紙の本
万城目学節全開です!
2022/11/19 08:49
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投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
万城目学節全開です!
琵琶湖に愛着があるので、楽しく読みました。
「そんなわけないじゃん」と思いながら、
万城目学さんの「馬鹿馬鹿しいことをまじめくさって書く面白さ」が
よく伝わってきます。
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荒唐無稽さも、歴史に根差した風の不思議ワールドも健在。
2020/08/11 15:27
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
湖の民が登場。物語は、日本最大の湖・琵琶湖から不思議なチカラをもらって生き続けた人々たちの抗争の話だったりする。
まず気に入ったのは、主人公たちが、琵琶湖を望む城に住んでるって大袈裟感。
一方、明治になって石走藩の藩主から譲ってもらった&天守閣は焼失したものの、それ以外は残っているって設定だが、その石走藩が、架空の藩というのが、やや残念なところ。
ほかの作品だと、けっこう歴史的ことは踏襲しつつ書く、しかし、それが壮大なへんてこりん展開になっているってのが、面白いところだと勝手に思っているからでした。
いやいや、本作だってそうとうにへんてこりんな魅力的な一冊です。もちろん。
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水落豊監督映画化原作
2017/10/24 04:36
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生がお城から渡し船で通学するシーンが印象深かったです。琵琶湖畔を舞台にした戦いが面白かったです。
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面白い!
2015/08/30 21:39
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
万城目ワールドでした。鴨川ホルモーと同じく、思いがけない世界に連れて行かれるのに、妙な説得力と感動がありました。映画化にびっくりした作品です。
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奇想天外で何が悪い。
清コング、唯一無二の存在。ほんとグレート。
奈良、大阪からの滋賀。本作が一番好みかな。
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2013/12/14 Amazonより届く。
2019/7/18〜7/25
しゅららぼん、ってそういうことだったのか。相変わらず、奇想天外の万城目ワールド全開。Amazon primeで映画も観られるようなので、観てみよう。
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琵琶湖の覇権を廻る二つの家系.互いに異能の力を操り,闘争を繰り返してきたが,ある日,両家を凌駕する強大な敵が現れた.危機が迫る中,両家の力が重なったとき,奇跡が起こる.万城目ワールド全開.冷静に考えれば,なんともスケールが小さい話なのに,気が付けば手に汗握って,物語に入り込んでいた.そして,感動のラストに思わず涙.2014年最初の一冊がこの作品で大満足.自信を持っておススメします.
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ちょっと変わった日本を描かせたら、いまいちばん面白い作家の一人ではないでしょうか。
力を継承する次世代たちが人とは違う力を拒絶するというのが、なんとも今の若者らしい。一昔前までなら誇りを持って力を継承する姿が描かれたことでしょう。
けど、このちょっと無責任で逃げ腰な姿に共感せずにいられません。
それだけに、淡十郎と棗の最後の決断が胸に刺さりました。
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高校入学を機に、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやってきた日出涼介。本家の跡継ぎとしてお城の本丸御殿に住まう淡十郎の“ナチュラルボーン殿様”な言動にふりまわされる日々が始まった。実は、日出家は琵琶湖から特殊な力を授かった一族。日出家のライバルで、同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海と涼介、淡十郎が同じクラスになった時、力を力で洗う戦いの幕が上がる…!
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年末の帰省の新幹線の中で読み始め、年を跨いで読了。
京都、奈良、大阪と、関西に住む者としては親近感ある場所に、よくぞまあこれだけと思わせる法螺話を吹いてきた作者だけれど、今度は滋賀。
琵琶湖のご神水によって特殊な「力」を持つ“湖の民”日出家と棗家。1000年にも亘り琵琶湖を舞台にいがみ合ってきた両家の跡取り息子が、高校で同じクラスになり新たな諍いの幕が上がる中、事態はとんでもない方向へと進むのだった…、というお話。
私も8年程大津で湖の近くに住んでいたけれど、確かに琵琶湖には、不思議な力を感じさせる何かがあるよね。
竹生島も含めそうした琵琶湖の風情をふんだんに盛り込んで、今回も思いもかけない展開と登場人物のアクの強さはなかなか強烈。
奇想天外な話の後のエピローグは余韻があって、作品の雰囲気を更に良くした。
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万城目さんらしくて好き。
鴨川ホルモーみたいな軽快な感じで一気に読めてしまえる。一人一人が個性的で愛すべきキャラ揃いだし!
個人的には棗くんと清コングがお気に入りです。
こういう終わりかた嫌ああああ!と思わせといてーの、最後の最後にちょっと救われる…こんな結末、割りと嫌いじゃないなあ。
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万城目学のファンタジー小説。本の厚みもそうだけど壮大な物語。
琵琶湖から力を授かりお城に住む日出家。という設定もすでにあり得なさそうなので、舞台は琵琶湖だけど現実からは離れすぎな話だった。でも地域や歴史を使った物語の構成は万城目さんらしいと思った。
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週末の息抜きに,一気読み。もともとファンタジーは好きで,プリンセストヨトミも楽しめたので,期待しながら読みました。期待を裏切らない展開で,読後感も良く,十分目的も達成できました。
私にとっては,さて,明日からまたがんばろうか,と思わせてくれる一冊です。
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琵琶湖から力を受ける一族の話。
ぶっ飛んだ力のような
たいしたことないような
でもそれが万城目さん感。
終わり方に多少不満はあれど
すっかり巻き込まれさせてもらいました。
でもこれも映像化はどうかと思うよ。
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実は琵琶湖の周りでは特殊能力を持つ日出家と棗家が長年にわたり勢力争いを続けている--そんな舞台で始まるSF的青春小説。現実的な世界観(この作品の場合は滋賀県観?)に突飛な要素を一個ぶち込んで“化学反応”を楽しむ、というのは、「鹿男、あをによし」や「プリンセストヨトミ」など万城目氏の他の小説にも通ずるものです。
ページ数が多いので前半もたつきましたが、ストーリーが進むにつれてどんどん引き込まれました。「しゅららぼん」の意味が分かったときは気が抜けましたが、肩の力が抜けた感じもまた魅力的です。
ところで、日出本家では、実に美味しそうな料理や弁当が登場します。毎日そんなに用意できるってさすがに無理がないか、と心配になるぐらい。一度その料理を食べさせていただきたいと思った次第です。