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※全10巻の感想をまとめてこちらに。
本編は7巻まで、8~10巻は番外編という構成。
エマとウィリアムを手放しで祝福したいところだったんだけど…ん~!エレノアに何の非もなかっただけに、やっぱりそれは難しかった。(≧ヘ≦;)
“子供だった、社交界に出て誰かと恋愛がしたかっただけなのかもしれない”~って反省していたけれど…いやいや!最後までウィリアムを責めず詮索もしない彼女は、精神的に凄く大人に見えたよ*
だから番外編では良いご縁があって、やっと本当に想い合える人にめぐり逢えて良かったと思う!ヽ(´∀`〃)ノ
ウィリアムとエマは…言葉で多くを語らず、読者に想像を委ねる二人だなとw(二人とも、“相手のここが良いから好き”ってことを一切言わないんだよね。)
だから台詞も思考も展開も、私にとっては結構唐突に感じる場面が多くて…。Σ( ̄ロ ̄;)
だけど、エマが身分を気にして卑屈になったり身を引いたりせずに、“相手に相応しくなるためにどうすればいいのか”~って前向きに考えているところは、潔くていいと思った!
印象的だったのは家族の描き方。
大まかにいうと三家族―ウィリアムのジョーンズ家,エレノアのキャンベル子爵家,エマが仕えることになったメルダース家―が出てくるけど、私は断然メルダース家推し。笑
いちメイド(だった子)のために、遠方から一家総出で結婚式に出席してくれるなんて、本当に優しいよね。この当主夫妻にして、この使用人たち(エマの同僚)あり!って感じ。いい人達ばかり♪
ジョーンズ家の人たちも…それぞれが幸せになる道を閉ざされたわけじゃないから、いつかきっと和解できる日がくると思う。時代も変わっていくからね…。(´ω`)