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受験数学とは違う、数学。
今は理解できないところが多かったから、数年後にじっくり読みたい。
◆ メモ
好きなことをしっかり追い求めていくと、本物と偽物を見分ける力も付いてくる。いつも大声を出している生徒や、賢いふりをする生徒がいる。きっとそういう人たちは自己主張が好きで、プライドが大事なんだ。でも、
自分の頭を使って考える習慣があって、本物の味わいを知っているなら、そんな自己主張はいらない。(P96)
(2項定理について)最初からこのような展開式を提示してもなかなか覚えられない。でも、自分の手で動かして導出した経験があると、覚えることはそれほど難しくない。(P132)
数式が出てきたとたん思考停止する人はとても多い。数式の意味を考える以前に、そもそも読もうとしないんだ。もちろん、難しい数式の意味はわからないことが多いだろう。……(中略)……数学なんて役に立たないと嘯くことはできる。でも、そのうちきっと《役に立たないから読めない》ではなく《役に立てたくても読めない》になってしまう。(P197-198)
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主人公よりも高度な数学の知識を持つミルカから教えられる場面と、初心者のテトラを教える場面があり、難しい内容と簡単な内容が交互にあるために、難しくなり過ぎず、簡単になり過ぎず読みやすかった。
母関数の使い方について知識を得ることができた。
微分がでてくるので高3理系ぐらいの数学の知識が必要。
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理系だいすき←
立ち読みで結構読みましたが文系の私には難しいです。でも読みたい。文系だからこそ、。美しいことはわかる。嫌いじゃない。読みたいなあ。
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数学とストーリーの両方が中途半端になってしまっている.
数学は問題を解いているだけ.もう少し手がかりや材料がなければミルカさんの発想にはついていけない.
ストーリーはごく一般的.ただ,数学のおもしろさが分かる話にはなっている.数学が楽しいことを思い出させてくれる
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大学時代から気にはなっていたが買わなかった。
だけど早く買わなかったことを、今猛烈に後悔している。
数学がこんなに面白いとは思わなかった。
この面白さにせめて大学時代に気がつきたかった。
そうすればもう少し真面目に数学の講義受けたのに…。
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高校生の話なのに理系で大卒の俺でも理解できないところがあった。
悔しいので今度は紙とペンを携えて挑みたい。
数学からしばらく離れてこれを読むと、
数学って楽しいものだったんだなぁとしみじみ。
解かされるのと、自分で取り組む違いなのかな。
数式解くのを趣味にするのも楽しそうだなぁ。
学校でさせられる数学と、
数学ガールの数学とには違いがあった。
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数学を楽しむことができたたらどんなに素晴らしいことだろうと思わせてくれる作品です。ここに出てくる問題は濃いです。簡単ではありません(少なくとも私には)。ですが、読んでいくと主人公たちと一緒に楽しく問題を解いている気分になれます。
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計算ドリルが大嫌いだった私に、理論を追えば数学って面白いんだよと語りかけてくれる本。
数式満載ですがストーリーだけ追うこともできるし、じっくり読めばなんとかなります。
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記念すべき300冊目です!
今まで200冊はあった気がしますが300は初めてです‥!
365はいけるかわからないけど、他にやらないとなこともあるし「もういいかも」と思ってもいるので、
もう数は気にしないで読みたい本だけ読もうかなぁ‥
で、そんなめでたい300冊目に読んだこの本なんですが
読んだ、って言っちゃうのが後ろめたいくらいチンプンカンプンでした‥
高校生以上向けなんだろうし、わからなくていい、って書いてありましたが
ほんとに??だらけで、流して読んじゃいました‥。
もともと数学は超苦手で
数学1Aさえ危うくてしかも何年も経ってるから忘れてるしで
外国語みたいでした
むずかしいなー
数学があまりにもできないので
いまだに数学得意なひとには無条件で尊敬の念を抱いてしまいます。
この本評判いいみたいで、わたしも少しは数学がわかるようになる‥?と淡い期待を抱いてたんですが
むずかしすぎました(TmT)
テトラちゃんにも遠く及ばないわたし‥
評価なしはわたしの中で「読むのが苦痛」とか「燃やしてしまえ」みたいな評価なので
この本にその評価はひどいというか
わたしの力不足ゆえに読むのが大変だっただけなんですが‥
まぁちゃんと数式よめてないのに評価つけるのもあれなので
そういう意味で評価なしです。
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数学は美しい、と思わせてくれる1冊。
数学のさらなる深みを追求するミルカさんと、
数学が苦手、だけど理解したいとがんばるテトラちゃん。
2人のキャラクター造形が秀逸。
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「難しい数式の意味はわからないことが多いだろう。でも、全部わからないとしても≪ここまではわかった。ここからわからない≫と筋道立てて考えるべきなんだ。≪だめだ≫といってたら読まなくなる。考えなくなる。数学なんて役に立たないさって嘯くことはできる。でも、そのうちきっと≪役に立たないから読まない≫ではなく≪役に立てたくても読めない≫になってしまう。」
この本で伝えたいことは、この文章に詰まっている気がします。
斯くいう私も、この本に出てくる数式は、まったくわからない。
フィボナッチ数列について組み立てられた数式だけは辛うじて、何を表しているのか理解できましたが、それ以外は、テトラちゃんとミルカさんと僕の物語だけを楽しみに読み進めたといっても過言ではありません。このように物語りに絡めて難しい数式が出てくるのでなければ、≪わからない≫と読むのを止めていたことでしょう。
そう考えると、わからなくても最後まで読ませてしまうこの本が持っている力というのは、数学の入門書として、とても完成度が高い本に出来上がっている気がします。
だけど、物語としては、どうしても気になる点があります。
物語を楽しみに読み進めることができたので、面白くはあるんですが、テトラちゃんもミルカさんも男の願望を絵に描いたような人物で、現実感がないのです。
数学がメインの本に小説としての魅力を求めるのは間違いかも知れませんが、人物にもっと魅力があれば、文系の人も読者層に取り込めた可能性を感じるので、その点が残念でなりません。
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物語形式でスラスラと読むことができる。
しかし、1回では理解出来ないので、2〜3回読むことを進める。
わかりやすく数学を説明しているので、数学の基礎を知った上では面白い。
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ぜひとも高校生のときに読みたかった本。
これを読んで、ようやく無限の意味だとか、行列だとか、分かってなかったのが分かりました。
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受験期予備校の先生に勧められて読んだところ、数学の違う側面が見えた気がして、すごくいい息抜きになりました。この本は、確かに数学的に難しいところもあるけれども、これから大学の授業を受けることで少しずつ理解できる部分も増えてくると思うので一生かけて何度も読み返したい本です。
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数学のエレガントさに改めて気づかされる本です。程度は低いどころか理系数学そのもの(数論)ですが,テキストとは違うので“微に入り細をうがつ”ものでは決してないので,登場人物や数学者たちの“目的を持った思考”を追体験することができます。自力で解けるようになるのが理想ですが,そうでなくても,様々な思考世界を渡り歩く自由ほど面白いものはありません。個人的には,母関数を用いるアプローチとコンヴォリューションが印象的でした。
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「学校の先生は,どうして先輩のようにていねいに教えてくれないんでしょうか…」
「きみと僕とはいま,対話をしているよね。きみは疑問を抱いたらすぐに僕に聞く。僕はそれに答える。だからわかりやすいと感じるんじゃないかな。一歩一歩確かめながら進む感じがするんだね,きっと。先生の授業を聴くだけじゃなく,わからないところを先生に聞いたらいいのかもしれないよ……もっとも,答える先生の力量によるけれどね」(p.37)