電子書籍
音楽文化論入門書として最適
2020/02/26 22:30
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投稿者:Whack-A-Mole - この投稿者のレビュー一覧を見る
早稲田大学教授の小沼純一先生の本です。
音楽文化論入門書として最適だと思います。
この本を読んで、音楽文化論に興味を持つことができました。
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音楽とは何ぞや、という定義本でした。しかも最終的には宇宙と交信系だったし。だめだ・・
音楽と消費の関係を知りたかったのですが、求めたものはこの本にはありませんでした。
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[ 内容 ]
カラオケする親子、ヒーリング系にひたるビジネス(ウー)マン、ウォークマンの若者、ゲーム音楽にノル子供、そしてBGM…。
いまや公私の生活環境すべてに多様で膨大な音や音楽が充満している。
これはどういう事態なのか?着メロは音楽か?
旧弊の西欧近代芸術観から思いきり自由になって、私たちの音体験全体に問いかける新しいアプローチへ。
もっと豊かな「音‐楽」ライフのためにいま、音楽文化論の冒険が始まる。
[ 目次 ]
音楽の輪郭/へり
音楽と「場」(メディアあるいは「いつでも‐どこでも」;「いま‐ここ」あるいはノイズ)
「作品」を疑う
誰から誰へ?―音楽の署名/宛先
音楽のプロ/アマ?
視覚的なものと音楽の密接な関係
身体と音楽
生命と音楽
音楽の倫理― 消費を越えて
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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音楽がいたるところに溢れる現代の、音楽の多様なありかたを考察した本。
音楽と身体性の問題や、視覚的なものとのかかわり、音楽と非音楽の境のゆらぎとか・・・興味深いトピックがたくさん拾われている。
ただ、それぞれトピックとしては面白いけれども、どれも何か新しい認識を得たというほどのものはない。
こちらが充分受けとめきれていない部分があるのは承知ではあるけれど。
現代的な音楽のトピックのインデックスだと思って読めばよいのかな?
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切り口の多様性、それら一つ一つが興味深い。個人的には「音楽の倫理」の章と「音楽のプロ/アマ」の章が面白かった。
内容が多岐にわたりすぎて、それぞれがちょっと深いところまで切り込めてない気もするけれど入門書的な感じで読めば全然OK。
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エシックス(ethics)は倫理という意味で、この本に書かれていることは音楽を聴くために必要な教養ではなく、「音楽」に関する事項の何と何を関連づけ、何と何を分けて捉えるかという、まさに倫理。
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博覧強記ゆえに一種ブック&CDガイドに終始してしまっている。肝心の論旨が非常に浅かったり省略してしまっていたりはなはだ消化不良になる。データをしこたま抱えた引きこもりのオタクがいったん評論や主張など外部に触れる必要になったとたん、もごもごと口ごもっているかのようだ。タイトルが悪い。
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文脈によって音楽は変わる
全感覚的なもの マーシャルマクルーハン
『メディアはマッサージである』
音楽の生活化 「よそ」への通路
日常とのコントラストをつくるもの
現在は「ここ」にいるのだけど、「ここ」からわずかでも「よそ」にいっている、あるいはいける、無意識にでも、その状態を作っておくこと。
音楽とはなにか
人間の内なる者の発露として捉えるか、あるいは宇宙の調和を人間に知らしめるために神が送ってきた音なのか
ザトウクジラ 根っからの作曲家
痕跡を残さないところにこそ、音楽の責任はあり、それを「聴く」ことにおって捉えてゆく、考えていくことが音楽の論理
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いや~面白かった…んだよね??何か、いろいろなテーマが出てきては通り過ぎ、出てきては通り過ぎ…で、とっちらかった印象。一つのテーマが深まらないままなので、哲学を齧った身としては物足りない。
それこそ、音楽でいえば「フックがない」文章…。
クラシック界でいうところの「現代音楽」の解説としては興味深かった。