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ちゃんと終わってくれたのでよかったです。
色々なことが清算されて、みんなが前に進めて。
ただ、今まで越えなかった一線を越えたこと。結局そこに落ち着くのか、と思いました。
二人が前に進むにはこうするしかなかったのでしょうか。そして、大友は健闘したなと思い返す。
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ああ、そういうことか。
未来は変えられる。
カナちゃん今まで嫌いだったけどしんどかったね‥
なつめと友達になれたのだろうか。
しかし長すぎたかな。
でもこのうだうだした長さこそが必要だったようにも感じる。
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十代の頃の危うさと儚さと美しさが、駆け抜けるように過ぎて行って、遠回りではあったけれども、最後には落ち着くところに落ち着いたのではないかと思いました。
多分きっと、何が正解だったかなんて数年後、十数年先にならないとわからないのかもしれないけれど、間違いを繰り返していくことは大事なんだろうと改めて考えさせられました。
熱量がすごくて読むのに気力も持っていかれそうになりましたけど、夏目の美しさに憎くも憧れを抱くカナちゃんの気持ち、女としてめっちゃわかります。。。
あと、大友が好きです笑
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最終巻。全巻読み終わった時の、込み上げるような熱い感じ。衝撃なのか興奮なのかわからないけどすごく胸にくるものがあった。それは今までにあまり感じた事のないもの。全巻購入して手元に置いておきたい。読み返せば読み返す程、新しい気付きがある。
夏芽やカナちゃん、大友、桜司の目線で進む部分はあるけど、コウちゃん目線がないから最初から最後までコウちゃんの気持ちは表情や言動から読み解くしかなくて。それがミステリアスで美しいものにするんだろうな。夏芽やカナちゃんがコウちゃんを神格化させてしまう気持ちが痛いほどわかる。コウちゃんサイドの番外編出ないかな〜こんなに本当の気持ちが読みにくいヒーロー少女漫画で滅多にいないよ。それでいてコウちゃんが口数の少なめな男だから、こちらの妄想を掻き立てるんだよね。
最後のコウちゃんの告白はすごい良かった。俺の衝撃じゃけぇの。でもなんならコウちゃんの好きって言葉聞きたかったし一緒にいて欲しかった。結婚するとしてもその過程をちょっと見たかった。
占い師の言葉はどこまで当たったのかな。さずかり婚はしてないみたいだし。コウちゃんがどこまで占いと同じ人生を辿ったのか気になる。一つだけゆるなないこととして、あなたたちの人生は必ず交わるとか言ってくれたんじゃないかと勝手に思ってる。最後は一緒、同一よ、とか。コウちゃんが神さんなら、夏芽は時の人。最後の時は神ですかって意味がずーっとわかんなかったけど、勝手にそう解釈した。そしたら、最後の時は神ですか?ならばいつかもしかしてほんとに…なんてね。に繋がるかなって。
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鮮烈な清さと残酷な醜さの際に立っている僅かな時間に押し寄せるきらめきが、その頃の感性のまま放出されているような作品。
月に憧れ、太陽に恋をして、そのどちらの気持ちも全力ではあるのだけれど、結局月を経由してまでなお心を照らすほんとうの光の魅力に魅入られてしまう。
もどかしいほど素直で高潔な少年少女の物語。
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なにもわからなかった…。家庭の事情で大変なのはわかるが、他人にはあまり迷惑をかけないでほしい…。思春期の全能感にフォーカスした作品はどうしても宗教に寄るので、のれないものにはとことんのれない。
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あまりにもきちんとしたハッピーエンドで逆に驚き。
あんなにも鮮烈な出来事を経ての結末に文句はない。
十代の煌めきと危うさと儚さが眩く脆く、
凄まじい熱量に引き込まれる堂々とした作品で好き。
その土地の伝承と絆を色濃く表す方言がたまらない。
本当コウちゃんの引き寄せの力が半端なくて魅力的。
映画は見てないけど配役は素晴らしいと思う。
モデルの夏芽の転校先の田舎町浮雲町でコウに出逢う
→恋仲になる→夏祭りで夏芽はファンの蓮目に襲われる
(レイプ未遂だが、必死で助けようとするコウに泣ける)
→このことがきっかけで別れる二人→大友と付き合う
(大友が良い奴過ぎてもしやこのまま大友ルート!?
と思わせる程に深い愛で包む大友に拍手)→芸能活動開始
→いろいろありコウと一線を越える→大友と別れる→
付かず離れずの二人→夏祭りでカナは夏芽に忠告、
夏芽を災いの元とし、「コウちゃんに会うな」→
夏祭り中に蓮目は再び夏芽の元に現れ、襲う→
夏芽の隣で自殺を図り、この事が世間に知れた夏芽に
一生消えない傷を残そうと考え気絶する夏芽の喉元に
ナイフを突き付ける蓮目→コウとカナが蓮目を殺し、
山に埋めた夢を見た夏芽、現実と混同しコウに問うも
笑われ「そんな夢見たなら抜け出せたいうことじゃ」
と告げる。産婦人科にてコウとカナを見たと聞き、
カナに真実を聞きに行く。「本当のこと話しちゃる」
→二人は蓮目を殺しておらず、コウの元から逃げた後、
自らガソリンを撒き自殺をした蓮目、それを見たカナ、
コウに頼まれ二人で一緒に死体を神さんの海に沈めた、
そしてその時カナは夏芽の代わりにレイプされていて
ピル処方の為産婦人科に出向いていたのだ(辛過ぎ…)
→翌日コウを見掛けるも話し掛けられずカナへ電話
カナへの劣等感を吐露し、コウを任せて町を離れる
「さよならコウちゃん 浮雲町 一生さよなら」
→二年後、仕事で見てもらった占い師に
コウの悲惨な運命を告げられ胸騒ぎがしカナに電話。
神さんの海で自殺を図り大友に助けられたというコウ
「コウちゃんを浮雲町から連れ出して欲しい」
毎日神さんの海に花を手向け、神と交信し、
魂の置き所が無いようなコウを見てられない、と。
→二年振りの再会。
→海に飛び込み、蓮目を追い詰めてくれた感謝と
二年間ずっと会いたかったと告げる夏芽、
コウも海に飛び込み夏芽の首を締め、夏芽が
「いいや このままおわっても」そう感じた瞬間
抱きしめ、耳元で「すまんの」と囁き引き上げる。
それはあの日、蓮目に一度目に襲われたあの夜と
同じ言葉。時が戻り火が灯っていくのを感じる二人。
だが夏芽は、
コウはここの王様だから連れ出すことは出来ない、
と感じる。それでもお互いを認め合えた二人。
「好きに生きて俺をざわつかせてくれ」と言うコウ、
コウから数珠を一粒受け取り、女優の道を突き進む。
→55歳になった夏芽が地元の資産家と結婚し、
16歳になる息子がいるとのニュースが報道され終了。
「おう!俺も同じじゃつまらん2年間じゃった!
もう一生会わんなんて約束はつまらんのう…
いつ会うてもはずかしくないよう大丈夫であろう
そう思える約束のほうがええ
ずっと見ちょるけぇ俺の願いはよう おまえがその武器で天下取るの見ることじゃあ」