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あらすじだけを読むと、何かのシリーズのようでしたが
これ1冊でも十分楽しめました。
どうやらおなじみ登場人物がいるから、のようです。
何か本編に関係あるのか分からない最初の殺人。
そしてまったく関係ない人達の様子。
それが少しずつ繋がって…こよりになって、かと思いきや
思いっきり大縄になってました(笑)
殺し屋に対抗するべく集まった人達の手際の良さに
驚いたり不思議に思うよりも、すごいな、と感心し通し。
最後の方で見えてきた『司令塔』の過去には納得。
そうでなければ、これほど冷静に色々と考えられないですね。
しかしこれほど個性的な人達がよくも集まったものです。
普通そうなのに、思わぬところにコネクションがあったり…。
最後に関しては、ちょっといらないんじゃないかな? と
思うか所もあったりしましたが、後始末としては
良かったんじゃないでしょうか?
ただ、全員無事だったらよかったな、と思うものの
それはちょっとご都合主義すぎます、ね。
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さまざまな性格の人が、さまざまな感情を持ってひとつの事件に関わり合っていく。
一人の女性が殺害され、ちょっとしたことで事件に触れてしまった人たちが、また別の女性を守るために徒党を組む。
結構おもしろいとは思ったのですが、個人的にはラストにもう少しパンチがほしかった気がします。
なんだろう、つまらなかったわけではないのですが、徐々に話が大きくなりすぎたというか。
や、それがこの話のいいところなのかもしれないのですが、なんだか自分にた手に余ってしまった感がありました。
でもまぁ森村誠一さんらしいおもしろい小説だったかと思います。
好きな人には是非。
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ミステリー小説だけど、人間が生きる意味、人間が人間である理由、みたいな難しいことをテーマにしてる。
事件が解決しても大して驚きなどはない。
長い。