投稿元:
レビューを見る
『ハゲタカ』シリーズ第3弾。
経済や買収に疎い初心者でも読み応えたっぷりのエンターテイメント性は健在。
今作の台風の目は中国の国家ファンド。著作権問題を例に出すまでもなく、法律遵守の精神が通用しない、何でもありのモンスター相手。
『日本を買い叩く』と気炎を挙げていた鷲津に、ものづくり大国ニッポンの象徴自動車産業を守るオファーが舞い込むのは皮肉。
投稿元:
レビューを見る
自分がいる世界からは想像もつかない展開が繰り広げられて、自分の世界の小ささを感じつつも、グイグイ引き込まれた。
ただ最後はいろいろ詰め込み過ぎ感もあって、ちょっと残念な気もした。
あと芝野にもう少し出てきて欲しかった。。
投稿元:
レビューを見る
はげたかの鷲津が日本最大の自動車会社アカマの買収を廻り活躍する。「日本を買い叩く」と豪語するのは,日本に対して希望を抱けなくなっているから。本当の悪になりきれない鷲津は人としても憎めないし,何より彼の哲学に則って生きている部分は尊敬できる。大型ディールに欠かせない存在。日本を動かす仕事がしたいね。今の仕事は1企業の運命を変えること。まずはそこから。
投稿元:
レビューを見る
完璧と思ったプランの想定外をうまく切り抜けてスケールの大きな買収合戦を見事まとめた鷲津はスゴイ!鷲津の人柄もなんだかいい。こんな人が本当に実在すればいいのにな。。
投稿元:
レビューを見る
この本はファンドの買収劇をテーマにした小説だ。主人公は、鷲津政彦という日本人。1986年にアメリカ最強のファンドKKLの日本法人ホライズン・キャピタルのトップとして日本に帰国。日本で買収合戦を繰り広げ、大旋風を巻き起こした人物・・・。ちなみにこの時の話は、シリーズ初回作「ハゲタカ」、二番目の作品「ハゲタカⅡ」で描かれている。
正直、前作「ハゲタカ」や「ハゲタカⅡ」はあまりにも面白くて何度も読み返してしまったものだが、今回の作品も負けず劣らず面白い。この本・・・いや、シリーズ通じて読者を惹きつける特徴が色褪せていないからだろう。
(書評全文はこちら↓)
http://ryosuke-katsumata.blogspot.com/2011/10/mba1mboebombo-201161-2-1986kkl-1-1-11.html
投稿元:
レビューを見る
今までの作品より大きな規模で進むディールに息をのむ。
少なくとも日本を救うためにはこれ位の駆け引きをする力が必要なのか、
と現在の自分との距離を感じるとともに、やる気も湧いてくる。
オチが良いw
投稿元:
レビューを見る
ハゲタカからレッドゾーンまで、三部作全部読みました◎経済ちしきは、ほぼ皆無だったので、日経新聞がよみたくなるくらい、すごく勉強になった!鷲津とリンのキャラ設定は、ムズカユかったけど、もう一回読み直したくなるシリーズです!芝野さんは、どうなった!?
投稿元:
レビューを見る
興味深く読みきった本。
後編だが、一気に読みきった。それぞれのキャラをNHKドラマ版に置き換えていたからか、キャラクターがイメージしやすく、シーンによっては、「ニヤッ」としてしまうところもあった。
この作品を理解するには、ハゲタカⅠ・Ⅱを読んでからにしたほうがよい。登場人物の背景を知っていないと厳しいだろう。
まぁこのシリーズはおもしろい。
ハゲタカⅠ・Ⅱを読みなおしてみようか・・・。
投稿元:
レビューを見る
鷲津に翻弄されている私です。
あの人間観がやはり好きで読んでしまう。
ただ惚れてるだけ。
でも、やはり最初の方がやはり好きやったかな。いろんな事があやふやな感じやったから。今では少し明確に見え過ぎている感がある
投稿元:
レビューを見る
最初はサムライ・キャピタル対CICという構図だったけど、KKLまで参入してきて予想外のことが起きたあとに予想外の結末やったな。
「この国に守る価値があるのか」-話を読んでて、このことばっかり考えてた。
投稿元:
レビューを見る
このケレン味を楽しめれば楽しい小説なんでしょうけど…どうも文章の感じなどが好きではありません。キャラ立ちが素晴らしいので、星三つです。しかしお金持ちばっかり。バブリーな世界観です。
投稿元:
レビューを見る
日本を代表する大企業アカマ自動車を舞台に、
中国・アメリカのファンドが入り乱れる戦いに終止符が打たれる下巻。
鷲津の活躍が描かれる。
前2作までの面と向かっての交渉の緊張感・スリルは残念ながらない。
しかし、これ迄の主要キャラクターが総登場し、
国を跨いだスケールの大きな展開は、
それを補ってあまりある楽しいものであり、終わり方もすがすがしい。
更に、アランの死というずっと謎とされてきた点も明かになった。
当然、劇場版ハゲタカ原作ということもある。
是非、映像でも鷲津の活躍をみたいと思う。
投稿元:
レビューを見る
ハゲタカシリーズ第三弾。
日、中、米をまたにかけた買収劇で、スケールの大きさはシリーズ随一。全二作よりサスペンス的要素が増した気が。
謎が謎を呼ぶ展開からの、後半のどんでん返しの連続は、ビジネス小説というより純粋にサスペンスとして楽しかった。
ただ、終盤は鷲津視点の話題に集中し、中盤まで盛り上がってた様々なサブストーリーが完全にシカトされて物語が完結してしまったのはちょっと残念。芝野さんとかまじ空気w
あと中国人多すぎて名前と人間関係覚えるの大変。
でも面白かったです。連載が開始された第四弾「グリード」も楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
創業者企業や中国ファンドがよく描かれている。
が、国際規模になっているため、現実感はあまりない。
(金融不安で下火になっているが)むしろ国際ファンドが一国の一流企業を買収するという方が現実の話としてとらえられる。
内容は最後の方は入りくみ過ぎな上に、あれ、この登場人物はどうしたの?という感じ。
特にずっとひっぱっていた割に、アランの件はやけに軽かった。
投稿元:
レビューを見る
中国と凄く関係があるわけでもないが、全く無いわけでもない。共産党や国家など意識する場面もほんのちょっとしかない。だけどなんだか気になり、たまに中国関係本に触れてみたくなる。そうして取り上げたが、自動車業界を中心として鷲津ワールドが「ちょっと気になる」という範囲から大きく逸脱していた。
国家ファンドやアメリカ自動車産業を絡めながら、市場に委ねるあるいは、企業を経営するとは?といったあたりに寄せていこうという姿勢が本書からも感じられた。
一応芝野も中小企業の再生を担当とするとして出てくるが、あまり絡みはない。誰かの甥や姪といった展開は途中途中で刺激にはなるが、全体の流れからはあまり関係ないような気もしたが、小説としては必要なのかもしれない。