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理解をすることは出来るが、それを感じ、本当の意味で知ることは出来ない。
信じることは私には出来ないが、信仰に寄り添い生きる人生を羨ましく思う。
そしてそういった事に左右される人間同士の愛というものは、あまり美しいとは思えない。
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だいぶ前に買って積ん読だったものをようやく読了。
ううーん…スピリチュアルな世界と言うのか、宗教色が強過ぎてどうにも…
コエーリョ氏の作品は自分には合わないのかも。同様に宗教色強くても三浦綾子さんの作品なら感じるところもあるし。
「ベロニカは死ぬことにした」は確か、真木ようこさん主演で映像化されたような…まだベロニカの方が読みやすかったです。
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ごく普通の女性の「気付き」のお話。
「他者」の存在に気がつきながらも、一人で葛藤を抱えながら「他者」として生きていく人もいる。
「他者」を排除するのは本当に勇気が要ることだけど、「気付き」ながらも「他者」のまま生きていくことを選ぶのもまた勇気と呼んではいけないかしら…。
人間は、そういう生き方の中にも正しい愛を見つけられると思いたい。
にしても、「この訳はこれでいいのか?」と思う部分がちらほら。
素敵な訳もたくさんありますが。
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賢人が賢いのは、彼らが愛しているからだよ。そして愚か者が愚かなのは、彼らは自分が愛とは何か、知っていると思っているからなのだ。
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宗教色が強すぎ感情移入できなかった。ストーリーは無いに等しく、引用だとか説教だとかそんなのばかり。なんだか名言集でも読んでるよう。
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パウロ・コエーリョ2作目。語り口が優しくて、理屈じゃなくエモーショナルで何故か引き込まれる。私の心に触れるようで触れない、少し別のところを流れる感覚がもどかしい。これは非常に宗教的な切り口の作品。男の立ち位置が何故か嘘くさくて好きになれなかったが、泣き出しそうな文体自体に、何かあるのではないかと読む手を急がせる。
内容としては神の女性性と真実の愛についての文学的なチャレンジであって、ある程度の表現はなされていると思うが、やっぱり現実よりも2,3歩空中を行っている感じが嘘くさくなってしまう。読んで泣いたというレビューが見受けられるが、初読でどうやって泣くのか疑問になってしまう。
否定的なレビューになってしまったけども嫌いな作品ではない。どちらかというと好き。表現できないものを表現しようとする感じが、きれいにまとめているようでかなり投げっぱなしな感じが、著者のセンスなんだろうな。これは優しい人じゃないとかけない。ぜひもう一回読んでみたい。
14/8/8
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本棚にキープしてもう一度読みたい。というのも、筆者の言う「女性性エネルギー」というものが、一回できちんと読み取れなかったから。しかしその点を除いても、この本は他のパウロ・コエーリョ作品と同様、何度も読みたい作品だ。私が一番感銘を受けた部分は、信仰についての記述。私はどこの宗教にも属していないが、信仰って本来こういうものだよね、と納得した。スピリチュアルな内容だけれど、ドラマチックな物語を軸としているので、ラブストーリーとしても単純に楽しめる。
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キリストを信じるまでは感情移入できるが、二人とも神の存在や愛の存在に包まれてからは置いてけぼりにされた感覚になるのが正直なところ。自分が宗教について真剣な気持ちを抱けないのが原因なのだろうけど。
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キリスト教の世界観を背景に語られる男女の愛と信仰。作者は男性だが、女性視点で書かれたこの小説は、男性読者にはやや難度が高いかもしれない。自分には難しかった。愛をとるか?信仰をとるか?真実の愛と信仰とは?「あなたの夢に従いなさい。良き戦いを戦って幸せになりなさい」という言葉もあり、『星の巡礼』や『アルケミスト』で示されたメッセージがどこか根底にはある。ただのおセンチな話ではなく、読む人によっては新たな目覚めを呼び起こす力をもった物語ではないだろうか。
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★2.5。
こういうスピリチュアルな世界には一定の支持があるんでしょう、そこに惹かれるのはよく分かりませんが、魅力があるんだから致し方なし。
でも当方、どうしてものめり込めないですな、羞恥心が邪魔しているのかしら。
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自身が無神論者だからなのか、またキリスト教に関しても不勉強なため、理解が難しい話だった。
スピリチュアルな精神的な描写が多く、想像が至らず、物語を追うことはできたが、この本の本当に言いたいことは読み解けなかった。
主人公と幼馴染の「彼」が急に愛し合うようになったりするが、そこへ行き着くまでの描写もあまりなく、ラブストーリーも置いてけぼり感が否めなかった。
またプラトニックな愛(敬愛・博愛)がテーマかと思いきや、性愛もほんの少しだけ描写があり、、、突然すぎて頭が追いつかなかった。
著者の「弓を引く人」の準備運動として本作を読んだが、単行本は買わず文庫を待とうと思う。
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スペインの片田舎で暮らす女性が、ずっと昔に都会へと出た幼馴染との再会するところから始まる物語。修道院に入り奇跡の癒し手として活躍する彼の導きで、神の女性性と自分の中に眠っていた愛の信仰心に目覚めてゆく姿と葛藤を描く。
神の女性性が繰り返し語られる神秘性の強い作風で、"彼"はキリスト教が新たな段階へと至るために使わされた先駆け者であると幸島の猿の逸話(イモ洗い行動をする猿が一定数を超えると一気に全体の共有知識となった。とされるニューエイジ論)も引きながら語られる。そこが彼の苦悩の元でもあり最後の唐突な主人公の女性との立場逆転へとつながっていくのだが。
まあ、宗教色を除けば幼馴染との葛藤と愛を描いた作品で、そこに宗教が絡んで悩みが深くなったというところか。筆者としては幼馴染との再会は舞台装置で、神を語る方が本論なのだろうが。
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神の女性性がテーマ。
パウロ・コエーリョらしく
決めつけていた自分の殻を打ちやぶっていく話。
男性との間で変化がもたらされる愛もテーマ。
変わってゆくことを怖がらずに
飛び込んでゆく時に
本当の自分や幸せが得られるというストーリー。
断続的に読んだので理解が少し弱いかも…。