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おー、これおもしろい。画も話も勢いがあっていい。
特にキャラクター 総出演の 「20分後のない世界」のカオス感とそこから一気になだれ込む大団円がとてもいい。
うん、こういうのいいよ
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何気なく本屋で手に取ってみた本書。
ここんところ読んだコミックのうちで、ベスト。
センスオブワンダーに溢れている。
しかも、懐かしきSFの基本である、「日常にいそうなんだけどどこかちょっとずれた人たち」が、ちゃんと物語を動かしてる。
絵柄が丁寧で、好感が持てるのも◎。
地球を何とかして救おうと奮闘し、ちゃんと救えているのがまたとてもよい。
やっぱ、SFはどーんとスケールがでかいことを、ほんのちょっとのセンスで解決してくれることにこそ醍醐味がある。
このマンガは、系図正しきSFの系譜の作品だと思う。
単行本本体でも、表紙から折り返し、表紙を取った面にも、また裏表紙に至るまで、細かく細かく、ネタが盛り込まれてる。
この一冊を作るのに、いったいどれだけの苦心とアイデアとちょっとした遊び心を発揮したのか。
きっと、作者が読者に対して、「楽しんで欲しい!」という気持ちをたくさんもっているのだろうな、ということが伝わってくる。
非常に好感が持てる、楽しい一冊。
何気なく本屋で手に取ってみて、大正解だった。
ここんところ読んだコミックのうちで、間違いなくベスト。
センスオブワンダーを、体感せよ。
[2013/09/16追記]
もしあなたが、藤子・F・不二雄先生の短編が好きなら、きっとこのマンガは気に入るはずです。特に、そのSF短編の、『あいつのタイムマシン』(『藤子・F・不二雄 SF短編集3 超兵器ガ壱號』(中公文庫コミック版)所収)は、必ず思い出すはずです。ぼくは読んでる途中で思い出し、本棚から引っ張り出して確認しました。これだこれだと、嬉しくなります。
F先生の短編は、ぼくも大大大好きです。折に触れて手にとっては、刺激を受けています。かつて、『Dolce!』という芝居を作ったときには、『流血鬼』(『藤子・F・不二雄 少年SF短編集2』(小学館コロコロ文庫)所収)という作品をオマージュとさせていただきました。イマイチ伝わりきれなかったようですが。(この『流血鬼』には、そもそもの原作としてのマシスンの作品がありますが、そちらも参考にしました)また、鳴き声は「オロローン」。そうです。「オロローン」です。これは外せないのです。F先生を敬愛するものとして、きっと、F先生はこのマンガを楽しんでくれることと確信しております。
F先生のSF(すこしふしぎ)な物語が好きな方。是非。
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SF短編集。
この「SF」は,サイエンスフィクションではなく,「すこしふしぎ」の方のSF。
素材が実にいい。
「紙製地球救出装置」
「宇宙船撃墜命令」
「パスタでわかる世界消滅!」
「20分後のない世界」
など,タイトルだけでドキドキする。
ただ,ストーリー自体は比較的平凡かも。
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こういうのが読みたかった! 地球崩壊を扱った短編数作。藤子・F・不二夫の短編を下敷きにされているとのことで、「すこし(S)・ふしぎ(F)」を掲げている。スラップスティックな感じにどんどん物語が進行していく様が面白く、地球崩壊の原因(隕石とか宇宙人侵略とか)が8つも同時に起こる話の盛り上がり方が大好きだ。圧倒的なテンポの良さ。絵柄も癖になる。そして作者自身のセルフ解説がすごい。
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とにかくテンポが速い。強引なひねりも加わってジェットコースター感覚で一気に読める。Amazonでも在庫僅少だし、重版の可能性も薄いので冊子の単行本を見つけたら迷わず買うべき・・・かな。
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「紙製地球救出装置」と「20分後のない世界」はなかなか好き。
ただ、たくさんの伏線がつながってつながって一つの結末に、という展開は胸熱だし好きなのだけど、もうちょっとだけシンプルでもいいなあ、と思ったり。
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正確には再読だけど、思うところあって読み返した。本当に素晴らしい。世界の危機を毎回きちっとオチをつけて救う構成の上手さ、随所に凝らされた小ネタ、ギミック、メタ的な仕掛けなど、短編集でありながら凄まじい満足感と統一感がある。