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地震や家を建てることについてだけではなく次から次へと起こる難題の中、本当によく乗りきった!ギャグタッチですが感動作です。
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東日本大震災の津波で実家を失った作者の家再建と母と祖母の物語。ギャグを時折踏まえながらもやはり内容は重い。ニコ作品のなかでは一番ヘビーかも。やっぱり震災では自衛隊が大活躍なんですね。近所のオバちゃん達の中でアイドル化したりとか笑えるんだけど、この笑いの中にリアリズムが滲み出ていてすごい。
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宮城県の海沿いに実家がある著者が体験した東日本大震災による家屋の倒壊と再築を描いた顛末記。
漫画形式なので大変読みやすく、理解しやすい。状況はシリアスですが、著者特有のユーモアセンスが、それを糊塗して、思わずニンマリする様な作風となっています。
復興、、最近はこの言葉を聞かなくなりました。国土強靭化政策という、新たなインフラ整備は進めようとしていますが、仮設住宅からの退避はどの程度進んでいるんだろう。
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震災時の山元町のあるお宅の復興(ギャグ?)マンガ。
コミカルな絵とセリフでだいぶ緩和されるが、
内容的にはかなり壮絶・・・。 T.G
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被災した実家を再建するまでの話。明るく描いてあるが、実際は笑えるような状況ではなかっただろう。
特にお母さんが癌になったのは、被災したストレスも大いに関係するのでは?
運よく(ほんとに婆ルに感謝しないとね)保険に入ってて再建できたからいいけど、できない人もたくさんいるんだよね。
それに、なんといってもこの一家からは亡くなった人が出ていないから、まだ元気を出そうという気持ちになるわけで、家族を亡くして遺体すらでていない人の苦しみは想像して余りある。
被災者の中では運が良かった家族ではあるけど、そもそもこういうことが起ってはならなかったはずで、漫画を楽しくするためか、出版社に止められたのか政治に対する怒りや不満は(不思議なほど)描かれていない。
それでいいのか?被災を、被爆を単に運と努力と家族愛で乗り越えられるトラブルにしていいのか?
これ読んで「あーよかった」といい気持ちで感動してはいけないと思う。
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被災されてご無事だったとはいえ家を失い、直後に痴呆や癌になったりと辛い体験だろうに面白おかしく描かれ、ほろりとするストーリもあり非常に読みやすかったです。
家を建てる最後の最後の打ち合わせで「神はいないので神棚はいりません」とは同じく被災にあって家を失い新築した「なんにもない部屋の暮らしかた」(こちらは断捨離系)と同じ発言でびっくりしました。
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3.11の大震災によって流された家を再建するまでのお話
婆の認知症や母の癌がありながらも、元の場所に家を建てることがとても大切なコトなんだなあと読んでみて実感
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可愛らしい絵と明るいタッチで描かれていてサクサクと読めます。地震だけでなく、豪雨による土砂災害等、命や住まいを突然失う事が多いこの時代。とても参考になる事が多く描かれています。介護や癌といった身近な問題も抱えつつ、生活を立て直していくご家族の姿に励まされました。多くの人に読んで欲しい作品。
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重くなりがちな被災体験をコミカルに演出。お隣さんが死んでるシーンすらギャク風な一場面になってしまうセンスはすごい。不謹慎なんて思わない。だってこれが現実だから。母ルソンのキャラがよかった。
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震災がトリガーとなった著者と、母と、祖母の経験。コミックエッセイの体でおもしろおかしい風に見えるけど、その実ものすごい。きちんとした感想が書けないほど。そして、こういうものすごいことが数え切れないほど起きた・起きているんだと改めて思う。
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あれからもう五年近く経ってしまいました。いろいろな思いした人の話がそれぞれ風化してしまわないように。
神などおらん!というお母さまの言葉、やけに重く響きました。
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読んで良かったな。と思いました。
誰も非難することはできないと思います。
きっと、
たくさんの同じような境遇の家族が、
おじいちゃんおばあちゃんがいるんだろうな。
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○家流されたのに、よくこんなに明け透けに、でも明るく描けるなと思う(批判じゃなくて尊敬すらする)
作者ニコの実家が東日本大震災で流され、母や祖母と一緒に実家を文字通り"建て直そう"とする物語。
キャッチコピーの通りで、家流されたのに、よくこんなに明け透けに、でも明るく描けるなと思う。決して批判じゃなくて尊敬すらする。
でも、それが漫画家さんや作家さんの使命なのかな、とも思う。
自分の苦しみや自分が感じた他人や家族の苦しみは、どうにかして吐き出したいと思うはず。いつまでも自分の胸に留めておくことはできない。文筆家ならなおさらだ。
吐き出したいにもいろいろあり、感じた事そのものを伝えたいという形、教訓化して伝えたいという形、伝えるべきではないと封印してしばらく経ってから著す形・・・などなどあるのではないかと思う。
そもそも絵になる母親と祖母であったが、震災をきっかけによりそのエピソードが強いものとなっただろう。身内を描くことへの抵抗もあっただろうけど、ニコ氏は果敢に、被災した当時の様子も家を建て直すときにどれくらい大変な思いをしたかも明け透けに、でも嫌味っぽくなく書いている。
p137、「婆ル」がこたつに座って昔の位置から今の眺めをふと見上げ、涙する場面、不意にうるっと。
新しい家で幸せに暮らしてほしいなぁ。
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東日本大震災の体験記。
作者の母と祖母が宮城で被災、震災当時の話から改めて家を建てるまでの話がマンガ形式で書いてある。ギャグっぽい絵なので軽く読めるのだが、内容は結構重い!
読むまでは、被災した方はなんでその場所にこだわり続けるのだろう?とか、頼れるところが都会にもあり、家族も無事なんだったら別の場所に住めば政府も整地とか進められるんじゃないだろうかとか思ってたのだけど…思い入れというのは簡単に捨てられるものでもなく。。。
お母さんを母ル、おばあちゃんを婆ルと呼ぶのだけは最後まで慣れなかったのだけど、読んでよかったと思う本。
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久しぶりに再読したけど、やっぱりいいな。漫画として面白い震災漫画は他にないのでは?もちろん震災被害者のたいへんさも伝わる。お母さんの「不幸扱いされるけど毎日生きてるだけだよね」という趣旨の言葉の力強さ。皆の元気な生活を祈る。