紙の本
色々と工夫しなきゃ。
2018/07/12 11:28
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人気に胡座を掻くことなく、新しい表現や情報を得ていく努力は常に欠かせないのを教えてくれる。お題を出して、作家志望の人たちの作品を寸評していくのが面白い。
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著者による小説講座。
実際に、生徒を前にして講義するという形式なので読みやすいし、こんなに手の内を教えちゃうなんて、なんて太っ腹なんだ。
そして、プロでも、コレできて無い人いっぱいいるなと思った。
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小説というと感性溢れる作家の作品というイメージが先行するけれど、実際に行なわれたこの講座では、「人に読まれる」小説のロジックを解説しつつ、受講生の力を引き出す。なるほど、一流の道が険しいわけである。
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「作家は、なるよりもあり続けるほうがはるかに難しい」
もう、この言葉がすべての本でした。
大沢先生の考えていることが、惜しみなく、真摯に綴られている。
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とてもわかりやすいです。
物語がどうやって作られて・・生み出されているのかが。
好きな作家の好きな作品があんなに面白いのはどうしてだろう・・なんて思ったりしたことがありましたが、謎も解けた気がします。
これからの本の読み方もちょっと違ってくるかも?
たくさん本を読みたくなりました。
読まず嫌いを減らしたい気持にも。
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小説講座の臨場感そのままに。大沢在昌による小説講座。
読みやすい。エンターテイメント寄りの小説の書き方という印象。
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大沢在昌が一年間作家志望の受講生に講義をし、「野生時代」に連載していたものをまとめたもの。
作家という職業がどれだけ大変なものかがよくわかる。つくづく、好きでなくては(もちろん才能がなくてはいけないという大前提があるが)できない職業である。売れっ子といわれる作家はもちろん文学を創作している訳だが、この本を読んでいるとどちらかというと「職人」に近い職業であると感じた。講座では作品を生み出す技術を論理的に講義していく。その内容、創作の技術はなんとシステマチックなものかと驚かされる。「締め切り」という納品(?)日を守りながら、ユーザーである我々読者のニーズに応え、作品を作っていく。それ故、私には作家とは「職人」のようだと感じたのである。
また出版業界の内側も垣間見ることができ、「本」「読書」に興味のある人には必読の書だ。
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他の方の本棚を見て、とても興味を持った一冊。ほとんど衝動買いで密林をポチりました。
でも、開いてみて最初に感じたのは、『やべぇ、本格的か?』と。
作家という仕事の背景、作家として生きることについていきなり第一回の講話が始まります。
別に作家になりたいとかではないので求めているものが違うかな、と少し後悔しましたが、読み進めているとすぐにその作家云々の話は終わり、本題に入りました。
というわけで、作家になりたい人だけではなく、『うまくなりたい』という人全般に向いている本じゃないかなと思います。
内容は、感想として書けるほどあっさりしたものではなく、むしろ視点やキャラクター、プロットや描写など、みっちり書いてありました。色々書いてありますが文章自体がわかりやすくて、その上二色刷でポイントは赤字になっているため、いろんな意味で読みやすいです。
どういう言い方したら近いんだろう、参考書というより教科書、という感じでした。こういう書き方本て他にも読んだことありますが、この本はよくも悪くもお手本的という感じでした。私の読解力に問題がある可能性もありますが、今まで見たものと比べて『講師』の個人的な好みや癖や自尊心みたいなやつがそぎ落とされていたもののように感じたので。
内容に触れるなら、個人的に、一人称についてものすごーく目から鱗がぽろぽろした気分です。ああ、やってるやってるこれやってる!、と。
読んでみて、勉強になるなぁ、というのも確かにありました。だけどそれ以上に、単純に面白かったです。昔懐かしいト○ビアの泉を眺めていたときのあの気持ちに似ているかも。
読んだからって上手くなるわけじゃないですが、書きたいなぁ、と、素直に思える本でした。
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・星をただ描くよりも、周りを黒く塗りつぶしたほうが、より鮮明に浮かび上がる
・強いキャラクターがいれば、ストーリーは成り立つ。このキャラクターなら必ずこうするだろうというくらい強い。
・小説の面白さは、変化を読ませることと、謎を解き明かすこと。
・決めたとおりの道筋を書き進めても面白くならない。筆が踊り進む方向に自由に膨らませることが、小説に幅をもたらす。
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書籍に詳しい知人が「創作やるならこれ読んどけ」とオススメしてくれたのでさっそく買ってきました。いやー、スゲー。
「星を描くのではなく星を浮かび上がらせる」「人の視線の先を見る」「あえてルールのぎりぎりを狙う」「『隠す会話』のテクニック」「逸脱を恐れるな」「小説の『トゲ』とは何か」「クライマックスは二度用意する」「描写に困った時の虎の巻」…etc。何より「(アマチュアでうまくない人は)読書量が圧倒的に足りない」が真理すぎて何も言えなくなった。
書く側の立場から言えば読んだだけで満足したらまったく意味がないと思うので、血肉にできるように本棚に置いておきます。
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「新宿鮫」などのハードボイルド小説で有名な著者が、小説家志望の生徒に向けて行った講義の内容を本にしたもの。小説家向けとは言え、ビジネス向けの文章作成にも役立つヒントが含まれている。
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本書はエンタメ作家を目指す人だけが読むべきものです、私は読み進むにつれて完全に自信をなくしました(笑)。ベストセラー作家でやっていけるのはほんの僅かしかいないという事実がよくわかりました。
面白いと思ったのは、私が以前受講したライターの講座の先生が力説した話と同じようなことがいくつかあったことです。600字程度の記事と小説では文章の構成や描写は違っても、人を引き付ける書き方の基本は同じなのだろうと思います。
本書はハウツー本ではありません、万人に受ける本なんか書ける作家はいるわけないのですから。また、この程度の課題がクリアできない人が、ノーベル文学賞級の純文学作家になれる訳ありません。面白い小説を書くためには、ネタの引き出しをたくさん持つことと、練りに練った文章を書くことが大事なのだというのが、本書の趣旨ではないかと思います。
読んでいく途中で思ったのですが、本書の生徒さんの作品の要旨と講評を読んでしまうと、「そうだよねー」という評論家目線になってしまいます。本書を読んで作家を目指す人は、まず同じ課題で書いてみて、それから生徒さんの作品と講評を読んでみたほうが勉強になると思います。
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#読了。なるほど、作家さんというのはこういうことを考えて書いているのか、というのがよく分かった。もちろん作家さんによって考え方も、取り組み方法も変わるのだろうが、大沢さんは好きな作家だったので興味深く読めた。しかし、作家というのはなかなか食えない職業なんだな。
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雑誌、『野性時代』誌上で行われた、小説講座の内容。
小説で食べている、現役のスタイルが良く分かりました。
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作家になるためには、作品を書くには、という
本気で作家になりたい人のための講座内容。
関係ない所では、受講生の偽名はどういう付け方なのか、が気になります。
一体何を書きにして書くべきか。
何を書かずに、何を書くべきか。
小説を書く点において、気を付けなければならない点は山の様。
ものすごく頭を使う職業です。
昔やった人生ゲーム(PS)で、どうしてこれほど頭脳がいるのか謎でしたが
ものすごく納得、でした。
…多分注目点が違いますがw
当然やっている人間が『作家』なので、全てにおいて
納得以外の何物でもないです。
小説を読む事、追い込む事、仕事を選ばない事。
最後のひとつは、なってから、の話ですが。
編集者も出てきたりで、ものすごくためになる内容でした。
本気で作家を目指しているならば、読むと何かを掴めるかも知れません。