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遠藤周作って、「沈黙」とか「イエスの生涯」からは考えられないほど、気さくな面白い作家なんですね。多くの女性を敵に回しそう。
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書かれている内容から、現在との世代の隔たりを感じるのがなんだかおもしろい。
ふざけているようで、知性というか、見識の広さを感じるのが、今のエッセイとは違うところだなぁとも思う。
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伊坂幸太郎さんが遠藤周作さんが好きだ
と何かで言っていたことを思い出し、まずエッセイから購入
伊坂さんが好き=フェミニスト的?と思っていましたが
全然違っていました
別に女性蔑視という印象も言葉ほどは受けませんでしたけど…
何か色々と書かれていましたが、あまり根深く女性への
恨み辛みがある人ではない印象を受けました
わりと湿度が低いような感じがしたので
そして伊坂さんが好きな作家さんらしく俯瞰的な視点で
ものを見られているのが印象的でした
なんだか軽くてさくさくした文章なのに
結構中身があったりするのが面白かったです
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遠藤周作のユーモアエッセイ集。あの真面目な純文学作家と同一人物なんて
信じられないくらい面白い。ユーモアのセンスが完成している。
「異邦人との珍問答」「性と死と愛」面白かった。書かれた時代背景も見えて興味深い。
MVP:なし
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すさまじいイタズラの数々が告白されている「電話魔罪状録」「いたずら・哲学以前」
イタズラではないけれど、笑ってしまう「あわてもの実録」どれも本当に純文学のあの遠藤周作氏が書いたとは思えないユーモア?が詰まっていました。
最後の「酔談」は興味深い話が目白押し。考え方などが、語られていました。個人的には「しろうと批評」が好き。
そして女性には耳がいたい話。「主婦と生活」に載せられていた話は女性なら誰でも耳が痛くなる話でした。自分はこうはならないようにしようと肝に銘じました。
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遠藤周作2冊目。
やっぱりこの人文章上手いですね。
なんというかリズムが良い、というか。
と思いながら読んでたらその点ご自身で言及してました。
『笑いというのは間でしょう、テンポでしょう、句読点の置き方でしょ。
文章でいえば』
『オレのぐうたらものなんてのも内容はなんにもおかしくないんだよ。
句読点の置き方ですよ。これはずいぶん苦労してんだよ。
少しここらで、いばらしてくれよ。なあ、いいだろ。』
そう、これだ。句読点。これが本当にすばらしい。
特に最後の酔談なんてもうね、最高です。
こんな文章、書けるようになりたいなあ。
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狐狸庵先生こと、遠藤周作先生のエッセイです。色んなところで発表された作品を集めてるのでテーマに統一感はないですが、それもまた楽し。
先生言うところの、典型的な「教養ありげな人」である私にとってはグサグサと心を刺される話が多く、新年早々痛い目を見るはめになりました。奥さんやお子さんをペットとする感覚や、女性にとってすべての女性は敵だとする考え方には首を捻りましたし、会社へ対する考えの男女差なんかは今の時代ならどう仰るだろうと思ったりもしましたが、「少なくとも批評してるあなたよりは立派な人物だ」には参りました。全くもってその通りでございます。いたずら話やうっかり話などそのまんま楽しめる作品もあるし、笑いに関する考察には自室の壁に貼っておきたくなるような文章がたくさん。勉強になります。
個人的には酔談の章が好きです。酔った方が頭の働きがよくなる人がたまにいますが、狐狸庵先生もそのタイプとお見受けしました。
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遠藤周作というと、文学作品を多く読んでいたので、エッセイは新鮮で、くすくす笑わせられた。
終始、いたずら好きでお茶目な作家さんという感じで、今まで私が知らなかった一面を見ることができた気がする。
「ぐうたら社会学」というタイトルだけれど、読み進める中でグサッと胸に刺さる言葉も多々あった。
中でも、作者が語っていた、人と人のつながりの笑いが自然で大切だということ。これからの時代に大切になってくると語っていたのは印象的。50年たった今は昔以上につながりが希薄になっているゆえ、このことは大切にしたいと切に感じた。
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遠藤周作の「ぐうたら」ものは初めてだったが、「クスリ」「ウフフ」となってしまう話がたくさんあった。ただし「主婦と生活」寄稿の一連の「女」論に関していえば、ムカついてばかりだった。当時のユーモアなのだろうが、現代では「アウト」!遠藤氏には「ムキニナルなよ〜」とか言われそうだが。
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狐狸庵先生のエッセイは昔は大好きだった気がするのだが、今読み返してみると、それほど面白いものではないなぁ。まあ、「手軽な批評」は『酔談』の中でも厳に戒められているところなので、控えておこう。
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じ、時代〜〜〜〜。
女性関係はとりあえず置いといて、最後の「酔談」はすごく良かった。遠藤周作の思想浴びるの気持ちいいな。
「自信が無いなら無いで、素直に自信の無いスタイル、生き方を表現すりゃいいじゃないか。」