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自分で推理はしない(貴族なので推理という労働はしないのだ)貴族探偵対女探偵。短編5編。前作読んでからだいぶ経つので、貴族探偵てこんなんだっけ?と考えつつ、女探偵が不憫な感じ。
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まさかコッタボスが実在していたなんて……。
「貴族探偵」の続編。こちらも連作短編集です。
面白かった!!
駆け出しの探偵・愛香の視点で丁寧に、事件の手掛かり(どれもとっても魅力的!)が拾われていき、そしてお楽しみの推理ショー。
それだけでも楽しいのに、愛香の推理はいつもハズレ(ハズシ方も様式美。面白い)、その場になぜか居合わせている貴族探偵による真の解答編が始まる。
麻耶ファンとしては、愛香の師匠があの人だったら?この人だったら?と、以前のシリーズから想像してみるのも面白かったです。
5本目の愛香の推理に電車の中で吹き出してしまいました。
ユーモアまで磨いてしまった麻耶さんの今後のご活躍が楽しみでなりません。
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前作よりも、作品の個性が、分かりやすい。女探偵という対立関係があるから。
本人は何もしないというアイデアが良いなあ。
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新しいキャラクターの女探偵の存在が見事にハマってた。女探偵と絡むことで貴族探偵のキャラも際立って、前作の不満が解消された感じ。
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貴族探偵は同じキャラながら、今回は女性探偵が登場。毎回閉鎖状況で出会うというありえない設定の上、毎回殺人事件に巻き込まれ、さらには女性探偵が推理をして犯人として貴族探偵を名指し、それに対してお馴染みの貴族探偵の雇われ人たちが真相を指摘するという展開。しかし、それはそれで面白いし、ロジックも良くできている。今回は話が半分、二人のキャラの面白さが半分ということで、気軽に楽しめる。ほかの作品よりもユーモア度が大きいかな。
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イライラさせられるのに運転手の佐藤とメイドの田中が好きでつい読んでしまいました。
けど『なほあまりある』でちょっと貴族探偵のこと見直したりして…いやいや。
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麻耶さんの読み残し消化。
多重もので、穴のある推理と、ごり押しの推理。
パターンの繰り返しで、最後は、解決部分だけ読みました。
できれば、女探偵だけの話を書いてください。
普通の話になるので、難しい?
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前作よりも面白かった。キャラ性が前面に出てたせいかな。
これで次回、女探偵が貴族探偵の使用人としてしれっと登場したら笑う。他の使用人たちピンの話なんかが出ても面白いかも。
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麻耶さんカテゴリ作ったら何冊くらいになるかなー。
ってくらい最近、麻耶さんばかり読んでいる。
愛香ちゃんがんばって!!とずっと思いながら読んでいた。
基本的に、事件が起こる→最初に愛香ちゃんが少し誤推理
→貴族探偵(の使用人)が正しい推理。
という流れ。
最後の話で見事愛香ちゃんが推理をするんだけど
それすらも貴族探偵の手の中・・・という。
ああ、とにかく愛香ちゃんがんばって!!
少し話しがずれるけど、化石少女と似てるなと思った。
愛香ちゃんが指摘する犯人が必ず貴族探偵であるという点が、犯人は必ず生徒会役員であるという点と。
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紅茶片手に読むのがちょうど良い
推理をしない名探偵と女性探偵の推理対決を描きます。前作にも増して貴族探偵の意地の悪さが目立ち、空回りする愛香に同情したくなりますが、推理には疑問の残る点が多々見られるため、経験の浅い新米探偵らしさが出ています。対する貴族探偵も穴のない推理かというと案外そうでもなく、うまく丸め込んでいる印象を受けます。
フォームにブレがないのはいいですが、同じ展開が続くのでやや単調な気がしました。そんな中、前作「こうもり」を彷彿とさせる「幣もとりあへず」は2度読み必至の仕掛けが施されています。最終話「なほあまりある」の締めくくりもなかなかです。
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『貴族探偵』の続編。連作短編集。
著者らしい、少しブラックな物語。
女探偵さんが、応援したくなる魅力的なキャラクターで好印象。
最終話「なほあまりある」は、連作短編という形式を利用した、捻りのある結末が面白い。
貴族探偵・女探偵・女探偵の師匠・貴族探偵の使用人の比較によって、「探偵」とは何かを問いかけて…いるのか?
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今回は、なぜか貴族探偵と一緒に事件にも巻き込まれる女探偵が主人公。
貴族探偵がかなりキザで、むさ苦しい見た目に描かれていて、前作で想像していた貴族探偵のビジュアルが崩れてしまった。
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まさかの貴族探偵の続編。なんと女探偵こと高徳愛香が主人公の本作。大技も炸裂する、麻耶雄嵩らしい?連作短編集。
「白きを見れば」
とある証拠に納得できないとか強引だとかそんなものは麻耶作品には通用しません。解決したらいいのです。貴族探偵の登場の仕方といい、最高のスタートダッシュを決める。
「色に出でにけり」
本作の趣向がわかります。苦笑い…
タオルに関する謎の解決が目から鱗。動機も納得。ただ、犯人はそれでいいのか…〇〇〇〇だけだぞ。
「むべ山風を」
ややわかりづらいのが残念。手がかりの選択が秀逸。
「幣もとりあへず」
本作一押し。歓喜してしまうほどのトリックの妙。
これは騙されること確実。跳躍した推理に読者も登場人物もタジタジ。
「なほあまりある」
非常に全うな?推理。女探偵の成長。なんてことはない。貴族探偵の掌で踊らされているだけだ。
ドラマ化です。貴族探偵を含め、何作か実写化不可能な気がしますが果たしてどうなるのか…
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前作を読んで、ドラマ見て、全然違うやんって思ってたら、こっちのドラマ化だったんだ。いや、ドラマそのまま。と云うか、そのままドラマ化。原作読んでもうざいわ、愛香・・・
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さよなら神様とあやしいおじさんでちょっと敬遠していた麻耶先生だけどドラマが面白かったので読んだ。最後愛香ちゃん良かったねーと思っていたらラストでこの本の構造がわかって大変すっきり。麻耶先生の本はどうやら根が深いみたいでうかつなことは言えないけど、今回の本は楽しく読めた。