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10話からなる短編集。「罪」をテーマにした短編小説。
ふとした弾みで誰でもしてしまう小さな罪、不道徳な行いが、さりげなく、しかし印象的に描かれている。
子どもの頃の万引、キセル乗車、人にものを借りて返さなかった、人の気持ちを踏みにじった等々・・・
「百年の恋」「寿」は、色々思うところがあったな〜;;
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郵便局の棚にあったので、軽く読むととまらなくなって、持って返ってきました。(あとで返しにいきます)
うまい、と思いました。華やかな部分もあり、ブラックな部分もあり。ちょっとした悪を描くのがうまいです。
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すごく面白かった!
この面白さは山本さんの描写だからなのかな。
この作品を読んで山本さん好きになりました。
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歌手の小松未歩さんのエッセイで紹介されていたので読んだ。あとがきにもあるように、“罪”をテーマにした短編集。誰の心にもありそうな小さな罪をリアルに、抉り出すように描いていて、ところどころで胸が痛むような感覚を覚える。ひとの罪深さというのは、それを測る客観的な尺度というものが曖昧だから、罪悪感の強さや、どれほどひとを傷つけたかによって感じられ方が変わるものだ。だからこそ取るに足らないような小さな罪であっても、長い間ひとを捕えて離してくれないのだな。
タイトルになっている「ブラック・ティー」は花の名前らしい。知らなかった。
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何か読んだかなーと思ったんだけど、3年位前、ブクログ始める前に読んだかも。
すごい短い短編集。
皆それぞれどこかしら秘密とか、罪とか持ってる。
罪っていってもすっごい大きいわけでもなく。
あ、私もって感じの
どれが印象的って訳でもないけど、人間そんなに馬鹿正直に生きなくても、ちょっと肩の力抜いてもいいんだって思わせてくれる話たちでした。
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大したことないけど、ちっちゃな罪。
・・・を犯してしまうこと。
心の中のちょっとした暗闇にターゲットをあてたもの。
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色んな軽犯罪をそれぞれのテーマにした短編集。単にマナー違反の範疇かなと思うものから、それはアウトだろ!ってものまで。
個人的に「ニワトリ」が面白かった。物を返し忘れるのはあまりないけど、人の言ったことを忘れるのはホント良くあることなので・・・身につまされましたw
あと「少女趣味」。この主人公に怒りを感じる夫の気持ちはわからなくもないけど、もっと他に伝え方は無いのかと思った。
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色んな種類の「罪」を題材にした短編。
なかには思い当たるものもあったり。
1時間で読了するくらいあっという間でした。
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「私達は純真でもなく、賢くもなく、善良でもないけれど。
できることを精一杯するだけ。ただ精一杯するだけ。」
誰もが犯したことのある罪に、思わず胸がちくっとする1冊。
なんとなく分かるなーと共感してしまったり。
重たすぎずさくさく読めた。
「百年の恋」「寿」「ニワトリ」が印象的だった。
ブラック・ティーを紅茶の一種だと思ってた。
薔薇の高級種らしい。
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誰でも心に闇をもっている。
そしてそれゆえに罪を犯してしまう。
些細な罪だったら私も数えきれない位犯しているんだろうなぁ。
心の闇の隙間に落ちていかないように、
強い心をもって生きていきたいものです。
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いろんな「罪」の話。
(殺人や強盗とかの罪じゃなくて。)
なんていったら良いんだろう?
誰もが心に抱えてる小さな闇が「罪」として描かれてる、幾つもの短編。
読み始めで、あれ?と思ったら、
前に読んだことある本だった。
読みやすいけど、
なんとなく後味が悪い感じ。
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短編集なので手軽に読んだ。あとがきに書いてあるように、平凡な毎日を送っていても、あるちょっとした出来事がきっかけで自分が罪を犯す立場になることがあるかもしれない。明日のことは誰も分からない。
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人の心の隅っこにあるドス黒い感情を表に引きずりだすのがほんとにお上手だなぁと思います。
しかし読後感はげんなりします。おそろしや・・・
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小さな罪を題材にした短編集です。
電車の網棚に置き忘れてある鞄を盗むことを仕事にする女。
立ちしょんする男、キセルする女。
借りたものを忘れて返さない女。
など些細な罪にスポットを充ててその人物の生き方を魅せてくれます。
胸がチクリと刺される一冊です。
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2009/8/20
元カノの留守電盗み聞きしちゃう男の人のがよかった。
最初はキモイって思ったのにだんだん憐れになってきて、最後は元カノの方が問題あるかも…って思うようになった。
正しすぎる人は怖いよ。
ニワトリも面白かった。
そして我が身に照らし合わせてちょっと不安になった。