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えー、この著者うちの会社OBだったの???レビュー書こうと思って裏表紙見ると、ファーストキャリアにうちの会社の名前が。
読んでる時には、こんな金持ちの世界があるのか、って少し遠い存在として見てたら。まさかの・・・
本の内容は、外資系投資会社等で役員を務めるなど、超エリートサラリーマンであった著者が、行ってきた金遣い、そしてそこから見える拘り(金を遣うことへの哲学)の数々。
一流のものに対する興味がすごく刺激されたので、何か良いものを拘りをもって買ってみたいという気になった。
あとは著者の歴史や芸術に対する造詣の深さに感服。
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ノーミュージック、ノーライフ そうなのだろうか。鴨長明が住んだ方丈は四畳半、そこに置いたのは琵琶と琴だったらしい。究極のシンプルライフです。
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「自分が買ったモノによって自分の生活の枠組みが規定されていく。」(p.115)
「良いモノはそうやって人の手を経て旅をします。何十年、何百年、それは時空を超える旅になっていきます。私はある時期、その旅の同伴者となっただけです。」(p.133)
2013.11.24
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自分のレベル、購入しても良いかなと思うものに、惜しみなくお金を使っていけばいいのではないかということを改めて感じさせてくれた本。
この本の著者のように、無理にお金を遣うことはないのではないかと思う。
「本は生モノ」「自分が誘って部下と飲みに行くときは100%勘定を持つ」などは、うなづけるものでしたが。
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カネを殖やすことを生業とするファンドマネージャーで大成功し、億単位の収入を得ていた著者が、茶道具、オーディオ、カメラ、インテリア、2回の結婚と離婚、ありとあらゆることにカネを遣い、蕩尽のすえに辿り着いた経験と悟り=教養についてのエッセイ。
投資、貯蓄、ビジネスの成功譚やノウハウ、そんな本は古今東西数多あるけれど、カネ遣いを勧める本は希少かもしれない。
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2014/1/18読了。
カネの使い方は、その人の人間性そのものだということは賛同できる。しかしながら、それは人から教わることではなく自分で形作るものなのだろう。
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仕事柄、家計管理やマネープランニングに関する本に目を通し、参考になれば皆さんにご紹介しています。
本書もそのつもりで手に取りました。
家計のノウハウ本ではありませんでした。けれども、何のためにお金を稼ぐのか、貯めるのか。という点を明確にするためには役立つと思いました。
読み始めて最初の方は、正直、「うーん、読んでいて気分が良くないなぁ」と思う個所もありました。
しかし、読み進めるうちに、高品質の物、価値のあるもの、ホンモノに触れることが、いかにその人の価値観を育てるものかという点を教えて頂きました。
帯に「身銭を切らなければ己は磨けない」とありますが、賛成です。
著者は、360度の視界を持ち、それぞれをとことんまで追求する方のようで、だからこそ、億という単位のお金をつぎ込んで己を磨いたのでしょう。
しかし、誰にでも、一つや二つ、著者のような探究心を持って何かに打ち込む対象はあるでしょう。それに対して妥協をしない姿勢は、あって当然です。それに財産を投じても悪いことではないと思います。
むしろ、そのように心や金銭をつぎ込むほどの何かがあった方が、生き方としては好ましいのではないでしょうか。
お金を貯めてばかり、または貯める目的もなしに漠然と貯めている、という方にはぜひご一読をお勧めします。
ファイナンシャル・プランナーは、節約を勧めるのではありません。適切なものに適度な支払いを勧めたいです。本書の著者はちょっと極端ですが、このようなお金の使い方は、お金も嬉しいのではないかと思います。
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元ファンドマネージャーであった著者。大きなお金を動かしつつ、プライベートではお金に執着がないとも。それを表すかのように、色々な「物」への投資。それも、半端でないお金の遣い方を赤裸々に紹介。お金の本質とは?を考える一冊にも。結局、お金とは如何に有効に遣うかに行きつくのでは?
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外資系のファンドマネージャーだった著者が,二度の離婚ですべてを失うまでのカネ遣いの履歴といったところか.
日本ではこういうことを語ると下品だということになるので,まあ珍しい本.バカバカしさと一面の真実が同居した本.
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カネ遣いが果たして教養なのか。そんなカネの遣い方をしたこともない僕にはなかなか理解できないが、ビル・ゲイツや松下幸之助の金遣いは面白味がない、というのはわかる気がする。
新たなインターフェースが、教養がカネ遣いで手に入る、しかしながら削ぐこと、いわばエンプティネスへの憧れが見えてくる。
カネを遣うことと、それが好きであるということは必ずしも一致しない。結局のところ、学問も教養もみな暇つぶしであると。そうだそうだ。己を磨くとか、教養とか、そんなのはどうだっていいんだ。中身はあんまり読んで気持ちのいいものではなかったけれど、なにか捨て置けないものがあった。
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筆者の価値観や考え方には、私は共感できるところも多く、前半は面白かった。
が、後半、具体的なモノについて、何にどれだけ使ったかということが延々と書かれるくだりは、ページ数稼ぎな感じがぬぐえなかった・・・。茶器など、自分の知らない世界のことなので、へぇ~と思えるところもあるにはあったのだが、こればかりは個人の趣味の問題だよなと・・・。
どんな「モノ」にお金を使ったかよりも、どんな「体験」にお金を使ったかの方がまだおもしろかったのは、「体験」から得られる筆者の感想や価値観についての記述に、自分がその体験をしたならばどんな感想を抱くことになるのか、こちらの想像力が膨らむところがあるからなのだろう。「体験」というのは、あくまでも、その人自身が経験しないとわからないものであるからだ。
でも、「モノ」は正直、実物の写真等がないと説得力に欠けるし、写真等がないところで文字だけで延々と説明されても、文字によって自分が抱いたイメージと実物が違ってしまえばそれで話は終わりなのである。なので、何の想像力もかき立てられない。そんなわけで、前半の内容を厚くしたほうが面白い本になったのではないかと思い、惜しい気がした。
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実践するにはなかなか勇気のいる選択。そこを越えれるか否かで人は変わるものなのか。ベクトルの方向を変えるという新しい考えが宿った1冊。
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個人的には非常に面白かった。
お金を使えばお金が入ってくる。
そう言ってる作者が財政破綻して矛盾
しているかもしれない。
しかしこの本の作者には
清貧や真面目に貯蓄する価値観と
正反対の価値観があり、
非常に個性がある。
バブルともまた違ったカネ遣い。
年収で億を稼げた作者だからこその
カネ遣いには人間が本来持っている
カネ遣いの楽しさが隠れてる。
万年筆とか鞄とか靴とか、
そういうモノを風流に愛せる人には
共感できる本です。
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欲望の形
これには些か驚いた。
金があるから使うのか、使うために金があるのか。
ある種のお金哲学だ。
私の欲望の向き合い方と真逆をいくスタンスがとても爽快かつアホくさく、それでいて楽しめた。
少し羨ましく、少し疎ましく。
私はどこにインターフェースが開かれているのか…。
それはそれでまた楽しみだ。
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クレディスイスなどで資産運用をして巨額の収入を得た著者が
様々なモノに金を遣い、離婚を通じて金を遣いつくすまでのいきさつとその説明
金に関する筆者の哲学や自己正当化の論理は正直なところ非常に稚拙に感じられるが
どういうものにこだわって金を使ったかという点は興味深い
→椅子、食器、絵画、文房具、靴、カバン、オーディオ、カメラ、腕時計
特に腕時計への投資は著者自身も費用対効果の点で疑問を持っているようである
見わたせば花も紅葉もなかりけり
浦の苫屋の秋の夕暮れ
藤原定家 (あとがきより)