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恩田作品と分かっていながら・・なかなか進まない感があった。が、人間追い込まれたときの状況、誰を思い出すのか、読み進めていくうちに深いな~と引き込まれる。
あとがきに、「上と下」と間違われると書いてあったが・・・・ココを読むまで自分自身もそう勘違いしていて、『思い込みって怖い』と、物語・現実をひっくるめてしみじみ。
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「そうだ、やっぱり世界は俺たちのものに違いない」
恩田作品にしてはめずらしくハッピー・エンドでしたが、まあこんな色々うまいこといかないだろっていうのが正直なところ。
あと↑の台詞が男の子のものだってことも、別の恩田作品で男性社会に生きる女性の「世界は私たちのものではないんだ」みたいな台詞と合わせて考えると何だか皮肉。というか憎たらしい。
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話の内容としてはこんな状況起こらないだろうけど、実際に自分がこのような状況に置かれたらどうするだろうと…。作者が現地に行かずに書いた作品で、ちょっとリアリティに欠けるところが随所にみられるけど、読み物としては面白かった。
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面白い!ドキドキわくわくした。お兄ちゃんが閉じ込められた?建物の構造を頭の中でイメージするのに苦労した。一応できたけど合ってるかわからない。
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面白いんだけど…。
面白いなって思うまでが長い。
主人公の何でもできる感が最初はうそっぽいし妹がパニックにならないことの言い訳が 母親の性格による…みたいな 非現実的な感じが 最初は読み進めにくく思った。
中盤は こう何だからこうなの!!と説明したからね!!みたいな書き方に読みながらあきらめたようなところが…
冒険に放り出されてからの兄妹は面白かった。
この長さでもさすがの文章 2時間での読破。非日常へ飛び出すには 今の日本 少しは非現実的な設定しかないかぁと思った。
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最後ちょっとハッピーすぎる気もしたけど、ファンタジーだと思えば納得できる。小学校高学年くらいなら楽しめるかな。
それにしても、母があまりに自分勝手すぎる。でも最終的に良い母になるのかと思ってたら、変わってないしー!!
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2010.05.21
なかなか面白かった。
それぞれの場面が、短いスパンで切り替わるのが、なんとももどかしいような、上手くやられた感があった。
一つ疑問が残ったのが、ニコが東京へ行ったら、どうして練を知っていたか教える、と言っていたのに、その答えがなかったように思うのだけど・・・。
工場がかなり有名でそこで知っていた、っていうことだったのかなあ。
しかし、思考とか会話とかを読んでると、本当に中学生と小学生?って思う場面が何度もあった。今だからこそそう思うのかな。それぐらいの考えは自分も持ってたのかなあ。
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「世界はやっぱり俺たちのものに違いない」
上巻とは打って変わって次々と変化する状況に
ハラハラどきどきしながら一気に読めます
恩田陸の小説はぶっつり終わったり
あいまいに終わったり…とかいろいろあるのですが
(もちろんそこも魅力のひとつなのですが)
この本はきちんとすとんと終わるのでさわやかです
可能性はたくさんあると信じることできるラストです
でも結局何が「上」で「外」だったのか分かりませんでした…
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ザ・冒険小説。
熱帯雨林に文字通り放り出された兄妹が
古代遺跡に囲まれてサバイバル生活を送っていく。
それだけでも面白いけれどさらに親子の確執とか
クーデターとか厚いバックグラウンドが効いています。是非。
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後日譚がちゃんと描かれていて、にんまりしました(笑)すっきり。
ニコもすきだなー(笑)
じいちゃんもすき!レンとじいちゃんの再会シーンでは、また、目頭が熱く…。
賢の立場は…とも思っちゃいますが。まあ身から出たサビか。
それを言えば、千鶴子の、レンに対する配慮のなさが、もう。ひどいと思う。そこ、救いはないの?(笑)
ひとりの人間って、やっぱり、そんなものなのかな。言ってもみんな、フィクションのなかの、存在しないキャラクターなんだけど。
ニコがなんでレンを知っていたのかが大変気になります。
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上巻読了後、すぐに下巻にチャレンジ。
面白かった。4,5時間一気に読んでしまった。
予想外の展開に最後まで振り回され、「結局どんなテーマを扱っていたと言えるんだろう?」と若干疑問に感じつつも、「小説は面白いか、面白くないかが一番大事!」と自己完結。
上巻から引き続き、不思議な舞台設定、ストーリー展開に少し戸惑ったが、読むことが全く苦にならない。その理由一つに、恩田陸さんが登場人物の関係と彼らのその時々の心理を丁寧に繊細に書いていることにあると思う。今回で言えば、錬と千佳子。家族の関係に微妙な違和感を抱く描写は、両親の関係や態度を敏感に感じる姿が鮮明だったし、地下都市で儀式に参加している時の恐怖と勇気が入り混じった感情もすごい伝わった。真夜中のピクニックでもそうだったが、そうやって彼らが苦しい場面に直面し、葛藤しながらそれを乗り越えていくのを見て、彼らに感情移入して、好感を抱くようになるんだろうなと思った。
読んで悔いなし。恩田さんの本は定期的に読みたい。
常野シリーズの新刊出ないかな…
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ブログにレビューを書きました。
http://yo-shi.cocolog-nifty.com/honyomi/2010/11/post-492c.html
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マヤ文明を囲むジャングルを舞台に、「家族旅行」の最中に
クーデターに巻き込まれて離れ離れになった親子の過酷な運命を描く物語。
離婚してすでに父と息子、母と娘に別れて暮らしている家族。
考古学者の父親の元にみんなで集まったという、まさにその時に
家族の絆が完全に失われかねない出来事が起きてしまう。
そんな中、滞在最終日にヘリで遺跡に向かう途中に
息子(練)と娘(千華子)がヘリから落ちて密林の中へ…
そこから奇跡の生還を果たすまでのサバイバル物語かと思いきや、
「クーデター」もただのきっかけで終わらず、物語の展開に
重要な意味を持つことになっていく。
練と千華子が巻き込まれた本当の事象とはいったい何なのか。
そして、彼らは無事に親たちに再会できるのか。
再会できたとして、「家族」に戻れるのか。
物足りない部分、理由に納得がいかない部分などがいくつか
あったものの、全体的にはとても面白い冒険小説でした。
タイトルの『上と外』にも納得。(上と下ではない。)
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最後の再会あっさりすぎです。。それなりに楽しめたけど冒険活劇としてはハラハラドキドキが少なかったかな。
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冒険小説~ファンタジーへ。恐ろしくしっかりした小中学生兄妹だなぁ~。
毎朝玄関掃除をし、社員と一緒になって働く会社の社長に対する評価が、日本と海外とでは異なる(日本では謙虚ですばらしい社長。海外では、他の仕事をして、社長としての仕事をしない社長)ことを引用し、チカに賢パパが言ったことば。
「要するに、「よい」「わるい」というのは一つじゃないてことさ。チカは常識のある正義感の強い子だけど、物事はいつも幾通りもの見方があるって覚えててほしいな。腹がたったりムッとした時は目の前に起きていることに他の見方がないかちょっと考えてごらんよ。」