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小学4年生の読み聞かせのために読んでみた。
ついウソをついてしまうリュウくん。
ウソをついてはいけないことはわかっているから、
なるべくつかないようにしたいのだけど、
やっぱり、つい、ウソをついてしまう。
大人によると「ついていいウソ」と「ついてはいけないウソ」があるらしい、と。
でもそんなのこどもにはわからない。
「自分にウソ、ついちゃだめ」って言われてその意味を考える。
・・・
ってな内容で良いんじゃないかなぁ?と思ったんだけど、
こういうきっかけでいじめられる子が出た、とか
こういうきっかけでからかわれる子が出た、とか
具体的に書いてあって、それを初めて聞いてまねされても嫌なので
この本を読み聞かせで読むのは没にしました。
主人公リュウくん。
テストの点数が悪かったらお母さんに怒られたり夕飯抜きにされるから、
テストなんてないよ、とウソをつく。
成績が悪くて罰を与えてもなんにもいいことない。
成績が悪かったのなら良くなるように、つきあわなきゃ、おかあさん!
とつっこんじゃった。
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5年生のリュウは毎日ついウソをついて怒られる。ウソをついちゃいけないのは知ってるけど、ついちゃうウソはある。友達が下痢っていうの隠してあげるウソ、いじめっこのツヨシに殴られないようにつくウソとか。テストのことをごまかすウソとか。
大人はウソはダメっていうけど、お母さんだって、お父さんの大切なトロフィーを壊してごまかしてウソついた。それはいいウソだって言うけど、ホントかな?
サッカーを教えてくれるオカマのバブちゃんが「私なんて、男なのに女の格好して、全部がウソ!でも、自分にはウソついちゃいけない」と言う。
学校ではしゃべらない鈴木京子は、本当は兄弟思いで、家のなかのことやって頑張り屋の明るい女の子だなんで。学校にいる京子はウソ?
世の中、なんがホントでなにがウソなのか?
ウソひとつでも、深い。
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世の中、ウソをつかない人なんていないしどっちが良いか悪いかなんて分からないことのほうが多い。でも自分の心にはウソはついてはいけないということばに共感した。
主人公のリュウは毎日ウソをついているが、ウソにも色んな種類のウソがあるんだと実生活から気付いていく。
子供用に図書館で借りましたが、大人が読んでも面白く、ウソの奥深さについて考えさせられた。