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この世でいちばん大事な「カネ」の話(新装版) みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.2

評価内訳

11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本

「労働」と「お金」の尊さ

2013/10/19 01:20

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る

西原理恵子は、「毎日かあさん」などで有名なマンガ家だが、これは「字」の本。
この本での、サイバラは大マジメである。

中扉に、自身の二人の子供を描き、「子供に読んでほしくてかきました。」とある。
本文、すべての漢字に振り仮名が振ってあり、語調(文体)も、「…だよね」「…と思う?」などと、本当に自分の子供か、知り合いの子に話しかけているようである。
話の展開も、とても分かりやすい。

さて、内容だが、自らの生い立ちをなぞるようにして、「お金」についての話をあれこれと進めていく。
この本は、サイバラの自叙伝とも言える。
生まれる直前の両親の離婚、三歳での実父の死、再婚した母と義父の不仲といった家庭環境や、六歳まで過ごしたという高知県浦戸の港町と後に引っ越した県内の工業団地の町での社会環境。
それらから、本書は、まず貧困と家庭不和、貧困と非行について書き起こしていく。
あの頃は、町中が皆貧乏だったと回想する。
サイバラは、1964年生まれである。
だから、前述の家庭環境は、70年代頃の、高知県の一地方の状況である訳だが、今日児童虐待などで虐げられている子どもたちのニュースを思い浮かべると、全く違和感なくイメージが重なるのは、やはり「貧困」と「暴力」の結びつきについてのサイバラの見識が、今も普遍性を持っているということか。

その後、サイバラは上京し、美大受験のための予備校に通う。
この辺りの件が、僕は一番面白いと思った。
予備校で出された課題の結果が、成績順に貼り出され、自分が最下位であるのを見て青ざめたとあるが、その後の行動がすばらしい。
自分の目標は、「トップになること」ではなく、「東京で、絵を描いて食べていくこと」であると再確認し、まだ予備校生の頃から出版社周りを始めるのである。売り込み(営業)である。
少なく見積もって五十社、部署にしたら百カ所以上回ったという。
すごいバイタリティだ。
結果、カット描きから、仕事をスタートさせる。

本書でサイバラは、「働くこと」の大切さを何度も説く。
働いてお金を得ることで見えてくるもの、さらに得られるものについて、様々な面から丁寧に語り、「働きなさい」と勧める。
「労働」と「お金」の、本来の尊さに、改めて気付かされる。

本書では、他にギャンブルや投資の話、アジアの貧しい子どもたちやバングラデシュのグラミン銀行についてなどにも触れられていて、文字が大きく、やさしい文体ながらなかなか読み応えがある。

まずは、自分で読み、お子さんのいる方は、お子さんに読ませるのもアリかと思う。
(角川文庫にもなっている)

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電子書籍

いちばん大事な本かもしれない

2016/01/31 15:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トモモモモ - この投稿者のレビュー一覧を見る

子供のために書かれた本だそうです。
でも大人にも、いや大人にこそ骨身にしみるカネの話。
あまりにも心に突き刺さって泣けました。

「生まれる場所を、人は選ぶことができない。
だとしたら、ねぇ、どう思う?
人って、生まれた環境を乗り越えることって、
本当にできるんだろうか。」

西原理恵子の問いかけ。
いろんなお金の話がでてきます。
海辺の町の魚の匂いがするお金から、FXのあぶく銭まで。
その間には、つらいことをして手にするお金、工夫して働いてもらえるお金、ギャンブルで消えていくお金、貧しい国のお金。お金がない恐怖ももちろんある。

どうして働かなければいけないのか、やりたいことが見つからない。
迷った時に、この本を読んでガツーンとやられたらいいと思います。
私はやられました。

大手出版社が同じ本を出しているようですが、ユーメイド社から出版された経緯は、冒頭で著者自身が説明しています。

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2011/07/02 21:42

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2011/07/23 12:38

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2011/09/07 17:42

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2011/09/08 22:49

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2012/05/02 02:19

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2012/07/24 23:23

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2013/03/17 19:46

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2014/03/01 11:35

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2015/11/01 21:17

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