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教師が生徒をイジメた結果、自殺した事件があった。ジェインも石版を落としただけなのに先生が、なんと仲間はずれにするよう指導するのだ。もし、自殺した子供が、これを読んでいて、「自分の状況は特別ではない」と知っていたなら、抵抗する言葉が見つかったのではないか。
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うーん。。。
なんか納得いかないっす。
あまりにもご都合主義的に読めてしまう。
現実ならまだしも、小説でこういう偶然が起きてしまうとかなりひきますよ。
放浪した末に助けてくれた人が親戚だったって?
狂人の妻が放火した挙句、身を投げて死んでしまったって?奥さん死んだらいいんだ。放火したの本当に奥さんなのかいな。セント=ジョンはどうすんのよ。
どうせならインド行けよジェイン!
行って殉職する瞬間にロチェスターに会うとかのほうが面白いよ。
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ロチェスターと再会してからの展開が早すぎ&こじつけすぎかな・・・と思った。ロチェスターの視力が回復するし、ハッピーエンドすぎる。それでも読む手が止まらなかったのは、面白かったからなんだろうな。
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2009.03
表現が詩的。登場人物の台詞がきらきらしていて長いので、ちょっとあきるかも(同じ長いのでも、赤毛のアンは全然気にならないというかむしろ好きだけど)
「嵐が丘」に方がぐいぐい読めるけど、こちらの方が後味が良くてほっとする。若干、都合よすぎ?な点もあるけど。
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面白かった!
最後まで読んでみて、「ああ、訳が秀逸だったのだなあ」と気付いた。
かの有名な一節、「読者よ、わたしは彼と結婚したのだ!」が、かくも丁寧に控えめに語られていようとは。
ジェインの口調は終始敬語が貫かれているし、それは彼女が持つ荒々しい人格を隠し礼節を弁えているという美徳を際立たせている。
正直に言おう。下巻を読んでいる時点ではもう、ジェイン・エアを嫌う気持ちはなかった。というか、好きだった。
原文で読んでも同じ感想を持ったかはわからない。このひとの訳したジェイン・エアが好きだ、ということだ。
展開も波乱に見舞われ、狂った妻の登場、ロチェスター邸からの逃亡、そして新しい人々との出会いと暮らしと、ページをめくる手が止まらない。
一番驚いたのは、やはりセント=ジョンだよね。彼は「いいお兄様」ではあっても、「いい恋人」にも「いい夫」にもなれない。絶対なれない。
自分に関わってこなければ害もなく、見栄えのいい置物のような感じなのだけれど、災難だったなあ、ジェイン。
それにしても変な男にばかり好かれるものだよね。
ここまで色んな人に「不器量」と噂されるというのも不自然だよね?ダイアナは彼女のことを「きれいすぎる」と評したし、ジェインが自分の顔にコンプレックスがあるがゆえの思い込みと考えてもよさそう。
とにかく続きが気になるし、ハラハラするし、予想外の展開もがんがん待ってるし、多少ご都合主義的なところもあるけれど、面白いです。
名作だしとか古典だしとかでちょっとでも気になる人は是非この光文社のこの人の訳でどうぞ。
わが大学の教授による、解説になってない解説もついてるしね。笑
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非常におもしろかったです。人生を一回生きたような気がします。
下巻も、上巻に劣らず様々なことが起こります…!
この著者の何がすごいって、やっぱり表現力の豊かさですね。
「生命のない物体は変わらなかったが、生きているものは昔の面影もないほどに変わっていた。」キラリと光った素敵な表現です。
英語でも読んでいます。
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▼下巻。誰でもいいからジェインエアの表紙を、誰か素敵な少女マンガ家に描かせていただきたいのですが。矢沢愛先生? いや、今なら椎名軽穂先生ですね! フワフワ初恋のジェインエアをさあ!
▼読了。中盤、ジェインが結婚できなくなってから、少しだれた。けど、セント・ジョンとの関係で持ち直し、胸キュン展開になる。ハーレクイン小説の基礎になったのも頷けるかっちり展開で、よくできてるなーと思った。結末は確かに、女の夢であり、業でもあるかなと(笑)。ネタバレだから詳しくは言えないけど、そういう結末の乙女ゲー作ったらウケるだろうなと思いました
。(10/2/3 読了)
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自分の信念をあくまで貫く姿に少し疑問を感じたこともあったけど、最後にみんなが幸せになれてよかった
読後感良!
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惜しい。ジェインの片思いから婚約まではよかったけど、最後が気に入らなかった。(以下ネタバレ)
ロチェスターは精神病の妻を監禁する鬼みたいな奴だった。それを知ったジェインが「私が精神病になったら同じことをするでしょう」と言ったのは胸がスカッとしたが、最後にそいつとくっつくのが納得いかない。
結婚しそうになったセント・ジョンもイマイチな奴で、この本には「いい男」が出てこない。
例えジェインにとって最高のハッピーエンドでも、彼女は芯が強くて魅力的だったから、もっといい男と結ばれてほしかった。
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なかなか波乱万丈な人生を歩む主人公だった。一応ハッピーエンドといえばそうだが、まさかこんな結末になるとは思わなかった。どんでん返しが多い
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映画の予告を見て、映画を見る前に原作を読みたい、と思い、
読み始めました。
苦難を乗り越えながらも自分の信じた道を貫く
強く、心の美しい主人公の姿にとても感動しました。
イギリスの美しい風景も、色彩豊かに書かれていて、
映画なら本当に美しいだろうなぁと思いました。
ジェイン・エアはいくつかの翻訳本が出ているのですが、
いくつか少し立ち読みをし、こちらの翻訳を選びました。
比較的現代の口語体で書かれ、とてもとっつきやすく、
私にとっては物語に入って行きやすいものでした。
ロチェスターとジェインお互いの気持ちが
やっと通じ合った部分と、離れて1年後に再会したところ、
何度読んでもうるうるしてしまいます。
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ジェインに所々いらつくのは、時代による考え方の違いのせいなんだろうなあ。難しそうって敬遠してたけど、おもしろかった。
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最初は筋書きを楽しむだけのつもりでした。魅力的な物語だけど敢えて一歩引いて読もう。そう考えていたのですが、無理でした。読み進めるほど、ジェイン・エアという女性はそうする事を許してくれない存在となっていくのです。上巻で示された「人間は行動すべきものだ。その目標が見つからなければ自ら作り出せばよい」この力強さは憧れますし、信条と心情の間で揺れ動く姿には私自身の葛藤を重ね合わせてしまい、そうなった瞬間、すっかりジェインに魅了されてしまいました。多感な年頃に読んでいたら、きっと彼女の生き方を追っていたでしょうね。
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忌避していたのがすごくもったいなかったです。
それぐらいに、読んでよかったな、
と思える作品でした。
この時代に、こんなに芯の強い女性は
そうそうはいなかったと思います。
たとい、どんな誘惑があったとしても、
一途に想った人を貫き通しました。
普通だったら、愛する人に
とんでもない事実が出てきたら
下手をすれば死にたくなることでしょう。
でも彼女は、決して逃げませんでした。
偽りの愛は自らを磨耗させます。
だけれども、本当の愛は
人生を充足させます。
たとえ、その人が傷を持ち
かつて過ちを犯したとしても…
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残酷な親戚家族、理不尽な教育を施す寄宿学校、謎めいたお屋敷と暗い魅力を持つご主人さま。孤児ジェイン・エアの人生の「冒険」を描いた物語です。