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2021/10/15 読了
会社の管理職全員に読ませたい本。
取り上げるのは「悪気はない」男性の行動が女性にどう思われているか、ということ。
男性主体の会社内において「女性にとってよい職場は何か」を考えるためにも使えるが、
男性が女性から「セクハラ」で訴えられないよう、自衛のためにも読んで欲しい本。
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まあ言いたいことはわかる。
理解するところもある。
バカな男が沢山いることも事実だし。
別段、日本の文化が女性の我慢のもので培われて来たなんて思ってるわけでもない。
実際、言いたいことも言えずに我慢して来た人も沢山いるだろう。
が。
別にそんなこと、この件に限ったことじゃないし。
まあだから今、他にもハラハラとハラスメントが溢れ出してきて、もう言ったもん勝ちのハラスメント暴力も吹き荒れてるんだが。
いや、男と女が違うもので、男がどうできてるかってのが全く評価されない。男の存在はどうやら、人間として外れたものらしい。
この視点がどうにもイラつく。
男に見せるために、セクシーな格好をしてるんではありません。
おっしゃる通りですね。だけどセクシーなものに視線を奪われるのも男なんですよ。
だからイラつくんや。
女に惑わされず、何が男やねん。
惑わした挙句に、そんなつもりはありません。
そういう部分の「セクハラ」は、もうちょっと冷静になってもらってよろしいかと思いますよ。
ただ、セクハラと言われたら、きちんと反省して謝ろう。
で、セクハラと認定されたら人生終了するような風潮と、処分は考え直そう。
んで、本としては文体が異様に気持ち悪い。
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現実に生じるセクハラは、お役所や会社、大学が発行している防止パンフレットや各種マニュアルの事例とはだいぶ違うものである。結局、この問題の難しさは、ほとんどのセクハラが、グレーゾーンで生み出される点にこそあるのだ。なぜ女性ははっきりとノーと言わないのか、男性はなぜ気づかないのか。恋愛がらみの二つのパターン、妄想系とリアル系の違いとは。そして、訴えられたらどうすればいいのか―。セクハラ問題の第一人者が、豊富な具体例を紹介しつつ、男が嵌りやすい勘違いの構図をあぶりだす。誰でも知っておいて損はありません!
セクハラの定義は、「性に関わって人間性を傷つけること、職場や学校などで相手の意に反して不快で苦痛な状態に追い込み人間の尊厳を奪う性的な発言や行為や性的嫌がらせ」と広辞苑にある。
この本では、男性の側は合意と思っていたがセクハラとされるケース、交際に至っていなくても相手の真意を取り違えたケース、男性の不用意な言葉や行為がセクハラとされるケースなどを通して、セクハラが発生するメカニズムと背景にわけいって男性が気づかない理由を解き明かしている。
女性が喜んでいるように見えてもセクハラであるケース、相手の立場上嫌でも受け入れているケース、仕事のことでメールや電話をしているのに一対一の関係の中で恋人気取りを始めるケースなどが、多い。
セクハラ男になりたくなければ、自分が見えている真実ではなく、相手の立場に立って事態を見るように努めることが大事。
男性が恋愛と思っていてセクハラとされるケースには、上司や同僚の男性をまったく異性と意識しない無邪気な言動にスイッチが入るケースもある。
何故女性のノーが伝わり難いか、それは女性が相手の報復を恐れていること、女性が子供の頃から相手の意図を伺いながらコミュニケーションするように育てられていて強い拒絶の言葉を使うことに慣れていないから。
職場で女性と上手く仕事していく研修にも役立つ1冊。