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紙の本
舟を編むとは辞書を編纂すること
2015/08/27 22:15
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投稿者:T.H. - この投稿者のレビュー一覧を見る
まことに珍妙な人物だが憎めないタイプの主人公。普通のサラリーマン社会ならうだつのあがりそうもない男が、類まれなる美女のかみさんをゲットはするし、成果は上げる。そこが爽快なる読後感をあたえる。
紙の本
大渡海
2015/03/22 05:53
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
「辞書」という言葉の海を進むための舟を編んでいく。 文字で紡がれた舟に乗って言葉の海をゆらゆら漂っていたい。 『大渡海』… 読みたいな。
紙の本
舟を編む
2014/12/30 20:52
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投稿者:ユウナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一つの辞書が、出来るまでに、どれだけの年月が、費やされているのか…。すごく素晴らしい物語でした。電子辞書など、便利な物がありますが、やはり、自らページをめくり、調べると言う事は、大切何だと考えさせられました。
紙の本
とても良かった
2014/07/15 08:49
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投稿者:バオバブ - この投稿者のレビュー一覧を見る
先に映画のほうを観たのですが、原作の方は登場人物をより詳しく書かれてあって、
深みがあり、ユーモラスな文章にも思わずクスクス。
辞書を作るのがこんなに年数のかかる、大変なこととは知らなかったので驚かされました。
紙の本
最高の一冊です
2013/04/23 09:25
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投稿者:櫻良 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は 本に対しての愛情がたっつくさんつまっているんだなーと感動させられました
よく人に本を貸す私ですが、この本だけは貸せなかったです。
読み終わって しばらく余韻が止まりませんでした。
紙の本
さいこうですっ!
2013/04/21 21:56
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投稿者:JACK - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化されたというので面白そうだなと思い購入しました。
読んでみたら案の定、とっても面白い作品でした☆
趣味はエスカレーターに乗る人を見ること(笑)
変人ですよね。 でもそこがいいんです。
賞をもらえる理由もわかります!!
ぜひぜひ、読んでみてくださいね^^
紙の本
笑いあり涙ありでした
2013/04/18 21:25
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投稿者:りこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あっという間に夢中になって読んでしまえる本でした。登場人物のキャラクター設定がよくていろんな成長があります。最後は泣きました。
紙の本
良書万歳!
2012/12/07 08:57
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投稿者:破魔ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
電子辞書に押されて、辞書の改定再販が難しくなっていると聞くが、この本を読むとやはり辞書は紙の本で手元に置きたくなる。紙から印刷に至るまでの装丁へのこだわり、それ以上に単語の選択や解釈の妙。辞書ではないのに辞書を読んでいるような内容。主人公や周囲の熱意が素直に伝わる。内容も反して重くない。
読み終えると、暖かくなるし、読んでよかったと思わせる一冊である。
紙の本
さすが本屋大賞受賞作
2012/09/25 21:22
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投稿者:LEGEND - この投稿者のレビュー一覧を見る
15年の月日をかけて、1つの書物を、複数の世代をかけて紡いでゆく物語に、素直に感動。作中、荒木->馬締、西岡->岸辺と担い手が代わり、各々の想いを受け継ぎながら、自分自身の想いへと昇華してゆく様が小気味好い。(個人的には、三、の西岡の章がわりと好き)そういえば中学生くらいの頃、なぜか「広辞苑」が欲しくて仕方ない時期があった。今は何でも検索エンジンに頼る日々だが、ああいう立派な辞書が一家に1冊はあって然るべき。負けるな!辞書編集者。
紙の本
舟を編む
2012/04/21 21:44
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投稿者:いずみずき - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんな意味でこの本に思い入れがある私です。
まず、読者として……
しをんさんの本の出逢いは、駅伝の本(しをんファンにはこれだけで通じてますよね)。なんといいますか、登場人物、正月イベント「駅伝」に魅了された1冊でした。駅伝の下調べをことこまかにされた作者が、今回ターゲットにしたものが「辞書」ときて、「ここにきたか!」と思ったのは私だけではないのでしょうか。
編集者として……
辞書編集という、ほとんど知る人のいない分野。一般人が読む雑誌の連載で理解できるエリアなのかと思っていましたが、よくぞ!しをんさんは描ききりました。
私事ですが、結婚するまで教科書編集をしており、4年周期で本作りをしておりましたので、辞書編集のように、何度も何度も刷りを出し、時間をかけて校正をしておりましたので、とても共感する部分が多かったです。
編集とはなんぞや、少しでもこの本でわかってくださる方がいたら光栄です。
最後に、
しをんさんありがとう♪ これからも期待しています。
表紙の美しさもぜひ味わっていただきたいと思います。
紙の本
ことばへのこだわりは辞書への愛に変わる
2012/02/09 14:51
21人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桜李 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからは何の話だかさっぱり想像がつかず。
今回、本屋大賞の候補作品ということで興味を持ち、あらすじを見てみると辞書編纂の話だという。
今までに出会ったことのないテーマの物語だと思い、早速購入しました。
辞書編集部に異動してきた風変わりな若者・馬締を中心に、チャラ男っぽいが実は繊細で生真面目な西岡、ことばを愛する学者の松本先生や、無愛想な佐々木さん・・・数人の変人に囲まれて、新しい国語辞典『大渡海』は創られていく。
中学生の頃、父親から買ってもらった"広辞苑"が私にとって初めての大型辞書でした。
片手に収まる持ち運びやすい、軽くて使いやすい辞書を放置して、いちいち両手で抱えなければならない上に、机の半分くらいのスペースを必要とする広辞苑でいろんなことばの意味を追いかけた学生時代。
どうしてあんなに魅了されたのか自分でも不思議でしたが、この本の登場人物たちのことばへの執着だけでなく、装丁や、紙質のことを読んで、あの感覚はぬめり感というのか。確かに裏写りしてないぞ。と納得。
わからなくて意味を調べてるのに全く意味が解説されてない項目があることも思いだし、笑ってしまいます。
ひとつの言葉に対して複数の意味があって、辞書によって書き方や挿絵も違っていて。
ああ、そうか。
私は辞書のそういうところが好きだったんだね。
と、今更ながら具体的な魅力に気付かされました。
辞書一冊を世に送り出すのって、すごいことなんだと思いました。
更に、その作業に関わり、達成できたらどんなに素敵だろう。
辞書をめくりたい。編集部で、辞書部門で働いてみたいと思わせる一冊。
今は電子辞書が主流と聞きます。便利でいいと思いますが、辞書の魅力も知ってほしい。
その"とっかかり"として、是非学生さんたちに本書を読んでもらいたい。
今晩にでも、広辞苑をめくってみよう。
紙の本
テーマは辞書編集部!!
2012/02/06 11:04
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投稿者:平祐 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品で特筆すべきはテーマだろう。「辞書」なんともマイナーなテーマでありながら1つの辞書が完成するまでの情熱を描き切った素晴らしい作品だ。
辞書に会社人生を注いできた荒木公平・・・玄武書房辞書編集部に籠りがちであるため一般女子社員からは外部の人だと思われるエピソードもあり変人。
辞書に一生を捧げた松本先生・・・外部協力者だが寝ても覚めても辞書一筋。やっぱり変人。
元営業部の馬締光也・・・辞書編集部に異動になり才覚を発揮する。15枚に及ぶ難解なラブレターに項羽の詩を捩った愛の詩を詠み込んでみたり、やっぱり変人。
女版健さん林香具矢・・・馬締光也の思い人。月の晩に出会い思わず「かぐや姫」と勘違いされるなんてエピソードは安直ではあるが面白い。
意外と真面目な西岡・・・軽薄そうに見える辞書編集部員。後に広告宣伝部に異動になるが、辞書編集部に手紙の爆弾を仕掛けて異動。
無愛想!!佐々木さん・・・契約社員として辞書編集部に在籍。事務能力に優れており、ちょっとお茶目なエピソードも。
と、前半はこんなキャラクター達が繰り広げる辞書編集物語。ウィットと魅力に溢れている作品で個人的には一押しだ。
紙の本
辞書には驚きと感動が詰まっていることを教えられました。
2012/01/28 17:10
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投稿者:さあちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
このタイトルからこれが辞書作りに携わる人々を描いた内容だとは想像もつかないと思います。勿論三浦しをんさんの新作なので通り一辺倒なものではないだろうとは思っていました。しかしまさかこんなにまで感動的で涙するようなものだったとは!
まさに嬉しい驚きでした。
これは15年もの間優れた辞書を世に出そうと奮闘する人々を描いた作品です。中心になるのは辞書編集部主任の馬締光也。
名前の通り真面目で少し変わっている。ぱっと見ははっきり言ってあまり関わりたくないタイプ。しかし本が好きで言葉に対する感性と情熱は飛びぬけている。そんなちょっと変わった彼を支える同僚や部下それぞれの視点から描かれています。
辞書。考えてみれば誰もが1冊はもっているはずだと思います。そう思えば大ベストセラーですよね。何だか所謂お偉い先生がつくっているというイメージを持っていました。勿論それが間違ったイメージでは無いでしょうがそれ以上に特別な勉強や知識を持たない一般の人々が仕事として関わり長い年月をかけて作り上げていくものだということを教えてもらいました。この仕事に情熱を傾けた多くの人々。ものを作り出すという仕事の素晴らしさが描きだされていると思います。
私達がこの世で生き自分のあるいは人の想いを感じるためには言葉が必要です。そんな言葉のの持つ力を大切にするために今日も名も無き人々が力を注いでくれている。そんな思いを強く感じさせてくれる作品だと思います。
紙の本
とっても地味だが深い本
2012/01/23 17:43
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投稿者:ひととき - この投稿者のレビュー一覧を見る
紙の辞書が好きな私は、その帯の紹介に惹かれて手に取ってしまいました。
読み始めたら、止まらない面白さです。
辞書作りというのは、それは膨大な数の言葉を吟味していかなければならないので、まあ時間はかかるだろうな~と思っていましたが、そんな軽い「時間」ではありませんでした。
常に模索して一つ一つの言葉を受け止めて考えるその姿勢に、敬意を表したいです。
そのこだわりには脱帽です。
…と、オタクのようなうんちくだらけの内容かと思われがちな辞書作りですが、きちんとそこに絡めたロマンスもあり、「いつの時代の恋愛なの?」とつっこみたくなるほどのじれったさですが、三浦作品にありがちな「ナナメ目線の感覚」がいい味を出しています。
言葉を大事にする辞書づくりの本だからか、思わずこの本もじっくりと言葉に気を付けながら読んでいました。
なので、いつもよりもこれまた時間のかかる読書となるわけです。辞書作りと同じですね~。
主人公のほかに、部署にいる3名の視点からも描かれていますが、それが自然に移行しているので、まったく違和感はありませんでした。
今の教育産業は電子辞書におされて、紙の辞書の出版は少なく感じますが、これを読むと今まで以上に、紙の辞書が愛しく思えてきます。
辞書が好きな人、言葉が好きな人、本が好きな人、さらに紙が好きな人は、それはとっても楽しめる小説です。