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名探偵と魔王の(一旦の)決着
2022/07/21 11:45
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投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻に引き続き魔王ラビリンスの跳梁はやまず、死体の山が築かれます。名探偵の宿敵として創造されたラビリンスは、犯罪と殺人を愛し歪んだ美学を持つキャラクター。ですのでリアリティーを一旦棚上げして、『何でそんな手間のかかることを』と野暮を言わせず、喜々として不可能犯罪を連発してくれます。何と作家にとって、そして読者にとって都合のいいキャラクターか(笑)
それら謎めいた事件の真実が次々に明るみに出るクライマックスはやはり楽しく、ミステリーの原始的面白さに耽溺できます。
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2007/11/17 Amazonにて購入。
2012/10/14~10/18
いよいよ、蘭子対魔術王の対決。シリーズものの定めで今回も後追い推理に後半の紙面は費やされる。この後、ラビリンスと蘭子の闘いはどこまでいくのだろうか。
本作品で二階堂氏の一番書きたかったのは、エピローグの内容なんだろうな。それまでは長い前振りだ。
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二階堂蘭子シリーズ
ラビリンス・サーガ
坂下警部の尋問中の森園病院長の毒殺。メフィストによる脅迫状。坂下警部による地下秘密通路の探険。水責めに恐怖。〈白い牙〉の盗難事件。公丸署長の持つ箱の中からの盗難。竜岡孝史の殺害。焼かれた死体の謎。
深夜に悦夫を殺害に来た犯人。黎人の活躍。ラビリンスに殺害された真犯人。
蘭子の解き明かす事件の真相。多数のバラバラ死体と伸一の死体運搬の秘密。
蘭子の推理による『エドウィン・ドルードの謎』の真犯人。
2010年8月10日再読
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おもしろかったが、犯人当てが苦手な私でもさすがに正体がある程度読めてしまったところが残念。。。
まだ続くのかな、このシリーズ。
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犯人も回答編の前に分かったし、トリックも8割ぐらいは正解だった。
比較的簡単な謎解きだと思う。
シリーズ共通して、敵は一緒のよう。
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犯人わかったど~\(^o^)/と嬉しくなりつつ、「これは分からない人の方がマイナだろうなあ」とちょっぴり遠目になりながら読み終えました(。
監視の目が注がれた室内からの人体消失、どこからともなく現れる脅迫状の謎、足跡なき誘拐殺人の謎、いつの間にかすり替えられた宝石の謎、そして死んだはずの殺人鬼から三度届いた犯行予告…謎はてんこ盛りですが、これ全て及第点以上に真相指摘ができます。論理的に考えるまでもなく、雰囲気で分かります(笑)。怪しすぎるもん、彼(笑)。
そして、やっぱり警察の皆さまと黎人は相も変わらずおバカすぎる。警察のエライ人が、「被害者は魔法の火で消えてしまったのかと思った」とか言っちゃうんですよ~(笑)。いくらなんでも、これはひどい(笑)。
ただ一点、私自身は読んでいる当初はそれほど「不可解な謎」という認識すらしていなかったこと=「後日バラバラ死体で発見される少年はどこに隠されていたのか?」という点へのアンサーが、非常に胸糞悪くなる(失礼)内容だったのが辟易しつつ良くも悪くも二階堂先生らしいなあと感心しました。凄惨な大量猟奇殺人が行われたシチュエーションすらトリックのネタにする、むしろトリック成立させる為に無関係の人々を殺した、という蘭子の指摘に戦慄…ヒィー((((;;OдO;lll)))ガタガタ
幼い命は無惨にも散らされ、少年を救わんとした勇気ある若者は手足を失い、悲劇に怯える美しき乙女は何度となく命を狙われる。魔術師メフィストの魔の手は、魔法のように捜査陣の目を潜り抜け三度犠牲者を出してしまう。宝生家に伝わる伝承と、恐ろしき連続殺人鬼の秘められた因縁とは?果たして、蘭子は一族を絶望の淵から救い出すことができるのか?
できないよ~\(^o^)/←
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はじめての二階堂作品、だと思う。
人狼城が本棚に納めてあるが、新書判での続きがなかなか手に入らなかったのでまだ、未読。
なんとなくシリーズものだとは気づいていながら中途半端な所から読んでしまいました。
いろいろな事柄が詰め込んであったが、トリック を知れば「あぁ」と、なります。案外気がつかないものです。
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事件がある程度終盤に来てからの名探偵登場。また、このパターンか…。
謎解きの鮮やかさは良いけど、このスタイルに飽きてしまった…。
大時代な表現も、お腹いっぱい、って感じに。
二階堂黎人はもう卒業して、新作ミステリーの方を読もうかな。