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あいのはなし【イラストあり】 みんなのレビュー

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みんなのレビュー24件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (7件)
  • 星 4 (11件)
  • 星 3 (5件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
17 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ファンタジー、なのです

2013/09/20 00:13

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る

21歳の大学生、波瑠(受け)と波瑠が愛している裕也とその9歳の息子、椢(攻め)。
3人の穏やかなプロローグからこのお話は始まります。
この3人での日々は長くは続かず、裕也の不慮の事故からとても切なく、淡々と物語は続きます。
21歳の波瑠と9歳の椢の2人だけの逃避行を綴った波瑠視点、「夏の檻」。
この章は涙なくして読めませんでした。
突然の最愛の人の喪失。
父親を亡くした当事者であり自分も悲しいはずの椢が打ちひしがれている波瑠を必死に支えようと、
精一杯気遣う姿にホロリ。波瑠の持って行き場のない気持ちも然り。
しかし大学生と小学生の逃避行はあっさり終止符を打たれます。それから10年・・・
19歳になった椢視点で新たにお話は進んでいくのでした。
亡き父、裕也と同じ道を歩んでいる椢が10年、一度も会っていない波瑠との細い細いつながりを
大切にする姿になんだか胸が痛くなりました。
そう、ラスト近くまでなんだかとても切なくて痛くて、シリアスにお話が進んでいたのですが、
あれー、最後の最後さらっとファンタジーに移行しちゃいました。
なんだろう、このすっと躱された感じ・・・涙も引っこんじゃいました。
まだ椢の夢オチのほうが説得力があるような気がするのですが。
う、これは評価に悩みますねぇ。全体的な雰囲気は良かったのですよね。
なので今回ちょっと甘くつけさせてもらいました。
ファンタジーが苦手な方にはおススメできないお話かなぁと思います。

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電子書籍

あい=愛=哀?

2022/06/05 09:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る

凪良先生の、「死んでも死んでいない」物語。
あいを平仮名書きしたのは、あい=愛=哀、とかけたからかな?
この作品は、死んだ恋人・裕也が、彼のの息子の中に意思(魂)が宿った、バージョン。
面白おかしくギャグタッチの描写が、逆に悲しみをそそる不思議。

岸本波瑠と、恋人・裕也の9歳の息子・桐島椢の物語。
裕也は、綺麗で可愛らしい年下の恋人と、9才の幼い息子を遺して、海で急死する。
葬式の日から、恋人の息子の言動が変わる、死んだ父親そっくり。

9才の子供の「旅に出よう」の言葉に乘って、波瑠は子連れの旅に出る
・・子供の要望とはいえ、他人から見たら、それは拉致。
当然、訪れる旅の終りは、とても悲惨で最悪な状況。

そして法の裁きによる別離の後、恋人の息子は波瑠を探す。
・・・だけど椢は未成年。
誘拐犯にされて、接触禁止条項を設定されて居たら、また波瑠は追い込まれる。
悪意が無くても、それを犯罪と指摘されたら、波瑠に逃げ道はない。
これは、波瑠を罪人にすると気づかない、幼い子供の無邪気が起こした悲劇。

凪良先生は、悪意のない行動を「罪」と断定されて罪人にされる、冤罪を扱う小説をいくつか書いてます。
本人たちの事情より、周囲の大人が犯罪認定をしたら逃げられない、不条理。

★大事な人が死んで、彼の息子の中に宿る・・でもそれは有り得ない。
波瑠を独り占めしたかった子供の悪意ない嘘だと、波瑠は捉えるべきだけど、
波瑠も寂しさを抱える人だから、縋ってしまったんじゃないかな。

頁数の兼ね合いか、BLに拘ったせいなのか、構成が中途半端で、
伏線回収が十分ではない部分もあって、消化不良を感じる作品ですが、
笑いながら泣かせる文で誤魔化す達人の技、「煙幕構成」にはぐらかされる。

この物語、いつか編集加筆して再刊してほしい。

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電子書籍

読みながら涙が溢れました

2018/09/07 16:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふる - この投稿者のレビュー一覧を見る

幼い椢が、大好きな父親を亡くした大好きな受けを生かすために、父親が自分の中にいるという演技をする攻め。三人で過ごした幸せな時間を取り戻したかったという思いが切なかった。

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2013/09/20 10:23

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2013/09/15 01:43

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2013/10/19 07:18

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2013/09/15 08:58

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2013/09/15 12:19

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2013/09/18 20:49

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2014/02/17 21:24

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2013/11/06 22:31

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2013/11/20 12:59

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2014/02/20 16:46

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2015/05/30 20:20

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