紙の本
歴史物もロマンスも
2022/11/01 18:05
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
王政崩壊から革命まで題材が盛り沢山で、ドラマチックな史劇には持って来いですね。ロマン主義やファム・ファタールなど、文学だけでなく映像に与えた影響も絶大です。
電子書籍
フランス文学って
2021/12/14 07:24
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投稿者:ぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
フランスの古典作品ってなんであんなに不貞が多いのか気になってこの本を手に取りました。
フランス革命前後から現代までの文学上の男女や親子の愛のあり方の変化を整理していておもしろかったです。本文中にたくさんの作品が出てくるけど、未読でも問題なし。むしろ読みたい小説が増えました。
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難しそうなタイトルとは裏腹に、フランス文学の有名な作品の作品名と作者名をある程度知っていれば十分楽しめる、フランス文学入門書的な内容だと感じました。
各作品のあらすじもザッと説明されるので読んでいてストレスは感じないし、「作品名は知ってるけどコレってこういう作品だったんだ」ってのを総ざらいできる点では良い本だと思いました。また各章が時代順にもなっているので軽いフランス文学史の入門としてもオススメ。
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すごーく面白かった。高校の時にフランス文学ばかり読んでいた時期があったのを思い出した。大好きな小説、今では筋がうろ覚えな小説、とにかくいろんな小説でいろんな恋愛が描かれていてそれぞれ楽しい読書だったけど、この本はいろんな作家のいろんな本を恋愛・結婚・親子愛など「愛」を軸に、時代の思想や、相互の関係や時代背景などを鮮やかに結びつけて整理してくれて、それがとっても面白い。紹介されてる作品の楽しさも垣間見せてくれる。さすが野崎歓先生。。
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フランス文学を「アムール」を切り口として、男女、親子の間の「愛」、現代の「愛」という視点で読み解いていくもの。大変面白い本でした。
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フランス文学は殆ど読んだことがなかったので,驚きだった。変な国であることを再認識。
新着棚にあったので借りてみた。
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なにかのTV番組で、寺島しのぶさんがパートナーのことを「アムールの国の人」と表現していたのをふと思い出して読んでみた。
「愛」という言葉は難しい。日本では仏教や儒教の影響が強い文化である。仏教では強い執着と欲望の充足を示す言葉でもあるらしい。悟りを得るために乗り越えなければならない苦しみの一つとしても語られているようだ。儒教では「仁」もまた愛と説く。いずれにしても厳しい言葉だと感じる。
まったく異なる背景、キリスト教や元々のフランスという土地ではぐくまれた「愛」はどのようなものなのか。
その言葉の変遷を文学や当時の人の書簡から解き明かしている。
以前読んで全く分からなかったので放り出していた『ガルガンチュア』と『パンタグリュエル』の解説が「親子の愛」の項であり、「そうなのか!」とすごく納得した。正直この本を読むまで何で名作古典なのかが理解できていなかった。
ちなみに読んでもアムールについてはまだ霧の中といった塩梅で良くわからなかった。
まあ、仕方ないね。