投稿元:
レビューを見る
WOWOWのドラマWになると聞いたので読んでみた。まぁ、普通。私はこの手のお話が好きではないことがわかった。
投稿元:
レビューを見る
昔話?と思いながら読み始めたら、それだけではなかったのだけれど、現代の話も全ての話が、なんだか不気味。
人が消えたり、存在しないはずの人が存在したり。
特に「道理」という男女の話が印象に残った。
私も神とか霊とか占いとか信じるタイプなので。
単純に面白かった。
解説を読むまで、島根にある「くけど」も、小泉八雲の原作も知らなかったけれど、興味あり。
角田光代って、こんな小説も書くんだなぁ、と新たな才能を発見。
奥が深い。
投稿元:
レビューを見る
角田さんの作品は好きなので何冊か読んでいますが、
角田さんといえば家族の絆であったり、女性同士の友情などの
作品が多いのでこのような作品は初めてなので新鮮というか驚いてしまいました。
おみちゆき』のような土俗的な即身成仏伝説は聞いたことがありますが、
この作品のように細かく描かれているのは初めてなのでとても生々しくぞっとする思いがしました。
どの作品でも子供と女性が絡んでいて、
短編の前半であった出来事が後半とどこかで交差していて、
不思議な感覚の作風でした。
女性はいつの時代、どんな時にも子供とは切っても
切り離せないということが分かります。
そのために女性が子供の事で束縛されたり、
周りの人からも何か言われて悩まされたりしていて
因果なものだなと思いました。
こんな近代的な今でも昔から伝えられている
その土地の言い伝えやしきたりなどが、
まだ存在しているというのが良いのか悪いのか
少し不気味でした。
ある意味日常にあるかもしれない
形を変えたホラーだと思います。
投稿元:
レビューを見る
いのちの話たち。
今読むんじゃなかったと思いつつも
読むのをやめられなかった。
生まれなかった子はどこにいくんだろう。
人生の選択は何が正しいのかがわからなくて
迷ったり悩んだり苦しんだりだけど
いつか自分の選択を認められる日がくるんだろうか。
投稿元:
レビューを見る
店頭で見かけて購入。
泉鏡花賞受賞の短編集だが、耽美的な色は薄くむしろ地味。が、どの作品も現実と夢との境目が曖昧で、一作品を読むごとにその世界に引きずり込まれ、暗闇からじっとりわき出てくるような怖さを感じる。
子殺しの「前世」が特に印象的だった。
投稿元:
レビューを見る
幼いころの暗闇の恐怖を思い起こす。
子供の頃の朧な罪の意識が蘇る。
生と死の境界を混沌とした意識の中で彷徨う。
心の中にもある混沌とした闇の記憶を思い起こさせる民話のような怪奇小説
投稿元:
レビューを見る
死の持つにおいが漂う本だった。
特に幼い命が亡くなる時のなんとも言えないにおいがそこここから溢れているような。
20代ならもっとさっぱり読めたかもしれないけど歳追うごとに死はリアルさを増す。とても気が重かった。
投稿元:
レビューを見る
心の闇をちょっとホラーテイストで描いた8つの短編。何れもゾクッとする内容は短編ながら濃い。解説を読んで著者の意図が鮮明になり流石と唸ってしまう。この作品をWOWOWはどのように映像化しているのか楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
コワイコワイ。
角田光代の得意とするところの、女性の繊細な心の揺れ動きを感じるより先に、怖さというか、苦しさというか、何か冷んやりとした感覚は角川ホラー並。
コワイコワイ。
投稿元:
レビューを見る
解説に書かれていた「夢十夜」と「遠野物語」につながるという表現がまさにぴったり。隣に寄り添った闇的な存在が怖くもあり、また不思議でもあり。はっきりと書かれていないだけに、ざわざわっと肌が粟立つ瞬間があった。
投稿元:
レビューを見る
なんだか文学的要素が強いので、あまり入り込めなかったです。角田先生の作品にしては評価はかなり低いです。もっと現代的でドロドロした角田作品が好きなので。
投稿元:
レビューを見る
不思議というか不気味というか。。ふわふわして掴みどころのないような話。角田さんの得意分野なのかな。そして終わり方も。
どなたかが「作者は感受性が強い」とレビューしていたのを読んで、やけに納得!!そうでないと、こう言った風情の作品は書けないだろうな。ある意味すごい。
投稿元:
レビューを見る
因習という言葉が、物語の底から響いてくる。
生まれなかった子供に会えるという「くけど」に、向かう女の話し。時代設定が現代だったり、明治~昭和初期のような感じがしたりします。
投稿元:
レビューを見る
帯文(裏表紙):”時空を超えた女たちの命を描ききる傑作短編集。”
目次:おみちゆき、同窓会、闇の梯子、道理、前世、わたしとわたしではない女、かなたの子、巡る、解説 子供たちの死霊の岩屋で 安藤礼二
投稿元:
レビューを見る
角田光代さん”かなたの子”読了‥ぶっちぎりの★5つ‥でもね‥お勧めはしません‥角田さん‥油断して読むと‥とんでもないよ、あなた‥恐ろしいほど、本質を、おどろおどろしく、表現‥イソップ物語の残酷とか‥恐山の語り部とか‥