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取り上げられた10冊の要約と解説、サクサク読めて知らない興味深いことばかり…10冊のうち読んだことあったのは、アンネの日記のみ。
2016.2.20
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世界的な本についての解説本は分かりやすい。日本人としては、宗教による戦争は実感しにくいが、時の政権が共通の仮想敵を創り排他する常套手段は何時の時代も変わらない。
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久しぶりに池上彰氏の本を読んだ。前から気になっていた本。今まで読んだことがあるのは、アンネの日記のみ。池上氏の説明は、難しい本ほど分かりやすく書いてあって、原本を読むのは難解と思う本もあったので大変参考になった。池上氏の著書で特に好きな本。
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専門的なことを簡単な言葉で説明することほど難しいことはない。池上さん程それに秀でた人はいないと思う。
この本を読まなかったらケインズやマルクスなんて一生触れ合わず、プロ倫って略称も知らずに終わってた。池上さんの存在が私のような無教養な若者の底上げになっていてホント有り難い。
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池上さんが選ぶ、世界に影響を与えた10冊を紹介している本。
アンネの日記
聖書
コーラン
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神-マックス・ウェ―バー
資本論-カールマルクス
イスラーム原理主義の道しるべ
沈黙の春-レイチェルカーソン
種の起源-ダ―ウェイン
雇用、利子および貨幣の一般理論-ケインズ
資本主義と自由-フリードマン
大きく分けて、宗教と経済、生物学(進化、環境問題)。
多くの日本人は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教がどのように世界に影響を与えているか、知らないと思う。
ぼくも知らない。
なぜあんなに戦争が発生するのか、知らないことが多い。
また、イスラム原理主義がテロを起こしているって聞くだけで、なぜというのは調べようとしない。
これでは、日本が世界の人と仕事をするときに困る。
東京オリンピックも大丈夫かって心配になる。
読み終わって、そう感じた。
面白かったのは以下。
給料は、労働者の食事や住居費、加えて翌日元気になるための費用の対価って考え。(労働の再生産費)
自分が作ったもの、サービスしたものの対価と思っていたけど、上記考え方だと、最低賃金はもう少し上げてもいいのかなって思う。
あと、ガブリエルがムハンマドに神の教えを授ける際、アラビア語を話すムハンマドに伝えたってことは、アラビア語は神が選んだ言語だという見方。
確かにそういう考えもあるよなーって。
で、天国は涼しい木陰というイメージ。そりゃ、灼熱のアラビア半島の人にとって、天国とはそういう場所を想起させるよなーって。
ジハードで死ぬと天国に行けるって考えも、僕からするといやいやって思う。
女性がターバンかなんかで髪を隠すのは、美しいところは隠せ=髪は美しいという方程式から来ているとのこと。
いろいろと思うことはあるけど、宗教ってそういうもの。
マルクスの労働価値説(使用価値と交換価値)
運命説(運命が決まっているなら、自分が天国に行ける人間だと信じるしかない、努力するしかない)
遊びっぱなしの人は、働けば得られるはずの金を無駄遣いしているという考えがある。だから時間の浪費が罪。
エジプトの神殿は、閑散期の景気対策。
こんなところ。宗教的な本はもっと読まなきゃあかんと反省しました。
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今や世界の常識となっている事柄や今も続いている紛争など、我々の常識というものは、ある一冊の本がきっかけで作られている。まさに「世界を変えた本」を分かりやすく池上彰さんが紹介してくれる本です。多分絶対学校で習ったことのある本ばかりですので、昔の教科書を思い出しながら読むと、「こんなエピソードがあったのか!」と驚きます。中高生の時に読んでいたら社会、公民の授業がもっと楽しくなっていたでしょうね。
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一冊の紹介がさくっと読める分量でまとまっていて、読みやすかった。
個人的にはアンネの日記についての紹介が興味深かった。
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<目次>
はじめに
第1章 アンネの日記
第2章 聖書
第3章 コーラン
第4章 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
第5章 資本論
第6章 イスラーム原理主義の「道しるべ」
第7章 沈黙の春
第8章 種の起源
第9章 雇用、利子および貨幣の一般理論
第10章 資本主義と自由
おわりに
***
本書は、池上さんが文藝春秋から発行されている女性向け月刊誌のCREAに、10か月に渡って連載されたものをまとめたものです。
電子書籍の普及や読書離れが進んで発行部数の減少、休刊、廃刊になる雑誌のニュースも絶えませんが、そんななかでもやはり本の持つ力というのはとてつもない強さを持っている、と氏は言います。
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読んだ人が、内容に感動したり、感化されたり、危機感を抱いたりして、何らかの行動に出る。それによって人々が動き、ときには政府を動かし、新しい歴史が築かれていく。それによって人々が動き、ときには政府を動かし、新しい歴史が築かれていく。書物の持つ力は恐ろしいほどのものです。
(はじめに p9)
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そして、本書で取り上げている「聖書」や「コーラン」、「資本論」など、耳にしたことがある人は多いのに読んだことがある人が比例しないのは、『古くて読みにくい、分かりにくい』といった印象があるからではないか、と指摘しています。
ので、この本は1冊1冊の内容を深く負ったものでも、世界を動かしたかをものすごく細かく説明した本でもありません。紹介する本を読んだことがない人が挫折しない程度に簡単に内容を紹介し、「我々の生活に関係あるんだな」と感じられる程度まで噛み砕いた影響を述べている、といったところでしょうか。
個人的に今年に入って「コーラン」、そしてアメリカ史を建国から現代まで簡単ではありますが追っかけ終わったところだったので、とても面白く読めました。
『イスラーム原理主義の「道しるべ」』は知らなかったので、実際に読んでみたいな、と思います。
ダーウィンとマルクスが同時代の人と言うのも今更知りました。すごい時代だなぁ。
個人的な発行年順のメモ。
本書は話の繋がりの上で変則的な掲載順序になっていますが、実際に発行された年ごとに並べ替えてみるとそれもまた連関が分かるようで面白い気がします。
年数は初版、発表年数。
・聖書
・コーラン
・アンネの日記(アンネ・フランク)1947年 オランダ
・種の起源(チャールズ・ダーウィン)1859年 イギリス
・資本論(カール・マルクス)1867年 イギリス
・プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(マックス・ウェーバー)1904年 ドイツ
・雇用、利子および貨幣の一般理論(ジョン・M・ケインズ) 1936年 イギリス
・沈黙の春(レイチェル・カーソン)1962年 アメリカ
・資本主義と自由(ミルトン・フリードマン)1962年 アメリカ
・イスラーム原理主義の「道しるべ」(サイイド・クトゥブ) 初版1964年 エジプト
その他、面白かったところは、
・日本で紙を使った生理用ナプキンが作られたきっかけは「アンネの日記」。(アンネ株式会社として「アンネナプキン」が1961年に発売。のち同社は1993年にライオンに吸収合併)
・『マタイによる福音書』と『ルカによる福音書』は、『マルコによる福音書』を参考にしながら書かれたという説が有力。また、それぞれ別にもう一つ資料を見て書いたらしい(見つかっていないので『Q資料』と呼ばれている)
・チェルノブイリはウクライナ語で「苦よもぎ」(ヨハネの黙示録に出てくる水源に落ちた星の名)
・使用価値と交換価値
・ダーウィンのお母さんはウェッジウッドの創業者の娘
・ウエストミンスター寺院の内部の壁や床には歴代の国王が埋葬されている(普通に地下に埋葬されているものだと思っていました…まじか…)
・社会ダーウィニズム(THE 弱肉強食)
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聖書、コーラン、アンネの日記、道標、プロ倫、沈黙の春、ダーウィン、マルクス、ケインズ、フリードマンの要約。もともと雑誌の連載。Good read
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アンネの日記からはじまり、聖書、コーランそして資本主義と自由へと進んでいきます。
あまりそれらの本の内容を要約しているとはいえない。聖書やコーランの発行により、世界にどのようなことが起こったのか、ということを記している。
この本を読んだから、聖書が読みたくなった、ということにはならないだろう。
もし、この10冊の本で、気になる本があるのなら、新書か何かを買って読んだ方がよいと思う。
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1冊の本の存在が、世界を動かし、世界史を作り上げたことがたびたびある中で、本書は池上彰氏が取り上げた10冊の本の影響について紹介し、その影響について説明されている。
「アンネの日記」「聖書」「資本論」「沈黙の春」など存在は知っているが読んではいない本についてあらためてその本の影響力、偉大さが伝わる。
宗教と経済の観点についても触れられており、現在の経済や政治も影響されている点など理解を深められた。
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世界を変えた、というほどなので、政治や宗教や経済に関する本が取り上げられている。今では当たり前になっている考え方の出どころがよく分かる解説だった。宗教や本が与える影響力の強さに圧倒された。
さらりと説明しているので、普段あまりそういうものに触れていない人向けの本だと思う。
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博識になれます!
世間さんの動きに疎いとか、政治経済に疎いとかいう皆さんは読んでみて良いと思います。
私はそんな一人です。
何より分かりやすくて、大変素晴らしい。
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あまりにも有名だけれども、自分では絶対読まない(読めない)本に、池上さんの力を借りて触れてみた。
宗教については非常に分かりやすい。経済については短く、丁寧にまとめられているも、私には難しく、読むのがなかなか辛かった。
宗教・科学・経済、全てが結びついている。取り上げられた本の順番もこれしかないと思わせる一冊。
アンネの日記
聖書
コーラン
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
資本論
イスラーム原理主義の「道しるべ」
沈黙の春
種の起源
雇用、利子および貨幣の一般理論
資本主義と自由
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わかりやすいし、歴史と経済の仕組みと思想と、そういうことだったんだ……!とガッコで暗記した知識が結びついて理解できました。