特別なことではなく…
2004/03/07 19:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
突然の失明宣告。
あこがれのサムライ。
かつてのクラスメート。
表題作の「解夏」をはじめ、著者のさだ氏の曲がどこからともなく流れてきそうな、人と人との絆を暖かく、やさしくつづった短編集。
読むと自然と涙があふれてくるような、そんな作品ばかりです。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KAZU - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は中学生の頃、さだまさし氏に影響を受けてフォークギターを父親に買ってもらい、LPレコードの「私詩集」や「夢供養」を溝が擦り切れるまで聴き、それらに入っている曲や、関白宣言や雨やどり、親父の一番長い日などを弾いていたことを思い出す。
社会人になってからは、渋谷にあった「モンペトクワ」というさだまさし氏の経営するレストランにも数度足を運んだ。そこには、「モンペと鍬」のイデタチでさだまさし氏の写真も飾られていた。また、僕は行ったことはないが、毎年さだまさし氏はオーストラリアのシドニーで定期公演されておられるようである。
その頃から、さだまさし氏の詩には美しさと物語性の強さを感じていた。ギターを弾くならアルペジオだし、詩を朗読するなら、韻をちゃんとふんでいることを認識させられるのである。そんな、さだまさし氏の小説。予期していたとおり、美しく詩的、だけれども庶民性も持ち合わせている。長崎の風景を存分にちりばめた「解夏」もよかったけど、「水底の村」も秀逸だった。久々にさだまさし氏の曲、精霊流しでも弾くこととしよう。でも、今度は弾き語り中に涙を流してしまうかも。
解説にビタミンFの重松清氏が登場するのは、30代、40代が主人公となっている小説だからだろうか。一見重松氏の小説と設定が似ている(特に「サクラサク」などは)のではあるが、作者の主張はまったく異なっているように思えるが…
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さだまさし氏の短編集。一つ一つのエピソードが、田舎を思い起こさせるような描写とともに、暖かい感動を心に響かせる。ちなみに、映画化されたのは1話目。
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ドラマを見て原作を読んでみたいと思ったのがきっかけ。でも、さすがさだまさし!と言った感じ。彼の書く歌詞はとても好きだったけども小説も然り。短編であそこまで書けるのはさすがだと思いました。
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大切な本。忘れてました。
これは・・ 愛する人にも読んでもらいたい本でした。
DVDは・・ いつか 愛する人と・・・
それって いつだよ?!をい。
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とりあえず感動する本が読みたくて買ってきた。
タイトルのほかに短編が数編入ってるけど、全部感動します。
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さだまさしって、こんな小説も書いてたんだぁ、と驚かされる一方、とてもいい話を読ませていただいたような気がした。それくらい、いいです。その中でも「水底の村」が一番よかった。特に、ラスト5ページ分の言葉一つ一つが心にしみていきました…。すっごく泣ける。
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号泣です。さだまさし、音楽家だけあってまるで詩のようです。映画、ドラマで話題になったあの解夏ですが、原作小説では短編集の一つになっています。もちろん解夏もいいんですが、ほかの話も全部涙無くして読むことはできません。今のご時世こんなに綺麗な話がないから新鮮なのかなぁ・・・。
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短編集なのですが、二個目の「秋桜」は心が熱くなりました。温かくて優しい、さださんらしいお話がたくさんで大好きです。
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映画を見たかったんだけども、見に行けなくて買った本。石田ゆり子の「私の幸せを勝手に決めないでよ」っていう台詞が頭に残ってて、本を読んだんだけど、その台詞は映画だけだった。
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この本は4つの短編小説になっています。
どれもこれも感動しました。
解夏は。
もし自分だったら。
それをどうしても考えちゃいますよね。
是非一度読んでみてください。
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映画にもなったさだまさしの短編小説。長崎弁の響きがなによりも情景を雄弁に語る。解夏より二作目の作品のほうが好き。
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映画「解夏」を観て読んでみようと思った作品。表題作「解夏」を含む4本の短編が収められていますが、どの作品もココロに染みる感動作。それぞれにテーマは違うものの、登場する人々の交流にココロを打たれること間違いなしです。
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表題であり、映画・ドラマ化もされた「解夏」を含む4つの作品が収録されているが、全て良い。特に好きなのは、「秋桜」。これぞ愛情、という感じ。大切な人に薦めたくなる本。
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テレビドラマ化された本編は
ぐっと短くあっさりと描かれているので
少し拍子抜けがしてしまいました。
それでもベーチェット病で(この病を知った人も多いでしょう)
目が見えなくなることの不安と理解がやさしく描かれています。