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役者・堺雅人さんの頭のなかを覗き見できて楽しかった。
頭が良い方の話って面白いな。
もっと好きになりました。
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共感する、なんてエラそうなことは言えないけれど、自分が普段ぼんやりかんがえていることを堺さんがうまく見つけてうまくことばにしてくれたような気がします。
まさにいつも感じてる!これこれ!でもとりとめもなさすぎてコトバにもしてなかったの。でもこれ!みたいな(笑)
絶妙なところがひらがなにしてあって、堺さんのセンス(かどうかわからないけど)感激でした。
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単行本を文庫化。それにともない内容が若干変更されています。各文ごとにあった写真がなくなり代わりにダ・ヴィンチで掲載されていた写真に。インタビュー・長嶋有氏、宮尾登美子氏との対談を新たに収録。
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人柄がにじみ出ていて、温かく、ユーモアがあり、真面目で、少々むつかしく考え過ぎのところが、とても面白かった。
また一つ、エッセイの良さを感じる本をみつけた。
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4月1日読了
いつも、色んな事を考えている人なんだろうなと思っていたら、その通りだった。ただ、もう少し意地悪だったり、もしくは斜めに構えたり皮肉を言ってみたりするのかと思いきや、そんな事は全くなく、答えの出ないこともぐるぐると、客観的に、謙虚に言葉を綴る人らしい。大好きな俳優さんを、身近に感じられた、そんな一冊だった。
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俳優でこれだけの文章が書けるとは、才能がありますね。
語彙も豊富だし、自分の言葉にする力を持っています。
いろんな役をするたびに、その役柄をとことん考えている姿勢が役者魂ですね。
タイトルとまとめ方にこだわりを感じます。
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初エッセイ。俳優、堺雅人が「演じる」ときに考えること。
作家の宮尾登美子氏、長嶋有氏との対談、蔵出しインタビュー&写真も収録。
「休みのときはいつも原稿のことを考えていました」
俳優・堺雅人によるエッセイ集。
とても読みやすく、テーマにこだわりってときに熱く、ときにゆる~い文章であるように感じた。
大河ドラマ『篤姫』出演中のときには「品」というものについて言葉の成り立ちから考察していたりする。
鞄に原稿を書くための道具を入れ、持ち歩いているそうで小説も書いてほしくなりました。
文庫版でのあとがきでは、本をボロボロにしても構いませんということを、素人作家目線ながら謙虚に伝えている。
第2弾も出ているとのことで、半沢直樹を演じたときの心境が書かれているのだろうか……。
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「演じる」ときに考えることを中心に、日常のあれこれを俳優・堺雅人が自ら綴ったエッセイ。
まるで俳優・堺雅人の頭の中を覗いているみたいで面白かった。雑誌の連載をまとめたエッセイ集であるが、その時々に出演していたドラマや映画について感じたこと、考えたことをそのまま綴っている。“そのまま”なので、横道にそれたり最後までまとまらなかったりすることもしばしば。大河ドラマ「篤姫」に出演していた時は連載3回に渡って「品」について考えて、やっとぼんやりとした答えがでてきたという具合である。しかしヒントを得ようと様々な文献にあたり考察を重ねているところに、真面目で勉強家である著者の性格を伺える。特に本は幅広いジャンルをたくさん読んでいるようだ。出演する作品の原作だけでなく原作者の他の作品や、早稲田大学演劇研究会の出身だけあってスタニフラフスキー、世阿弥、詩集や歌集、その他古典文学から最近の小説まで、さらには邦訳が出ていない演劇の入門書まで読んでいるようである。それだけ内に蓄えがあるから味のある演技ができるし、エッセイまで書けてしまうのかもしれない。
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堺さんの素直で謙虚な性格が滲み出たエッセイだった。それぞれのテーマが、漢字一文字になっているところにセンスを感じた。
品とは何かについて、私もたまたま同じように考えていたので、何だか親近感さえ覚えた。一見どうでもいいような事でも、深く追求する姿勢は是非見習いたい。
今度堺さんの演技を観るときは、また違った視点から楽しめる気がする。
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【俳優、堺雅人が「演じる」ときに考えること】大きな話題を呼んだ演技派俳優の初エッセイ。新たに蔵出しインタビュー&写真、宮尾登美子氏との「篤姫」対談と出演作品年表も収録。
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ご本人がきちんと書いたということがわかります。
お忙しいのに、
よく書くお時間を見つけられたと感心しきりです。
芸能人の方が書かれた本は、たいてい読んだあとに
「時間のムダだった」と後悔しがちなんだけど、
これは読んでよかったし、
ますます堺雅人さんが好きになりました。
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半澤やリーガルハイからじゃないんだ!新選組!の山南から好きなんだ!
ということで、新選組や篤姫の撮影に臨まれていた頃のことが綴られており、ファンとしては非常に嬉しい。読み物としても、やわらかで誠実な文章がとても心地よい優れたエッセイ。
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等身大の堺さん自身の視点で書かれている文章。ほどよく仮名がまじっていて
それでも読書人というのが沸々と伝わってくるお話にしびれました。
役者として、舞台人として、読書好きのぼーっとした一介の人間という様々な視点から憶することなく
そのままの言葉で伝えてれた感が
最高。
ホントたくさんの引き出しがあるひとのんだなぁと。
肩肘張らないで楽に読めたエッセイ。
買って常に手元に置いておきたいって思いました。
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「じゃあ、何はツマラなかったのか?」と問われると答えたくありませんが、「俳優さんの身辺雑記」というジャンル?の文章の中では、大変に面白い本でした。
どの辺がどう面白かったのかと考えると…。この本に含まれていなかった要素、で考えると。
●「私って/俺って、こんなに普通じゃないんです」的な自慢話。
●自分の身の回りの人や自分のことを、「一杯のかけそば」的人生訓感動話に持って行く安易さ。
●ヤンキーの兄ちゃん姉ちゃん的な「当たって砕けろよ」「最後は気合いだよ」「俺は私はそうやって成功したんだよ」という…ヤザワ成分とでも言うべきもの。
●やたらと周囲あるいは目下あるいは年下の人々や世相に対する上から目線な説教精神。「電車で席ゆずれよ」レベルの事から、文明論とか日本文化論めいた言い草になるような、「道徳の授業的ツマラナサ」。
…こういった要素が無いんですね。
確実に、書いている堺雅人さんも、「そういうのはいやだなあ」と思っている気がします。
なので、基本は「私が最近した仕事」とか「私の生い立ち」などから始まる文章なんですが、そこからちゃんと、「脱線」するんですね。
その仕事をきっかけにこんなことを考えたり思ったりしました、というお話になっている。
そして、それがちゃんと「まとまらずにぼんやりと終わる」という誠実さ。
それは、「明治時代の人と自分はずいぶん違うなあ」とか「中国の人は美味しいものを食べることに拘る人が多い気がするなあ」とか
「品が良いってどういうことなんだろう…と考えだすと難しい」というようなことだったりする訳です。
知的好奇心というのは、こういう雑文?というものの一つの鋭利な武器だと思います。(そういうのに一切関心が無い人はこういう文章をあまり読まないから(笑))
で、陥りがちな「ほら、俺って、私って、知的好奇心もっちゃうタイプだからぁ」みたいな、下品な筆にならない(笑)。
普通に謙虚なんだろうし、「下品なコトしたくないなあ」と感じて生きてるんだろうなあ、と。
で、当たり前ですが「あの有名な俳優さんはこんなこと考えてるんだ」とか「業界ってこんな感じで仕事してるんだ」という、買い手側の欲求もそこそこ満たしてくれています。
(まあ、そういう欲求が無いと、根本的にこういうジャンルの本は商品として誰も作りませんからね…)
それでもって、「へー、そんな本があるなら読んでみようか」とか「あ、その作家さん読んだことないから面白いんなら読もうかな」と、正直に僕は思わされました。
だから、「仕事の様子チラ見せファンサービス雑文」であると同時に「薄味の読書のオススメ文」でもあるんですね。
きっとそう受け止められれば、堺雅人さんとしては、「してやったり」なんだじゃないかなあ、と思いました。
ホントに正直、思ったより面白かったです。パチパチ。
別段、「読書家」という訳じゃなくても、「本を読んで夢中になる楽しさを味わったことがある」「色んな本を読むのもいいよなあ」と思える人で、���優・堺雅人さんのことを少なくとも嫌いではない人は、読む価値がありそうですね。
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ブログに掲載しました。
http://boketen.seesaa.net/article/416107683.html
テレビ雑誌に4年間連載した文章をまとめた一冊。
随所にするどいものの見方や、冴えた感覚がでてくるのだが、それをむき出しにはせず、やわらかい言葉でくるんで着地させる。どこかこの人の演技に似ている文章だ。