電子書籍
コバルト文庫
2019/05/24 15:42
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投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
権藤家の4姉妹と小梅おばあちゃんのストーリー。
コバルト文庫が好きでかなり集めていましたがこの作者の作品が特に好きでした。
蕨ケ丘物語は小梅おばあちゃんのお話が特に気に入っています。
紙の本
氷室冴子さん…
2022/08/11 10:27
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
懐かしい氷室冴子さんの作品を再読中。
都会と田舎の価値観がぶつかる展開を楽しく読ませるのがさすが。
ラストがちょっとモヤッとする。
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「なぎさボーイ」「多恵子ガール」「北里マドンナ」と合わせて読んでほしいっ!だって三四郎くんの成長ぶりがわかるんだもの〜
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うわ〜〜〜〜、これ、まだ売ってるんだーーー!!!!
氷室冴子の隠れた名作。と、私は思っている。
自分も道産子なので、余計共感するのか?
今(時代、年齢ともに)読んでも、十分楽しめる作品。
追悼読書をしたい、という念願叶った正月だった。
著者には是非、「小梅おばあちゃん」になるまで元気でいていただきたかった。
あとがきを読んで、少し泣きそうになりました。
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田舎町の、お嬢様が巻き起こすラブコメやら、プチ・ミステリーやら、おばあちゃんの第二の青春やら。
やっぱり、氷室さんはストーリーテラーであり、情景を書くのも素晴らしく、尊敬する作家さんなのです。
うまいよなあ。
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全員「己が大事!」という主義の小説。
それぞれのワガママを突き通すところが痛快。
陰謀編とか下手なミステリより面白いと思う。
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ん10年振りに読み返してるけど、勢いがあると言うか、マンガちっくと言うか、楽しかった?
あとがきの最後の一文が哀しい………小梅おばあちゃんは50年後の私の姿じゃないかしらん……って。
今更ではありますが、ご冥福をお祈りいたします。
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お家の跡継ぎ騒動の話である。ふつうは跡継ぎになりたがる話になるわけですが、この蕨ヶ丘物語は、跡継ぎを逃れようと姉妹がそれぞれ策を練るのです。キャラクターがはっちゃけてておもしろい。氷室さんの会話調の文章は読んでいて痛快です。
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懐かしい。
小・中学生の頃、コバルト文庫にはまってたっけ。
そんな中でも氷室冴子さんが特に好きだったなぁ。
これは、最近思い出して、中古で買い求めたもの。
大地主の家に生まれた4姉妹が、家を継ぎたくないがために、駆け落ちしたり既成事実を作ったり…という話。
子供の頃は「?」と思っていたことも、今読めばわかったりして、懐かしさとともにまた新鮮におもしろかった。
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表紙と題名にあまり期待してなかったのですが…、読み始めて改心。
この、屍鬼か、いなか、の、じけんかと突っ込みたくなる田舎ぷりは大好きです。
2話目が文句なく面白いのですが、後継ぎは三女がよいよなぁ。
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図書館でやっていた古本市で見つけた拾い物。
氷室冴子、1984年の作品。
北海道の田舎町、蕨ヶ丘の名家、権藤家の姉妹たち、大奥様である小梅おばあちゃんの物語。
当時何度か読んでいるし、山内直実によるコミック版も読んでるので懐かしく再読しました。
「頭がピーマン」とか「蛍光芳香ペン」とか、ボーイフレンドの顔を「ひと昔前の寺尾聰」と評したり、時代だなあ。
氷室冴子ってこういう「田舎町の名家のお嬢様」みたいな世界観をつくるのがほんとにうまかったんだなとあらためて思う。一種のファンタジーだよね。
『クララ白書』を再読したときに妹とこの『蕨ヶ丘物語』の話も出て、「おばあちゃんが『舞踏会の手帖』をするのをよくおぼえている」と言ってたんだけど、今読んでもこの話がいちばんおもしろい。
あとがきで氷室冴子が
「小梅おばあちゃんなんて、あれは理想そのものだな。
あれはきっと、五十年後の私の姿じゃないかしらんなんて、ひとりで悦に入ってるんです。そう、思いません?」
と書いていて、ちょっとしんみりする。
巻末のコバルトシリーズ目録には田中雅美、久美沙織、新井素子ら当時のおなじみのメンバーのほか
佐藤愛子『青春はいじわる』
南英男『ペパーミント・ラブ』
片岡義男『こちらは雪だと彼女に伝えてくれ』
アーシュラ・K・ル・グイン『ふたり物語』
風見潤・編『海外ロマンチックSF傑作選 たんぽぽ娘』
などが並んでいてラインナップの豊富さにびっくりします。
以下、引用。
203
あたしゃ、こう見えても、大正一年生まれなんだよ。明治生まれじゃないんだからね。
昭和の初めにモダンガール、モガと言われたのは、このあたしの世代なんだ。
ヘリオトロップの香水を漂わせて資生堂パーラーに行って、アイスクリンを食べたねぇ。
粋な黄八丈をシャリッと着こなして浅草に出かけ、水飴をなめながら夜間遊園地(ルナパーク)で見世物を見たものさ。花屋敷遊園地で、メリイ・ゴオ・ラウンドにも乗ったねえ。