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別れた夫と妻が交わす、14通の書簡が構成する物語。過去を責めたくないのに責めてしまう切ない感情が、手紙という形式でよくここまで描ききれるなぁと感動した。もっと歳をとって読むと、また違った感想を持つようになるのかな…。
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小説の形式が手紙というのが面白いと思った本。
久々に会った昔恋人だった二人が偶然会い、手紙をやり取りしだすという設定。
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宮本輝氏の小説です。はじめから終わりまで、元は夫婦だった2人の男女の書簡によるやり取りで話が進んでいきます。
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往復書簡体小説。愛し合いながらも、壮絶な事件が起こったがゆえに離婚しなければならなかった二人が別れてから10年後、運命的に出会い、手紙を交換していく。二人は二度と会うことはなく生きていくのだろうが、手紙を交換しあったことで二人はこれからの人生を生きていく力を得たのではないだろうか。人生における偶然と運命の不思議さに満ち溢れた、読んでいる最中に続きが気になって一気に読んでしまう魅力いっぱいの話だった。
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以下のページで感想書いてます。http://blog.livedoor.jp/subekaraku/archives/50185082.html
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「生きていることと死んでいることは同じかもしれない。」男と女の往復書簡。モーツァルトの交響曲39.40.41番を聴くきっかけになりました。
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前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラリフトの中で、まさかあなたと再会するとは・・・で始まる長い手紙のやりとりです。人生の重さを感じます。
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この本は「希望」です。すこしずつ解けて、だんだん優しくなっていく・・・。
何度も読んでいます。読むと元気になれるから。興奮しすぎたり、緩みすぎたりすることなく、一番動きやすい理想的な覚醒状態になれる気がする。
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What a beautiful story.
What a beautiful phrase.
This novel is so gentle.
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読後には何となく優しい気持ちになって、なおかつ前向きになれるような、そんな小説でした。この小説を薦めてくれてありがとうございます。また素敵な一冊に出会えました。とても嬉しいです。
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夫が巻き込まれた愛人との心中事件をきっかけに離婚し、10年後偶然に再会した二人の往復書簡。男ってダメだ…
「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」書き出しの名文からぐいぐい引き込まれる佳作。
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素晴らしい作品。
ただ、もう少し大人になってから読んだらもっと深い感動を味わうことができるんじゃないかと思う。
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14通の手紙から伝わってくるものがとてもすばらしかったです。切なくも悲しくも前向きでもありました。読み終えたときは、少し病みました。いろんな意味で。
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昔に別れた夫婦がある日突然再会して・・・
そこから手紙のやり取りをして、 お互いの過去や現在を語っていくっていう物語。
その手紙が本になってるの。
これね、50歳くらいになって読んだら もっともっとせつない気持ちになるんだと思う。
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10年前に、思わぬ事件により別れてしまった夫婦が、蔵王のゴンドラリフトの中で偶然にも再会する。
それをきっかにして始まる二人の手紙のやりとり。
往復書簡の形態で描かれた、男女の愛と再生の物語。
作品自体はそんなに長いものではないのだけれど、なのに凄く読み応えのある作品だった。
最初は、亜紀と言う名の女性の、偶然にも再会した元夫への
手紙から始まる。
とても長い手紙なんだけれど、読み進むうちに、2人の過去が
段々とわかってくる。
一体、どうして2人は別れなければならなかったのか?
ある事件が元なんだけど、少しずつ明かされていく過去と、別れる時にはお互いに明かさなかった色々な思いや事実。
もう、最初の方から読んでいて切なくて切なくて、涙が出てしまった。
こういうの、私弱いんだよね〜。
理不尽な理由で別れなければならなくなった、亜紀の心がさ。
痛いほどわかって、悲しくて。
最初は過去への悔恨みたいな感じなんだけれど、読み進んでいくと段々と変わってくる。
そのネックとなるのは、亜紀の子供で、脳性マヒの障がいをもつ男の子の存在。
2人で手紙をやり取りしているうちに、段々と見えてくるものがあって、ずっと過去を背負って歩き続けてきた2人に、ようやく未来への力強い生への道が見えてきて、最後は2人がそれぞれの道で精一杯生きていくのであろうことが推察されるような感じで終わる。
悲しくて切なかったけれど、2人が再生していく様がとても良かった。
感動しました。
また、命についての深い洞察力と言うか、訴えるものがとても胸に迫った思いがする。
心の奥底に、グッとくる作品でした。