紙の本
グルメ本とは一線を画する図鑑
2017/11/14 12:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うむうむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、凡庸なグルメ本ではありません。高級ネタから庶民的なネタまで幅広く取り上げた、すしネタの「図鑑」です。
基本的には一つのネタ(魚)1ページで、握り寿司の写真、さばく前の魚の写真、魚とネタの解説で構成されています(一部、複数ページを割いているネタ、1ページに二種載せているネタあり)。解説は、うんちく的な話も多く、ためになります。
解説の中で、高度成長期の乱開発で良質な漁場が奪われたことや、近年の脂志向(脂の乗った物志向)を嘆いておられる文章がちょくちょく登場するところに、魚に対する愛情が感じられます。
すし好き、魚好きだけでなく、図鑑好きの人も満足できる本だと思います。
紙の本
コスパ最高!
2013/05/29 09:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:shika - この投稿者のレビュー一覧を見る
魚をあまり知らない私。刺身の状態と魚の状態を一緒に勉強できる本が欲しいと思っていたときに見つけました。
写真も然ることながら解説もほどよいボリュームで、読むほどにドンドン興味が湧きます。
紙の本
素晴らしい図鑑
2017/12/11 19:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:shiba - この投稿者のレビュー一覧を見る
寿司だけでなく魚の写真も掲載されており、魚に関するトリビアがたくさん書かれておりとても楽しい図鑑です。
もちろん魚だけでなく貝やイカ・タコ、魚卵など様々な寿司ネタが網羅されており、この本さえあれば寿司に困ることはないと思います。
空腹時に読むのはおすすめしません。
電子書籍
まさに図鑑
2018/10/20 18:34
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
すしの起源からはじまり寿司店の形態などにも触れ、マグロはじめいろんなネタの解説。
まさにすし図鑑でした。
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中トロ、コハダ、アジ、アナゴ、甘エビ、しめサバ、スズキといった321貫の寿司の図鑑。寿司の写真だけでなくネタとなる魚介の写真も掲載されている。鯛、鰈、烏賊、鮑、海老はそれぞれいろんな種類があるんだな。ひととおり食べてみたいけど、まあ無理だろうな(汗)
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回転寿司で使われているネタが、いわば「まがいもの」だという本を読んだことがあった。もちろん、本来の名前と違う出し方は偽装だが、食べて美味しい魚ならば、そのまま食べて楽しむのがよいのでは?と思っていた。
この本は、まさに高い寿司から安い寿司まで、おいしいネタをカバーしてくれている本だ。たとえば、穴子。地球の反対側で取れるウミヘビの一種も、穴子として出されることがあるが、これはこれでさっぱりして美味しいと紹介されちえる。また、エンガワ。ヒラメのエンガワは高価すぎるが、アブラガレイのエンガワならば安く食べられる。しかも、普通に美味しいじゃん。
魚の全身写真と、寿司ネタの写真。これを手にしたら、寿司が食べたくてたまらなくなる。もちろん、アブラガレイのエンガワで十分楽しみです!
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寿司は好きだが、何となくいつも同じようなものを食べているので魚のことを学ぶ勉強がてら購読。眺めているだけで食べたくなる(*´Д`*)
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web版と同じ内容かと思ったら、全部書き直してるんですね。web版は手当たり次第レビューしてる感じですが、こちらはほんとに美味しく、かつ比較的食べる機会がありそうなネタだけ厳選しているみたいです。
でも、どれも「美味しい」ばかり書いてあるので、読み物としてはちょっと退屈かなと…。本家の、キワモノ深海魚なんかに手を出して玉砕してる様子が堪らなく面白いので、そういうのも混ざっている方がメリハリがあって読みやすいかも。
珍しいネタを見付けた時、ちょっと調べるのにはとても向いてると思います。
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寿司ネタにフォーカスして、その内容がズラリと解説されている良書。時期であったり、味であったりその歴史であったりをコンパクトにまとめているため、非常に勉強になった。
321貫分の寿司ネタが収録されているので、けっこう食べた事が無かったり初めて見たネタがあったりとよかった。
下記の目次で収録ネタの一部があるので、その内容はチェックしてほしい。
あぁ、寿司が食べたい。
・目次
■序章
すしの歴史
●コラム すし店の形
~立ち店、Oレーン、Eレーン
■赤身
マグロ総論
マグロのすしいろいろ
クロマグロ/タイセイヨウマグロ 【本鮪(ほんまぐろ)】
ミナミマグロ 【南鮪】
メバチマグロ 【眼撥鮪】
ビンナガマグロ 【鬢長鮪(びんちょうまぐろ)】
キハダマグロ 【黄肌鮪】
コシナガマグロ 【腰長鮪】
カツオ【鰹】
ハガツオ【歯鰹】
ほか
■魚卵
サケ 【イクラ】
ニシン 【数の子・子持ち昆布】
トビウオ 【飛び子】
カラフトシシャモ 【カペリン子】
スケソウダラ 【鱈子】
マダラ 【真鱈子】
■光りもの
コノシロ 【小鰭】
イワシ 【鰯】
ニシン 【鯡】
キビナゴ 【黍魚子】
サヨリ 【針魚】
サンマ 【秋刀魚】
マサバ 【鯖(さば)】
ゴマサバ 【胡麻鯖】
マアジ 【鰺(あじ)】
マルアジ 【丸鰺】
ほか
■長もの
マアナゴ 【穴子】
ゴテンアナゴ 【御殿穴子】
イラコアナゴ 【伊良子穴子】
マルアナゴ 【丸穴子】
ウナギ 【鰻】
ハモ 【鱧】
■白身
ヒラメ 【鮃】
オヒョウ 【大鮃】
マコガレイ 【鰈】
イシガレイ 【石鰈】
マツカワガレイ 【松皮鰈】
ホシガレイ 【星鰈】
メイタガレイ/ナガレメイタ 【目板鰈】
サメガレイ 【鮫鰈】
カラスガレイ 【烏鰈】
アブラガレイ 【油鰈】
ほか
●コラム 地図で覚える魚介類
■イカ・タコ
コウイカ 【墨烏賊(すみいか)】
カミナリイカ 【紋甲烏賊(もんごういか)】
アオリイカ 【障泥烏賊】
ヤリイカ 【槍烏賊】
ケンサキイカ 【剣先烏賊】
ジンドウイカ 【雛烏賊(ひいか)】
スルメイカ 【鯣烏賊】
ソデイカ 【袖烏賊】
ホタルイカ 【蛍烏賊】
ベイカ 【米烏賊】
ほか
●コラム 国内から覚えていこう、ブランド魚介類
■貝
アカガイ 【赤貝】
サトウガイ 【佐藤貝】
バカガイ 【青柳(あおやぎ)】
アラスジサラガイ 【白貝(しろがい)】
ハマグリ/シナハマグリ/チョウセンハマグリ 【蛤】
ミルクイ 【海松貝(みるがい)】
ナミガイ 【白海松(しろみる)】
トリガイ 【鳥貝】
エゾイシカゲガイ 【石垣貝(いしがきがい)】
ホタテガイ 【帆立貝】
ほか
■エビ・カニ
ホッコクアカエビ/ホンホッコクアカエビ 【甘海老(あまえび)】
ジンケンエビ 【甘海老】
ヒメアマエビ 【姫甘海老】
トヤマエビ 【牡丹海老】
ボタンエビ 【牡丹海老】
スポットブラウン 【牡丹海老(ボタンエビ)】
アルゼンチンアカエビ 【赤海老(あかえび)】
ヒゴロモエビ 【葡萄海老(ぶどうえび)】
モロトゲアカエビ 【縞海老(しまえび)】
クルマエビ 【車海老】
ほか
■その他
シャコ 【蝦蛄】
ウニ 【海胆】
エゾバフンウニ 【蝦夷馬糞海胆】
キタムラサキウニ 【北紫海胆】
アカウニ 【赤海胆】
シラヒゲウニ 【白髭海胆】
玉子焼き 【玉子焼き】
スサビノリ 【海苔(のり)】
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寿司ネタを知り楽しむためのハンドブック。すしダネ名(ネタ名)や魚の生息地、旬、別名などの情報などが全編カラーで載っている。
本書を読めば同じネタと思っていても実は全然違うことが分かる。例えば、マグロだと、本鮪、南鮪、目撥鮪(単にマグロと言えばコレ)、鬢長鮪、黄肌鮪、腰長鮪、など様々な種類があり、一つ一つの違いを理解することで寿司に対する解像度が大幅に上がる。もちろん、解像度が良くなるほど楽しみ方も増える。寿司好き必読の一冊。
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読み物と言うより雑学図鑑的な感じだった。
あまり詳しくないので、知らなかった知識などが書いてあるのは面白かったし、特にコラムの魚の地図は覚えておきたいと思った。