今作も楽しめました
2016/12/09 22:52
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
北森鴻を読むのはこれで4冊目で、その内3冊が連作短編集なのです。
それだけは判断する材料には乏しいのですが、私は短編集の方が好きです。
趣向を凝らした美味しい小鉢の一品料理のような味わいがあって、その上に少しずつ変わっていて飽きがこない感じでしょうか。
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ビアバー《香菜里屋》のマスター工藤が安楽椅子探偵を務める短編連作ミステリ。『花の下にて春死なむ』に続く第2弾。事件現場に出向かず、関係者から得た情報だけで真相に到達する「安楽椅子探偵」モノが好きだ。このシリーズの魅力のひとつは工藤のつくる料理。さりげない描写だが、とても美味しそう!
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花の下にて春死なむの続編?
このビアバーマスターの工藤さんがいいので好きなシリーズ。でも前作に比べるとどうも後味悪い。
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舞台は第二次世界大戦後の巣鴨プリズン(東京拘置所)が舞台。あまりにストーリーが綿密に組み上げられてので、あらすじはamazonのリンクを参照してもらうとして、いやーこれは面白かったですよー。刑務所を舞台にした物理/心理両面からの密室と、戦後の暗黒史に探偵小説の刃で切り込むその腕と、そしてどんでん返しまで来る贅沢。今年の大きな収穫が一つここに生まれております。
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花の下にて春死なむに続いてシリーズ2作目。全体的に後味の良くない感じだったように思います、そんな中気に入ったのは「約束」ですかね、オカルティズムだとは思いますが、何事も表裏一体だと思います、誰かの幸福の裏には誰かの不幸があると
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題名の桜宵という言葉がとてもきれいだったので読んでみました♪
あるバーを舞台に繰り広げられる、わりと温かい話の短編集です。短編だけど、ちょっとお客同士がつながってたり・・なんかステキな時間が流れます。特に洞察力のあるマスターがいい。作戦を立てて故郷に戻して娘と結婚させるお話とかイヌが噛んだ部下をリストラさせる話とか、元カレが不幸になる分自分は幸せになると信じ殺人までも犯そうとしてる女の話とか、根底にはどこか人間くささが滲みでるそんな話でした。
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多分、複数回読むとさらに面白いんだろうなあと思いますが、とりあえずしばらく寝かせておこうと思います。なんにしても出てくる料理がどれもこれもおいしそうで、「香菜里屋」は実在するなら是非訪れたいお店ベスト5に常にランクインしております。
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北森氏は凄い。
推理小説を書く者は多かれど、質の良い短編を途切れる事無く書き続けているからだ。
その短編での成果といえば、この短編集の第一弾でもある「花の下にて春死なむ」であろう。
この作品集、氏の第一短編集でありながら、日本推理作家協会賞短編・及び連作短編集部門を受賞してしまうのだから、その凄さを解っていただけるであろう。
ともあれ氏のシリーズ物としては一のお気に入り、香菜里屋主人・工藤哲也の気配りの程、楽しんでいただきたい。
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「花の下にて春死なむ」と同じビアバー「香菜里屋」を舞台に進む連作短編第二作。
相変わらず美味しい料理とナゾ。
安楽椅子探偵もの。想像の域を出ない結末は北森さんの作風?
でも、やはりこの人結構好き。
4/9
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香菜里屋シリーズ第2弾。
前作よりちょっと皮肉めいたというか、人間の暗い部分が増えた感じかも。
料理は相変わらず美味しそうだった。今回はカクテルも加わって、それも実際に飲んでみたいようなものばかりだった。
2冊読んでも、工藤の過去は見えないようになってる。
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ビアバー「香菜里屋(かなりや)」の連作短編集第2弾。
食の描写が素晴らしいのは相変わらずですね(笑)。
【収録作品】
・十五周年
・桜宵
・犬のお告げ
・旅人の真実
・約束
<解説>小梛治宣
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「香菜里屋(かなりや)」シリーズ2作目。
連作短編集。
一作目に引き続き日常系。
お腹が空きます第三弾。
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ビアバー「香菜里屋」シリーズ第二弾。こちらもさらりと読みやすいです。
最後のお話の工藤さんがすごくかっこいいvそして相変わらず料理はどれも美味しそう…読んでるとおなかがすくことウケアイですので、おやつ片手でのご使用をオススメします(笑
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ムゥ〜‥。ここのところマジに北森鴻づいてる、な(読点位置が北森チックw)
なんでしょうね。やはり苦なく読めてしまうのが最大の原因です。人物は勿論、ストーリーテリングも魅力的です。私自身、短編ミステリ読むのはもともと割と好きな方なんだと思うけど、意図的に連鎖のある短編というのが更にハマり要素ですね。
ミステリアスな登場人物は、とにかくそれだけでも美味しいけど、工藤さんは色んな意味で美味し過ぎるv(ミケさんちょっとかぶってるかな‥)
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ちょっと凝り過ぎな北森作品のシリーズの一つ「香菜里屋」の第二弾。ビアーバーの工藤マスターが括弧よすぎ。登場人物も段々と関連してくるなど発展途上でいい。