魅力的な経済小説
2016/11/18 20:49
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハゲタカは企業買収に関する小説ですが、上巻は不良債権処理の話です。
難しそうなテーマですが、わかりやすく面白いため、さくさく読めます。
主人公鷲津雅彦もミステリアスな部分があり、話に引き込まれます。
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シリーズ新作『グリード』の前に新装版が出たので、4年ぶりに再読。初読は鷲津さんの動きを追いかけながら読んでいったが、再読では標的の企業の抱える問題や買収の手段等に注目し、バブル期から日本が抱えてきた問題を考えることになった。
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バブル機に不動産投資などを行い、バブルがはじけて、本業を圧迫する企業に対して、株や債券を買い叩き、企業再生を図り利益を上げる。その投資ファンドはハゲタカと呼ばれながらも企業買収の成果を上げた。企業再生の仕方、細かい指示など読んでいて自分も会社の一員となって企業再生をしている気がする(笑)ミカドホテルはどうなるのか?下巻が楽しみです*\(^o^)/*
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ドラマがおもしろかったので手を出してみた原作本。
この内容からあのドラマに仕上げた脚本家も凄いけど、
やっぱりこの本はおもしろい。
日本現代史と経済、金融、その相関関係を文章でここまでわかりやすくできることに筆者の力を感じる。
十分おもしろかったけど、ハゲタカ2でさらに唸らされることになる。
この先の展開も気になるところ。
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NHKで大きな反響を生んだドラマ、ハゲタカの原作である。日本のバブル崩壊とそこから立ち直っていく様を銀行、投資家、企業と三つの視点から語られる。それぞれの立場の持つ責任は絡まり、醜態になる。経済を再建するためには、徹底した破壊が必要である。投資ファンドを率いる鷲津の謎の出生と日本再建、物語が走り始める後編に期待は高まる。
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バブル崩壊後、都市銀行に抱えた不良債権、そして危機に瀕した企業を買収ファンド、いわゆるハゲタカファンドが狙っていくお話。
読みやすく、なかなかおもしろい。
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非凡な主人公の物語を求めて読んだため、満足。難解な論理を平易に表記してくれたのか、その逆かは分からないが、適度に脳が刺激された印象。伏線については、本論との絡みの少なさや回収の唐突さを感じたが、オチに一定の納得感はあった。シリーズの続きを読みたい。
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バブル崩壊直後の日本を舞台に、企業乗っ取り屋である、ハゲタカファンドと呼ばれる企業の話。
アコギな商売ではあるが、必ずしも彼らが悪いとは言えず、犠牲となった日本企業にも非は大いにある。
読みやすく、下巻の展開も気になる。
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このごろ、バブルは遠くなりにけり、と思うことが増えた。それは即ち、バブル崩壊後に巻き起こった悲喜劇も過去のものになりつつあるということだ。実際、この物語の最初の山場である97年金融危機からは、早くも17年の歳月が流れている。
この物語もNHKのドラマで見たきりなっていて、自分の中ではドラマキャストのイメージが強く残っていた。生き馬の眼を抜く米系ハゲタカを演じる大森南朋と伝統ある都市銀行を守ろうとする柴田恭兵。そんな図式で理解していたのだが、筆者の言いたかったことは少し違うようだ。
熱海の温泉旅館も、栄えある伝統ホテルも、地方スーパーも、かつてのバブルの夢から覚めて、放漫経営から足を洗い、新時代に生き残る企業として生まれ変わることができない。単に金融機関に唆されて不動産やゴルフ場に走っただけでなく、我が身に甘い同族経営から抜け出すことのできない姿。確かに、こんな会社は当時まだたくさんあった。バブルの夢から覚めない旧世代の経営者では日本経済を建て直せないのではないか、そんな危機感を背景に、柴田恭兵は銀行を辞め、大森南朋はターンアラウンドビジネスを目指し、松平貴子も輝かしいキャリアを捨てる。日本経済の再生にはこういう力が必要なのだ、とでも言いたそうな筆者の声が聞こえてきたところで、物語は下巻へ続く。
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山一、足利と実際の出来事とフィクションがうまく絡んでいて、面白い。
小説のジャンルとしては難しそうだと思い避けてきていたけど、難しい用語も出てこないので、わかりやすく、楽しく読めました。
下巻が楽しみ
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池井戸潤の空飛ぶタイヤを読んで、それならこれも面白いと思うよってすすめてもらった本です。ファンドとか金融の仕組みがよくわからないがために、最初の方、飲み込むのに時間がかかりました。読んでる途中のいまでも、???なところはありますが、全体的に面白いです。下巻に突入します。
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ドラマ、映画共に大好きで何回も見ているものの、原作未読だった。
他の作品を読んで良かったので(「ダブルギアリング」)、衝動買い。
読みながら、鷲津は大森南朋、芝野さんは柴田恭平、なんて映像を思い出しながら読んでる。
バルクセールに始まる難解な用語も、何回もドラマを見ているおかげですんなりと読めて助かる。
ドラマでの鷲津より、原作の鷲津の方が、ちょっと遊び人?なイメージ。バイプレーヤーな大森さんなら、原作寄りの鷲津も演じられたんでは?
またドラマを見たくなった。
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下巻が気になる内容。素人には難しい企業買収に関する用語がたくさん出てくるが、深い意味がわからなくても読み進められる。
主人公の心理状態を読み解くのが至難のわざ。
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初めての経済小説です。
俗に”ハゲタカ”と呼ばれる外資系ファンドの社長・鷲津は邦銀が大量に抱える不良債権を安く買い叩きその何倍もの値段で売却したり、企業再建をして莫大な利益を得る。
良い事してますよ、彼は♪かつて(今も?)日本企業が抱えた闇を鋭く抉り、日本経済再生の為に身を粉にして働く人物達のお話です。三葉銀行常務の飯島、いい味出してます!
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上司オススメの本。
舞台は2000年前後の日本で少し古いが、金融機関と大蔵省、反社会的勢力との関わりあいが描かれており、バブル以降の日本が具体的に描かれている。
登場人物の背景もみられ、特徴的で面白い。