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高校の同級生で異なったタイプの四人の女子。
そして23年後のそれぞれの生活。
上手く書き表せないが、
あっさりしたドロドロ感に引き込まれ一気読みしてしまった。
私は四人のどのタイプとも違うな、と思いつつ、
『いるいる〜』と思いながら知り合いの顔が客観的に浮かんだり。
文庫本で455Pは長めだが、
飽きずに読めた。
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高校時代の同級生が、20年以上経ってからある出来事をきっかけに再会する。実際歳をとっても、過去にしばられたり現状に不満を抱いたりしつつ、若いときと同じように悩んで成長していくのだろうなぁと思った。20年後の自分は、今の自分をどう思い出すのだろうか。
しかし、何となく「嘘」の内容がインパクト少なかった…自分の勝手な思い込みのせいだけど。
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私が女子高に通っていたら
きっとマイノリティーだっただろうと思う
けれども
それは
ネリや詩文みたいな少数派ではなく
もっと
どっちでもいい感じの
印象にさえ残らないような
少数派だったんだろうな
決して高校時代が
共学だったから楽しかったということもなく
どちらかというと
屈折し理不尽なことにいちいち怒るしかなかった3年間だったけれど
それでも
彼女たちが通っていたような女子高よりは
よかったのかもしれないな
オンナとしてこれからもずっと生きていくであろう詩文
羨ましいと思うのは
小説の中に住んでいるからで
現実に身近にいたら
いちばんダメだろうな・・・
自分自身の
オンナとしての
魅力のなさを
無言で指摘されているような気がするから
「圧倒的にあなたの負けよ
勝負すること自体が間違い」って
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ドラマの1話と2話を見て永作博美が可愛かったので読んだ。けど結局何の話だったのかよく分からんまま…。
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お話の大筋は23年間を隔て、突然の美波の事故死をきっかけに女子高の同じクラスメイトだった仲間が繰り広げるドンちゃん騒ぎだ。前半では女子高時代のトラブルつづきだった彼女達のお話が面白おかしく語られる。話口調がこの世代の娘らしく、とっても可笑しい。解説には『四つの嘘』は新聞小説とあり、ついついその面白さに釣られて読みすすめる仕掛けはさすがだ。
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実はテレビドラマを先に見たので、小説を読んでみたくなった。
女子高時代の同級生4人・・ティーンだった頃の個性を引きずりながら、皆既に40代。
結婚していたり、独身だったり。
子どもがいたり、波乱万丈だったり・・
何年も再会しなかったけれど、一人の同級生の死が再び結びつけることになる。
若干、テレビよりも小説のほうがエロい描写が多かったな(笑)
ドラマでは永作博美の演技が光ってました。
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昨年、ドラマ化された作品。
ドラマを見ていたときは、永作博美演じる詩文の一人勝ち感があった。
でも小説を読むと、詩文はもっともっと貪欲で狡猾で小悪魔的ではあったけれど、
その裏では人一倍絶望して、もがきながら生きていた。
そこはドラマではあまり表現されていなかったから少し驚いたし、
受け手として作品の印象が変わった気がする。
人の心なんて曖昧で頼りないものだし、幸せなんて脆いもの。
ここ何年かでそう思うようになってしまった自分に淋しさを感じつつも、
それでも何かを信じて生きていく詩文の刹那的な生き方に共感したりもした。
「壊さずにいられない」という衝動は、自分から失くさないと
相手に捨てられるのがイヤだ、怖いという思いからきているのかな。
ネリが言うように、望み通りに生きられる人なんていないし、人間は不条理な存在だと思う。
それを理解せずに、望み通りに生きようとジタバタする人間がいるから、
嘘をついたり、つかれたりして、人生の歯車が狂っていく。
自分にとっては「ちょっとした」ひとつの嘘でも、周りを不幸にすることは簡単。
詩文の「夕陽は明日、朝日になるんだもん。そう思ったら、嘘も本当も、大差ないでしょ」
という台詞がすごく印象に残ったというか、嘘そのものについて考えさせられた。
嘘を積み重ねたからこその幸せ。
嘘を積み重ねてしまったゆえの虚しさ。
ほら、嘘の上に成り立つ幸せには虚しさがついてくる。
そういうものだよ。
自分は違うと思っても、時間が経てば必ずそれに気づくから。
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私も女子高だったけど、女子がたくさん集まればいざこざもあるし、詩文みたいな子もいるかな。私は美波タイプかもしれない。
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ドラマになっていたので気になって読んでみた。
美波の死をきっかけに話が進んでいく。
自分も4人の中に入っているかのようにのめりこんで読んでしまった。
詩文は魔性で魅力的だけど、いつも刺激を求めて安定では満足しない詩文が自分だったらと思うと疲れるなぁ・・・
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以前ドラマになっていたと知り
誰がどの役なんだと知りたくなり検索。
まっ、ドラマじゃやりにくいシーンや
台詞も多々ありますからね。
別物と考えるべきかな。
本を先に読んでる人は「えっ?」と
思った人多いんじゃないのかな~。
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淫乱に生きるしかない詩文。平凡に生きるしかない満希子。仕事に生きるしかないネリ。平凡に生きるはずだった美波。かつて私立女子校で同級生だった四人はそれぞれ別の人生を歩んでいたが、美波が四十一歳で事故死したことから、運命が絡みあう。残された三人の胸に愚かしくも残酷な「あの頃」が蘇り、それぞれの「嘘」が暴き立てられていく―。
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始めにドラマを見た。
それがあまりに面白かったので、原作を読んでみた。
そしたら、それがさらにおもしろくて一気読み。
主要人物である4人の女性それぞれの状況や心理などが複雑に絡み合い息つく暇もない。まったく違うタイプの女性たちは、しかし女性なら誰でも持っているであろう特徴を小分けにして個性を強くしたような4人なので感情移入できる。
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2年前に読んだはず・・。
4人の女の人のキャラクターがはっきりしていたから、どの人物にも感情移入しやすくて読みやすかった。
どの女性も魅力的だけど、多分「妖艶な詩文いいなぁ~」って思う人が多い気がする。かっこいいから。
どんな状況でも人をうらやんだり妬んだりするんじゃなくて自信を持っていけたらいいなぁ・・。
ストーリーは最後がちょっとがっかりだったけど、もしかしたらミステリーなのかな?って想像するとちょっと面白い。
だって死体を確認する云々の場面が結局あいまいなままだったし・・だんなさんが何かを隠してるように感じたけど
そこはさらっと流してしまえば別にミステリーでもなんでもないかな★
ドラマはボクサーがかっこよかった。
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図書館にて。
こわ~。ドラマを先に見ていたが、こっちの方がやはりえぐかった。
でも、ドラマを見て感じたとおり、詩文に憧れる。
女ってどんなタイプにもそれぞれの怖さがあるけれど、
男性にはないミステリアスな深さは
小説も、現実も同様おもしろい。
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ドラマを見て、原作が読んでみたくなって読んだ一冊。
それぞれに全然違う性格の同級生4人の20年後。
その中の1人の死をきっかけにそれぞれの嘘が露呈し始める…
詩文の白黒はっきりした性格が好き。
『人間誰だって嘘くらいつくわよ。』と中学2年生にして言い切るところなんか特に。それでも共感を持てるのは彼女がただはっきりしているからというだけでなく、芯の強さのようなものが垣間見えるからだろう。