投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
面白かった!
追跡中に少年を事故に追いやってしまった元警官と、霊が見えてしまう孤独な少年。
いくつかの偶然が重なった出会いは、出会うべくして出会ったのだと思わざるを得ない。
お互いの境遇も感じ方も全く違うのに、互いのおかげでそれぞれが一歩を踏み出せる・・・その関係が凄く良かった~。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
死んでしまったヒト
関係が断絶してしまったヒト
と
話してみたい、って願望は
あるし、それが無理なのもわかってるから
こういうハナシを読むと泣けてくる。
犬のはなしが秀逸。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
モチーフやストーリー自体に目新しい部分は正直見当たらない。心に傷を抱える元刑事と死者が見えてしまうが故に1人で生きていくことを心に決めた少年とが、様々な死者と出会い、その魂を救っていくコトで各々の傷を癒していくという結構ベタな展開。。。。
しかし、不器用な人物像を巧みに描く日明さんだけに、今回も元刑事である須賀原の不器用さが絶妙に描かれており、実直故に抱え込んでしまっている心の痛みや苦悩がひしひしと伝わってくる。また、心情を変化させていくエピソードの構成も見事で、徐々に、そして無理なくエンディングまでもっていき、読了後に爽やかな余韻を残すような作品となっている。
作品そのものは連作となる短編から成り立っており、それぞれの短編では死者が救済されていく様が描かれている。
死者の死因も色々なケースではあるものの、背景には死者本人や関係者の心の闇が潜み、それらを須賀原が元刑事としての職業病を活かして浮き彫りにしていく。須賀原と少年は死者との交流を含め、不器用なりに心の闇を解消していくのだが、その過程にはほのぼのとしたストーリーもあれば結構ヘビーな展開もあったりしてバリエーションにも富んでいて飽きさせない。
等々と、短編単体のクオリティも然ることながら、主軸となる2人の展開も死者を救済する毎に距離感を詰めていったり、各々の抱える悩みを和らげたりして、それぞれのエピソードを巧く絡めた進展が成されていく。
2人が出会い、理解し、そして旅立つまでの物語がスムーズに染み込んでくるし、表題の「ギフト」にもしっくりくる展開が良かったかと。。。
…卵を弁償する日がくることと、その時の2人を妄想する愉しみも残してくれたしで。。。。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
母が本を悩んでいる時に、ワカマツカオリさんのイラストだけで「これは?」とすすめ、購入にいたった本。
読みやすくて面白かったですよ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
一気に読みました。アナンに続きヒットな本でした。ややラノベっぽいかんじはあるけど、覚めたりせずによめました。この作者の他の作品もだけど、この本の続編がでたら読みたいと思った。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
死者が見える少年と、ある事件がきっかけで退職した刑事が主人公。
二人が協力して、死者の想いを伝え成仏?させる。
犬のエピソードは、私が動物が好き過ぎるせいもあって泣けた泣けた。
不幸にして死んだ人の想いを叶えるのだから、全てにホロリとさせられる。
加えて、能力故に孤独な少年と償いにがんじがらめの元刑事の互いを必要とする姿。
物語は王道過ぎるが故に、感動はするものの、読後物足りなさも感じた。
もう一捻り欲しかったな…でも捻り過ぎたらハッピーエンドにならないのかなぁ…。
気分転換にはもってこいの、素直で読みやすいストーリーでした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
幽霊が見える少年とある負い目を抱える元刑事のお話。
「秋の桜」の章のお話がとてもよかった。
少し物哀しいけれど、暖かいお話が多かったです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
真摯な筆致で、ぐっとくる部分も多い。
ただ…
そこはかとなく重い(辛)
読んでいるといつの間にか眉間に縦皺。。。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
幽霊が見える少年と過去にとらわれた元警官のお話。
幽霊が見える人が、その幽霊の未練を聴いて解決してあげるというお話はありがちだけど、これはもっと生きてる人間寄りというか……。二人は死んだ人たちのために、と考えて行動しているけれど、その結果、残された生きている人間のほうが一番救われているような……。死んだ人間の未練や恨みを晴らしてそれで終わり、じゃなくて、そのあと残された人たちがどう生きていくかまでちゃんと考えさせられる話だと思う。
それにしても、少年の能力は「贈り物」というより「呪い」の様でもあるけれど、自分の能力の及ぼす影響を恐れて萎縮してしまっていた少年が、たとえそれがつらい選択だったとしても、自分の足で一歩前に進もうとした時点で、「贈り物」だと思えるようになるのか……。
あ、そっか
お互いが、自身ではそうと思わずに、お互いを救っていた少年と元警官の出会い自体が「贈り物」だったのか
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
死者のために、そして残された者のために動く二人の姿が、とても優しくて強くて悲しくて、気付いたら涙がこぼれていました。
出会い変わっていく二人が、なんだか羨ましくなりました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
読み始めてからはあっという間に読め、全体的に読みやすい文章でした。
全部で6話の物語ですが、どの話も登場人物の心境を考えると
とても切なく涙が出そうになりました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
霊が見える高校生と、追跡中の犯人を死なせてしまったもと警官。
その霊の心に安心を与えるための二人の冒険と、
徐々にお互いを思いやる展開。
しだいに二人、それぞれに背負った枷も見えてきてと、
よく言えば安定感のある、悪く言えばお決まりのシナリオ。
1つ1つはつまらなくはないのだが、
それで、という感動を引き起こすまでにはいたらず。
読んで損したとは思わなかったけれど、
何度も読み返すかといわれるとギモン・・
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
亡くなった人が見える中学生と、ある青年を過去に事故死に追いやってしまった元警察官の話。こういう設定だったら、こういう展開するだろうな、という感じで、あまり盛り上がりが感じられなかった。悪くないけど、ちょっとつまらなかったかな。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
見える少年と元警官と死者の話。好きな海外ドラマ「ゴースト」と設定かぶるとこあって、ちょっと物足りないと思いながら読んでたけど、2回くらいホロリ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
死者が見える孤独な少年と、心に深い傷を負った男が死者とかかわる事によって紡ぎ出される、切なくも心にしみるストーリーでした。たくさん泣いて、人の暖かさに癒やされました。