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【千華子を人質にとられ練は、ニコと名乗る少年から危険なマヤの儀式への参加を強制された。それは生死をかけて争う苛酷なレース。刻一刻と過ぎる時間。制限時間まで残りわずか―。しかし、そのとき国全体をさらに揺るがすとんでもないことが起こった。神は二人を見捨てるのか。兄妹は再会できるのか。そして家族は?】
前半よりはずいぶん面白くなってきました。
練の年齢とはかけ離れた精神力と身体能力には少し無理があるのでは?と思いながらも、十分楽しめました。
そしていつもと同様、ニコのようなキャラクターにはまりました(笑)
ニコの設定にもかなり無理があったように思えましたが、
こういう話はそういう事を考えずに読んだ方が楽しいですよね。
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謎の少年と主人公の少年の関係が良いです。
信じるにはまだ関係も浅く、疑えそうな部分が多すぎる相手なのに。
それでも広いジャングルの中ではその少年しか頼れない…という!
謎もどんどん明かされていき、上巻では身勝手な母の印象しかなかった母親のイメージが変わります。
お母さんは強い!
なんだか出てくる人物それぞれに愛着がわいてきます。
読後感が爽やかです。
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密林にヘリから落下した練と千華子兄妹。
マヤの遺跡を目指してサバイバルが始まる。
異様な轟音と巨大な人工の建築にぶつかり、どこからともなく現れた少年ニコに助けられるが…
ジャガーのいる地下洞窟での成人儀式への参加を強要される。
一方、火山の噴火も始まり…
どう広げるのだろうかと思っていたら、描ききりましたね〜映画のような大冒険活劇!
新生G国の登場と、家族それぞれの特技を生かした健闘、子どもが大人になっていく〜なかなか夢のある展開。
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フィクションなのにノンフィクションのような感じがして、ドキドキワクワクする冒険ものとしては結構好きなほうの作品
祖父のエピソードや千鶴子の話もおもしろい。
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中学生と小学生の兄妹が密林の中に落ちてしまうだなんて、発想からして意外なストーリー。
でも、家族の間の問題もしっかりと書いてあるし!
少ししか登場していないけど、主人公の祖父が印象に残ります。
物事の根底をきちんと見極めているなぁって
最後の展開がまた以外で、下巻にはどんな状況がまっているのか楽しみです!!
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スゲー!!!超面白い!!
なんかガダラの前半〜中盤部分を
思わせる大冒険小説。兄妹が何度も
過酷な目に会い、何度も挫折と絶望を
味わう辺りはもう止めてあげて!!
と切に思うくらいのめり込んだ。
全ての人物設定(特に祖父!)も完璧で、
ボリュームを気にせず、グイグイ系。
やっぱりこの人のものは読んでみないと、
当たり外れが分からん!
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ついに完結。といってもぐいぐい話が進んでいくので上下巻なんてあっという間でした。
この二人の思考が小中学生ではなーなど上巻から思ったものですが、千華子の部屋から出るか出ないか疲れた動けないなどと時折子供らしさが見れたように思います。
千鶴子がおいしいところ持っていきましたね。千鶴子すがすがしい性格なのだとは思いますけど、あんま好きになれなかったです。
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熱帯雨林で日本語を話す少年、ニコが登場したあたりから物語が怪しい方向へ行っているかな〜と思ったけど最後で納得。最後の終わり方が良かった。
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子どもってこんなにしっかりしてるかなー?と思いつつ読みました。
最後の展開が速すぎてちょっと拍子抜けした部分もありましたが、最近の恩田作品で多い、最後でアレっ?っていう感じはなかったかなぁ。
上下あわせて思い返すと、面白かったです。
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いやあ、次々とありえない展開が。。
トラ(豹だっけ)との死闘はなかなかスリルがありました。
山火事の中での妹救出場面など、もはやありえなすぎ
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上巻は徒歩だったのに、転がり落ちるくらいな展開の下巻。
何故ここで視点が変わりますか!? と叫びたくなる事多数。
ようやく出会えた、と思ったらまたしても離れ離れ。
間に合うのか間に合わないのか、本当にどきどきしてました。
まったく関係ないですが、おじいちゃんがすごいなぁ…と(笑)
満足、というよりすごいの一言でしか表せないものでしたw
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相変わらず立派な中学生と小学生。
でも、さすがにウマイな~と思いながら読了。
ウマイ人が書く冒険モノは迫力もあって面白い。
他の作品と比べると意外な内容で、良かったです。
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上巻に続き下巻も一気読み。
ありえないだろー!という展開ながらも、読むのを止められない感じ。
恩田さんの作品の中ではきれいにまとまってると思った。
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初めての作家だったので新鮮に読ませてもらいました。現地取材無しでこの本を書かれたとのことですが、なかなか臨場感がありました。マヤ文明を覗いて見たいような気に・・・
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家族で中米のG国へと来た練と千華子は、クーデターに巻き込まれ移動中のヘリコプターからジャングルに落ちてしまう。樹々と暑さと湿気に囲まれた中でのサバイバル。ようやく辿り着いた遺跡で生死を賭けた成人の儀式に参加させられるのだった。
次から次へと災難が降り掛かってくる中を、兄妹が協力し知恵を出し勇気を振り絞って乗り越えていきます。何度も挫けそうになりながらも、踏ん張る姿に応援したくなります。
ノリとしては少年まんがですね。引きの強さもそういう感じです。しかし恩田陸は懐が深いですね。色々な作風で攻めてくるので、読むたびに新たな魅力に気付かされます。今作ではキャラクターの持つ魅力に惹かれました。練と千華子の兄妹はもちろん、謎の少年ニコも素敵なんですよね。多少強引なところもあるけれども、それも含めて楽しみました。