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紙の本
東京弁の話し言葉が心地よく、歌舞伎ファンでなくても楽しめます
2005/05/14 16:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「堪九郎とはずがたり」に続く、勘三郎さんが堪九郎時代に語ったお話。一年にわたるロンドン講演にまでも追いかけて行って続いたインタビューです。内容ももちろんのこと東京弁の、話し言葉の心地よさに、一気に読んでしまいました。「面白いんですよ、ちょっと勉強しておくと。」など、お芝居を楽しむことだけでなく、勉強も楽しいものと思わされてしまう話もあります。前作同様、生き生きとした話し言葉、を堪能させてもらえます。歌舞伎の好きな人も、興味のない人も、楽しめると本です。
「一番いいのは、四十五から六十五くらいかな。」そんな風にかかれているところがあります。そんな一番いい年齢になった勘三郎さんの芸を観ながら読むのも楽しいでしょう。
各章に付いている舞台写真と照らしながら読めるのも楽しさを増してくれています。
電子書籍
電子版限定カラー写真あり
2014/06/28 10:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
電子版読了。写真がところどころ文庫本と違っていたり、カラーになっていたりして楽しかった。特に、仲良しの八十助さんとの棒しばりの写真は泣けました。勘三郎さんがしゃべっているような語り口調そのものなので、まるで目の前にいる勘三郎さんの話を聞いているようで楽しく、何度読んでも飽きず、また、本当に亡くなられてしまったんだなぁ…ということを実感し、寂しくなります。
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