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07月-14。3.0点。
福家警部補シリーズ、第二弾。
今回も、福家警部補が鋭い着眼で犯人を追い詰める。
読みやすく、よく考えられている。
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'21年11月13日、読了。「福家警部補」シリーズの、二作目。
今回も、楽しんで読みました。前作「挨拶」よりも面白く感じたのは、僕が慣れたから?
読みながら「ちょっと鬱陶しいなぁ」と感じていた、警部補が警官と認識されるまでの捜査対象とのやり取り(あの、バッジを鞄の中でゴソゴソ探すシーン)も、途中からスッキリ!してて、良かったです(でも、好きな人は、あのコミカルなやり取りが良い、と感じるのかな?)。
次は、三作目「報告」、読んでみたいです。楽しみ!
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今作は前作に比べて結末の余韻があっさりしていた気がしました。その分、今作では関係者に話を聞きに行くパートに印象に残るものが多かったです。
特にレンタルビデオ屋の店主に話を聞きに行くパート、本筋とは全く関係ない部分なのですが、そこで繰り広げられるちょっとしたやり取りを読んだ時に、
漫画でもよくある「クライマックスに向かう前に、本筋とは全く関係ないけど、胸が熱くなるような展開」を思い出しました。こういう展開好きです。
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【証拠ねぇ...】
福家警部補シリーズ第2弾。
今回も、最初に犯人がわかる倒叙形式の短編。
しかし、福家警部補についてわかることは増えていくのだけれどますますわからなくなる。。。
犯人の側に立ってドキリ。
探偵側に立ってどう推理し崩していくか。
あなたはどちらの立場で読みます?
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小柄な女性刑事・福家警部補のシリーズ第二弾。
ここまで読んで、福家警部補の下の名前が出てこない。
下の名前のイメージや色がつくことを避けるためだろうか。
何日も寝なくて大丈夫だし眠くもならない。
その仕事量たるや相当のものだと思われるが、疲れも知らない。
映画やドラマ、演芸にも詳しいようで、頭の中には相当なデータが入っていると思われる。
酒はいくら飲んでも酔わない。
サイボーグ?(笑)
しかし、時折見せる人情あり、聞き込みをされた人はなぜか彼女を気に入ってしまう。
同時に「警察に恩を売っておきたい人たち」をうまく使って調査をしたりする。
再登場するキャラクターも出てきて、シリーズものを読む楽しさが加わった。
『マックス号事件』
豪華フェリーの中で起きた殺人。
福家が乗り込んでいた理由が笑えるというか。
拳銃がそこから出てきた、というの、刑事コロンボであった気がするのも嬉しい。
『失われた灯火』
人気脚本家が描いた完全犯罪のシナリオ。
さすが脚本家だけあって、犯行の流れが淀みなく、アリバイ作りもドラマになっている。
しかし、被害者たちはシナリオを演じる裏で、私生活を持っている。
彼ら本人ではないと知らないことも多く、完全犯罪はそういうところから綻びるのだ。
『相棒』
一度大ブレイクするも、落ち目となった中年の漫才コンビ。
部屋に入って、それを見たら、あっ!と思いますよね。
哀しい余韻の残る犯罪。
『プロジェクトブルー』
有名な玩具企画会社の社長は、自身も優れた造形能力を持つ。
フィギュアに対する愛も並々ならない。
被害者が数ヶ月かけて調べたことを福家がわずか1日で突き止めたことに戦慄する容疑者だが・・・
その莫大な調査は犯行の背景や動機を推理し、犯人はこの人物で間違いないと確信させるのだが、本人がしらを切り通す限り、逮捕に至らないのが歯がゆい。
しかし意外なところから決め手が飛び出す、というのが面白いところ。
「それは、どういうことです?」と、目をぱちくりさせる福家がかわいい。
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倒叙小説の境地!クセが強く、愛されるキャラクターも、コロンボ、古畑なみ!2作目は、キャラが更に濃くなった感アリ。
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2013年7月文庫
・マックス号事件
・失われた灯
・相棒
・プロジェクトブルー
の4つの話
倒叙形式のミステリー
福家警部補シリーズ2冊目
シリーズ2冊目なので
福家警部補に対する
信頼感がだいぶ増していて
余計面白かった
どの犯人も切れ者で
その上をいく福家警部補
追い詰められた犯人全員が
潔いいところも
(言い訳したり
ごねたり襲いかかってきたりしないところ)
気持ち良くて良かった
解説に主人公である刑事が
「何を思い何を感じるのかは
一切書かない
視点はその刑事を傍から
見ている第三者のものにする
こうして生まれたのが福家警部補です」
とありここが
自分が面白いと感じるところだな
と思った
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人気脚本家の藤堂は
脅迫者の骨董商を殺害するため
まずは自分のアリバイを確保するシナリオをえがく。
それは「ストーカー気味のファンに演技をさせ
自分が誘拐されたように装う」というもの。
誘拐犯役を演じた彼を
脱出時の正当防衛にみせかけて殺し
骨董商の放火殺人のほうは無関係…になるはずだった。
その事件の担当である福家警部補が
藤堂の前に現れるまでは。
(『失われた灯』)
1巻が面白かったので続きも買ってみました。
漫才師コンビの片割れが解消話のもつれで
相方を殺害した哀しい結末の『相棒』
玩具メーカーの社長が過去を葬るために
造形作家を事故に見せかけて殺す
『プロジェクト・ブルー』など4つの事件が描かれます。
倒叙ものだから
犯人と一緒に犯行を体験してるはずなのに
現場に残したうっかりミスを
福家警部補に指摘されてびっくり。
その瞬間は犯人の方に感情移入しますわ(笑)
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4編収録の倒叙形式本格ミステリー第2巻。どこか頼りない感じがしながら、不思議と人を安心させてしまう福家警部補。今回もパワー全開で、見事に犯人を窮地に追い込みます❗
彼女のプライベートな部分も垣間見れて、次回作も読みたくなる肩のこらないミステリーです♫
個人的には、『失われた灯』と『プロジェクトブルー』が好みです♫
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福家警部補シリーズ第二弾。豪華客船に紛れ込んでしまい、そのまま事件を解決。拉致監禁の被害者を演じる犯人を暴く。漫才コンビ間で起こった殺人事件を解決。玩具企画会社社長の陰謀を暴く。4編を収録。犯人が悪あがきしないのも、刑事コロンボと同様。
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大倉崇裕さんの『福家警部補』シリーズ第2作。全4編中3編は、100pに満たない手頃な長さであり、その分切れ味が鋭い印象を受ける。
「マックス号事件」。強請られたから殺すという単純な動機と、航行中のクルーズ船内という現場。なぜか福家警部補が乗船していたのが、運の尽き。このシリーズには珍しい動かぬ証拠を突き付けられ、観念するしかない真犯人であった。
本作中唯一100p超えの「失われた灯」。売れっ子脚本家の一世一代の大勝負とは。これまた強請られたから殺すという単純な動機だが、偽装工作が凝りすぎていて脚本家らしいというか、最初から無理があるような。被害者の職業設定が、意外な形で真犯人の足元をすくう、とだけ書いておきましょう。
「相棒」。落ち目の漫才コンビの一方が、再出発を目論み相棒を殺害した。お笑いコンビの解散は現実にもよく聞くが…なぜ殺す??? いくら作り話とはいえ、福家警部補の追及がさっぱり頭に入ってこない1編。
「プロジェクトブルー」。フィギュア造形を手掛ける会社社長の、過去の秘密とは? 最後にまた強請られたから殺すパターンだが、マニアックなフィギュア造形の世界だけに、足が付いた理由もマニアックでしたとさ。
全4編、真犯人の職業設定や舞台など凝りに凝っており、贅沢なネタ揃いである。最初に切れ味が鋭い印象を受けると書いておいて、矛盾するかもしれないが、勿体ないネタの使い方という気もしないでもない。
このシリーズの評論によく挙げられる『刑事コロンボ』シリーズをちゃんと見たことがないのだが、ヨレヨレのコート姿というコロンボの印象は強烈だ。内面は描かないとしても、福家警部補にも見た目のインパクトがあればなあ。
シリーズを逆に読んでいるから、こんな勝手な考えが浮かぶのかもしれないが、自分は思う。もっと認知されてほしいシリーズだ。