件を描くためにその設定をいじられている。
だから、その場面でもっとも最低の道に進むようになっている。
ホストを救う場面では人間らしいところを見せているかもしれないが、あれは相当おかしい話だ。
さっと読めるので、読む価値がないとは言わないが、映画で見た方が面白いと思うよ。
もちろん、映画館で見たらもったいないけどね。
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上巻では『なにやっとんねん、こいつ!』やったけど、下巻では『どないすんねん、どないすんねん、・・・ガンバレよ、おい!』に。。。なかなかおもしろかった!映画も観たいな!
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これはちょっと酷いな、、、
時事ネタを集めて話をつないでみました、ってな感じで、ストーリーもキャラクター造形も粗い。
上巻はともかく下巻は完全に息切れを感じる、友人が肩を落として荷物になるからと当方にくれた気持ちがよく分かる。
それにしてもこれを映画化しますか、監督・脚本家双方の力量が問われますな。ただ逆を言えば伸びしろが大きいということ。
映画館には観に行かないと思いますが、それを後悔させてくだされ。
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落ちていきながらどうやって落としどころを作るかと思いきや割と拍子抜けする終わり
死にそうになっててもなんとかなっちゃうし、ならないと物語が成立しないけども そういう部分で冷めてしまった
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ネタバレになるが、下巻は平凡なハッピーエンドでつまらない。
上巻で修をほとほと嫌いにさせたのに…
結局は親が現れて、ホームレスになって居場所が見つかり、ボランティアをやる女性も好意を寄せるなんて、こんな終わり方は酷い。