ワクワクしました
2016/02/28 13:43
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投稿者:むらしん - この投稿者のレビュー一覧を見る
1学期を直接取材して書かれた内容であり、YCがどんな仕組みで、起業家支援をしているか分かった。
登場人物が多すぎて誰が誰だか分からなく読みづらい点はあるが、非常にリアルでワクワクした。
未来を変える者が集う
2015/03/26 15:45
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
「Yコンビネーター」そこには未来を変える者が集まる。寝ても覚めても時間に終われ、ひたすらコードを書きソフトを作る。3ヵ月間彼らを支援するのは創設者ポール・グレアム、最初の面接から一律15万ドルの資金提供、これからの方向性やプレゼン内容まで厳しく時に興奮しながらもアドバイスをくれる。時価総額1位の会社が2位から最下位までの時価総額のトータルより多い、サービスを作っても資金が無くなればどんなに良いものでも終わり。そんな不安定な世界にのめり込む若者の姿に溢れんばかりのエネルギーを感じる。
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YCの12週間のできごとをその当時参加していたメンバーの例を交えながら、スタートアップ養成スクールの各フェーズを説明してくれている。
-引用-
間違っていてもなんらかの決断をするほうが、ずるずると決断を引き伸すよりずっといいんだ。自分が興味を持てることをやるのが重要なのははっきりしている。しかし、失敗のコストが最小であるようなアイデアを選ぶようにしなけりゃいけない。この場合のコストというのは、きみらがそれにかける時間だ。
スタートアップライフにおいて、捧げる時間の長さは一種類だけ、24時間だけだ。「我々が求めているのはフルタイム、文字通りの意味です」。
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Yコンビネーターの中にはいり、徹底取材し一冊。
Yコンビネーターは、tech crunchで登場のニュースをみていらい、注目してたのですが、秘密主義のこともありあまりわからないことが多かったのですが中のことが惜しげもなくかかれているので、スタートアップやシリコンバレーに興味のあるひとは読んだ方が良い一冊です。
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【本日の一冊(^O^)】
Yコンビネーター シリコンバレー 最強のスタートアップ養成スクール
これは、スタートアップを目指す方は必読ですね!
シリコンバレーの生の姿が読み取れます。
シリコンバレーが優れているところ、そのは起業家精神が他の国や地域よりも秀でているわけではなく、多くの創業者の集中だという。
「スタートアップが集積していない場所にいることは、スタートアップにとって害になる」
「他の地域では、人が大胆さに欠けるなどということではなく、手本に欠けていることが問題なのだ」
スタートアップの最終的な成功率は、0.3%くらいかもしれないと言う、創業者のグレアム氏。
ここ本を読んで、ワクワクするか、自分には無理と思うか。
シリコンバレー屈指の養成スクールへの密着取材の中から、シリコンバレーの今を知ることができる一冊です。
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シリコンバレーにあるスタートアップ養成スクールの3ヶ月を、密着して追いかけたドキュメント。本書の面白さを知るためには、「はじめに」の章で書かれているわずか10ページほどの説明を読むだけで十分だ。
このスタートアップ養成スクールを運営しているのは、ベンチャーファンド「Yコンビネーター(YC)」。その中心人物が、元起業家でプログラマーのポール・グレアムだ。
YCは数10社ものソフトウェア・スタートアップに同時に投資を行う。一方それぞれの会社は、少額の出資を受ける見返りに株式の7%をYCに与える。だが彼らが投資をする際には、一つの重要な条件が出されるという。
まずチームは、3ヶ月間にわたってシリコンバレーに引っ越して来なければならない。そしてプロダクトの開発を続けながら、グレアムをはじめとするパートナーたちの助言を受けることになる。また毎週ゲストを招いた夕食会に出席し、最後にはデモ・デーと呼ばれるイベントに参加することにもなるのだ。
このデモ・デーとは、数百人もの有力投資家の前でプレゼンテーションを行う機会が与えられることを指す。つまりYCは、スタートアップという未来のプラットフォームを生み出すためのプラットフォームなのである。
YC発のスタートアップの中には、既に大成功を収めたチームもいくつか存在する。代表的なのは、なんといってもDropbox。また、戸建・マンションの持ち主が予備の部屋を旅行者に貸し出すためのオンライン仲介サービス、AirbnbもYCの卒業生だ。
著者は2011年の夏、YC内に常駐し、応募者の選考過程からスクールの内容まで逐一記録することが許された唯一の人物である。YCの中で起きることを漏れなく観察し、興奮をそのままに伝えてくれている。
ここまで読んだら、もう後戻りはできない。頭の中で勝手に映画のオープニングムービー風の音楽が鳴り出して、物語は動き出す。シリコンバレー特有の情熱とスピード感が、あっという間にラストシーンまで誘ってくれるだろう。
今や流行語のように飛び交う「スタートアップ」という単語だが、その定義はポール・グレアムに言わせると以下のようなものになる。
”スタートアップの本質は単に新しい会社だという点にはない。非常に急速に成長する新しいビジネスでなければいけない。スケールできるビジネスでなければスタートアップではない。”
この戦場のような場所に送り込むために、スクールでは厳正なる選考を持って人材が選ばれる。その合格率や、わずか3.2%。過酷な質問によって試されるのは、スタミナ、貧乏、根無し草性、同僚、無知という5つの資質である。
彼らは、そんな資質を兼ね備えるのが25歳という年齢にあると判断している。創業者が学生だと、失敗しても学生に戻れるので真剣味も足りないのだが、25歳にもなると学校に戻るという退路が閉ざされているからだ。
また選考時に見ているのは、ビジネス・プランだけではない。実際に、創業者たちが成功に必要な資質を備えていると思えるなら、アイデアに弱点があっても大目に見ることもあるのだという。シード資金の段階���の投資においては、アイデアよりも創業者の人物こそが重要なのだ。そこに、共同創業者がいること、チームの全員がハッカーであることなどの条件も付加される。
そんな厳しい選考をくぐり抜けてきた64組160人の精鋭たちが集う場とは、一体どのようなものなのか?その実態は、実にリベラルなものであった。創業者たちは個性のままに活動し、命令に絶対服従するための儀式・しごき等のブートキャンプ的要素はみじんもない。それもそのはず、ダメな創業者はYCがクビにしなくても、市場が追い出してくれるからだ。
だがそんな事態に陥らぬよう、ポール・グレアムは的確にスタートアップのポイントを指導していく。
”いいか、アイデアを生み出すための3ヶ条だ。1.創業者自身が使いたいサービスであること 2.創業者以外が作り上げるのが難しいサービスであること 3.巨大に成長する可能性を秘めていることに人が気づいていないこと。”
”コードを書いて顧客と話せ、早く出してやり直せ、数字で測れる週間目標を決めて集中しろ。”
”ハッキングが得意で、かつ営業に積極的でなくてはだめだ。われわれが投資する相手は全員ハッキングが得意だ。それは見ればわかる!”
全員が13歳頃からプログラミングを始めたという集団内において、コードの部分ではそれほど差がつかない。コードの外側、つまりオフラインの部分において、市場を、顧客を、数字をいかにハックできるのか、それこそが試されているのだ。そんな熾烈な環境下で彼らは競い合い、そして分かち合う。
このような教えの全てに、シリコンバレーの真髄が詰まっているとも言える。おそらくこの地では、YCで教えられているようなことが、これまでにも暗黙知的に引き継がれてきたのではないかと思う。金持ちとハッカーが行き交う場所での流儀、地場に根ざした”最先端であり続ける”という伝統。それを形式化したYCという存在は、まさにシリコンバレーの中で最もシリコンバレーらしい場所とも言えるだろう。
また本書は、将来性豊かなスタートアップのサービス内容を知るための一冊としても有用である。そのいくつかを紹介してみたい。
・rapgenius http://rapgenius.com/
ラップミュージックの歌詞を解説するサイト。ユーザーがラップ歌詞への注釈を投稿すると、ラップIQスコアがもらえる。コミュニティ機能を付けること、新分野であるロックに進出することなど、今後の展開への岐路に立たされている。
・launchpadtoys http://launchpadtoys.com/
子供たちがアニメ化されたお話を作れるアプリ。レゴなどの創造的遊びと子供向けTVゲームを合わせた新カテゴリー。iPad上で動くフィギュアの大きさを変えたり、歩かせたりすることができ、バイラル化することも可能。どこの親でも、自分の子供のしたことを自慢するのが好きであるという点がミソ。
・ScienceEXCHANGE https://www.scienceexchange.com/
科学実験のためのオンライン・マーケットプレイス。今は大学内で行われていることの多くが外注に出されているのが実情。そこに効果的なマーケットプレイスを作って、現在は不可能な全大学を横断する実験運営ができるようにするというもの。このプラットフォームの存在を知ってもらうために、ポスドクに営業をさせているという点もユニーク。
実際に公開されたサイトだけを見ていると、有能な起業家たちがクールに仕事をして出来上がったかのようにも思える。だが、その舞台裏は水面下で必死にもがく白鳥である。アイデアに行き詰まり、共同創業者に逃げられ、ピボットを余儀なくされ、プレゼンも上手くいかない。本書のもう一つの見所は、そんな失敗や試練を繰り返し、青春とビジネスとが共存した起業家たちの群像劇だ。
本書の読後感は、まるで大人になってから見る「夏の高校野球」のようなものであった。かつて年上のお兄さんたちが活躍していた甲子園では、いつの間にか年下の選手たちがグラウンドで躍動している。もはや観客席から見るしかないことを観念しながらも、その全力プレイについ心を踊らせ、胸を打たれてしまうのだ。
その一挙一動から目を離すことの出来ない、手に汗を握るビジネス書でもある。問題は、このまま観客席に座っていて良いのかということだけだ…
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Yコンビネーターという、シリコンバレーの起業支援プログラムについて書かれた本。有名な卒業生は、DropboxやAirbnb等。採択の段階では、事業の内容よりもチームメンバーの資質を重要視しているんだとか。ITとか起業に興味があれば面白い本だと思うが、起業の良い面しか書かれていないのが残念。
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今の自分に必要な内容で、また内容も非常に面白かったため、
この種の本では珍しく一息に読み切ることが出来ました。
・なぜポール・グレアムはYコンビネーターを立ち上げたのか
・なぜYコンビネーターはエキサイティングなスタートアップを排出し続けているのか
・なぜシリコンバレーでなければいけないのか
自社サービスで一旗揚げたいと考えているエンジニアで、
Yコンビネータを知らない人はいないと思いますが、
いままでぼんやりとしか分からなかったであろう内幕を垣間見ることができる貴重な書籍です。
ポール・グレアムによるYコンビネーター立ち上げの背景から入り、
2011年夏期生64組の3ヶ月の悪戦苦闘から、
投資家へのプレゼンを行うデモ・デーまでを通して、
「なぜYコンビネーターはエキサイティングなスタートアップを排出し続けているのか」
「スタートアップとしてどうあるべきなのか」
を知ることが出来る、とてもエキサイティングな読み物になっています。
Heorku, Parse, airbnb, MongoHQ, Codecademy など、
2012年に急成長したおなじみのWebサービス名がたくさん出てくるので、
エンジニア的にのめり込んで読み進めることができるのではないでしょうか。
ただ、会社名やサービス名が分かりやすいカタカナ表記になっているため、
「ヘロク」「エアビーアンドビー」など、ほんのりとずっこける感があります。
逆にわかりづらいので、Heroku, airbnbなどスペルを表記してくれてたらもっとよかったなと思います。
選りすぐりの天才が集まった64組のスタートアップ達ですが、
武勇伝ばかりではなく、むしろ失敗話が大半なので、
またクローズアップされ、実際に成功と呼べるのはほんの一握りであることから、
スタートアップが本当の意味で成功することが如何に難しいことかが良く分かります。
ほとんど役に立ってないながらも、
共同創業者として会社を立ち上げて1年ともうすぐ半年になる所、
腑に落ちるところがたくさんありました。
また半年後に読み直したい一冊です。
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引用
単純にノンフィクションのドキュメンタリーとしても楽しめてしまう一冊。投資家を前にプレゼンをし、資金調達出来るのか否かが決定される「デモ・デー」に向けて、起業家予備軍たちがどんな特訓を受けるのか・・・?
こちらはビジネス書としてではなく、読み物として超お薦め。是非。
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米国のベンチャー育成の実情を具体的に紹介した本。読み始めた当初はいろんな企業名が出てきて混乱するが、次第に引き込まれて行く。Yコンビネーターでの3か月に及ぶベンチャー育成期間の訓練方法やら、米国ベンチャーのスピード感、ベンチャーキャピタルの動きなどがわかって面白い。やっぱりフェイス2フェイスが大事だし、人が集まることでベンチャーが育って行く。かつて訪問させていただいた京都のKRPも環境が似ているような気がした。
読み進めて行くうちに加速的に面白くなってくる本。ただ、日本ではなじみのないウェブサービスも数多く登場するので、その部分を補うような日本版解説が少しあってもよかったかも。ということで、☆一つ減らしました。
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興味あるなら、情報が新しい今のうちに読んでおいたほうがいいと思う。(Airbnbとか、数年経ったらスタートアップではなくなってるので。)
オフィスを提供する場合には「インキュベータ」、そうでない場合には「アクセラレータ」
スタートアップの本質は単に新しい会社という点にはない。非常に急速に成長する新しいビジネスでなければいけない。
アイデアを生み出すための3箇条
1. 創業者自身が使いたいサービスであること
2. 創業者以外がつくり上げるのが難しいサービスであること
3. 巨大に成長する可能性を秘めていることに人が気づいていないこと。
ドメイン名を買おうとするなんて時間の無駄
なんとしても設定した目標成長率を達成しなくてはならない。努力しているうちになにをしなければいけないのかわかってくる
成功するスタートアップはミートアップに行かない
セールスアニマルになる
一人だけのスタートアップには出資しない
大きすぎる数字は使わない。兆から連想されるのは政治であってビジネスではない
AnyPerkはどうやって出来たのか http://jp.techcrunch.com/2012/05/25/jp20120510anyperk-and-ycombinator-2/
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YC密着ドキュメンタリー作品。日々起こる細かな描写は起業プロセスにおいては法則やティップスなどないと言っているかの様。起業とはいかに無駄な事をやめ、本質的な所に集中させるかが重要であり、かつ何度もそれにチャレンジ出来る土壌あるか。作品全体に"How to"へ否定を感じる事が出来る傑作。
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臨場感ある独特な世界観にひきこまれ、まるで、スタートアップの創業者のような気分になり一気に読めた。また、ストーリー性のあるおもしろさとは別に、ビジネスの基本的な内容も盛り込まれており、(たとえば、プレゼンの部分だったりとか)最近まれにみる良書。時期をあけてまた読んでみたい。
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起業家の熱を感じられる書。
スタートアップで働くひとは読むとシリコンバレーの感覚を味わえるかもしれません。
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スタートアップ企業だけに投資を行うYコンビネーター。Dropboxの創業期に投資をしたベンチャーキャピタルとして有名だが、その手法はユニークだ。スタートアップの卵を募集し、大学生が夏休みの3ヶ月間に、シリコンバレーで、合宿をする。本書で取り上げられている2011年は64社のスタートアップが集結し3ヶ月間学ぶ。いや、学ぶではないな。サバイバルするのだ。Yコンビネータに一律に15万ドルを投資してもらい、3ヶ月後に、たくさんの投資家を呼び、デモを行い、新たな資金調達をし、巣立っていくのだ。この3ヶ月間で、起業家は、Yコンビネータから助言や叱咤激励を受け、自らのアイディアを形にしていく。すべてのスタートアップが成功するわけではない。生物と同じように、生き残りをかけて戦い、最終的にごく僅かな起業家だけが生き残り、成功するのだ。Yコンビネータはサバイバルを仕組み化し、次々と素晴らしい企業を生み出し続けようとしていてとてもユニークだ。