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一昔前以上前、バブルの頃に流行ったハードボイルドを彷彿させる作品。
著者が楽しんで書いてる雰囲気があるものの、スピード感がなく、中弛みかな。
悪くはないけど、読むのに時間がかかったな。
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最初の100ページくらいまで
非常に退屈(笑)
頑張って100ページを過ぎてくると、多少引き込まれ…ラストは、ほのぼのとした結末かな。
東京出身の作者にしては、かなり頑張ってるが、作中に使われる博多弁がわざとらしく聞こえる。多分…おじいちゃんおばあちゃんが使う博多弁か(笑)
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シブい犯罪系小説を久々に読んだ。作家は全然知らなかっただけに、大発見でした。
主人公はかつての敏腕金貸し「マムシ」。死んだ相棒の「ハブ」や成り行きで助けることになった少女のために地元のヤクザを潰すべく、49歳にしてマムシとして復活する話。オッサン主人公って斬新。
話の展開が適度にテンポが良くて好き。ヤクザを相手にするだけあって、倉庫に監禁されて海に沈められそうになるとかピンチシーンもシビアでいい。殴り合いのケンカでピンチになるシーンもやたら多い。
基本的なことだけど、序盤でどっかに行っちゃったキャラがピンチの時にひょっこり助けに来る描写ってのは、意外性を突くという点で痛快なテク。逆に、やっつけたと思った敵が最後の最後で足を掴んでくるような描写もメリハリがついて良い。それらの視点から、話の構成がしっかり作りこまれてる感がある。良作!