紙の本
DeNAという会社のDNA
2019/06/07 10:56
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投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、DeNAの発足のきっかけから今日に至るまでの経緯について
書かれた本です。
DeNAのあり方、事業の取組み方、経営者の姿勢について南場さんの哲学
として教えてくれます。
南場さんが一番こだわった事は、『人材の質』です。
ですが、零細企業の場合、この部分の確保には難しいものがあると思います。
DeNAの発足はマッキンゼーの3人が核となったスタートでした。
そして、とにかく『人材の質』にこだわり、自分より優秀な人間をDeNAに
連れて来ることとして社員集めを開始します。
そして、DeNAは起動を開始し、詳しくは書かれていませんが大手企業からの
融資や取引がすぐに始まっています。
失敗も多々あったが挑戦をどんどん続けていく。
何億の負債を抱えた時期も挑戦は止まらない。
DeNAの将来像が見えていたから怖くなかったのでしょうか。
本を読んでいて、優秀な人間は子供のころからズーっと優秀で、優秀な者たちが
集まるからより優秀な人間に成長していく。
学業に限らず優秀な人間は、他の人よりも頑張ことができる人なのだろうと思います。
私とはここが大きく違うのだと思いました。
この本では、苦労話がアッサリ書かれていますが、ここの所についてもっと詳しく書いて
欲しかったと思います。
急成長を続けるDeNA、グローバル企業として更に進化する姿を見ていきたい思います。
紙の本
愛されるキャラ
2014/01/26 21:56
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投稿者:ねじまき鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
コンサル時代やMBAスクール時代は、そのコケティッシュな容貌+コミカルな思考が大いに活躍した事でしょう。
本書も以前のブログさながら、2時間程で読めてしまう楽屋落ち本でした。 いや面白かったです。
停滞している自社に足りないモノが沢山ありました。
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DeNA立ち上げから現在に至までの苦労や喜びなど本気の現場がここに書かれている。
こんなことが出来る経営者って超かっこいいと思う。超優秀な人達が目的意識を強くもち、地球に軌跡を残そうと奮闘している姿は社長のリーダーシップの賜物なんだろうなぁ。そんな時間を共有できていた人も濃い経験をしているのだろう。また、所々にユーモアを交えているので、声を出して何度も笑ってしまった。
-引用-
それにしても実際書いてみると、我が社の歴史はひどい。世間さまにここまでアホをさらけ出していいのだろうかと思うほど、ひどい。もし歴史を巻き戻して、立ち上げ期をやり直せるなら、あのときと同じようにやることはひとつもないだろう。ところが無駄になったと思うこともひとつもないのだ。チームDeNAは、なにもそこまでフルコースで全部やらかさなくても、と思うような失敗の連続を、ひとつひとつ血や肉としてDeNAの強さに結びつけていった。とてもまっすぐで、一生懸命で、馬力と学習能力に富む素人集団だったのだ。私は仲間に恵まれた。
意思決定については、緊急でない事案も含め、「継続討議」にしないということが極めて重要だ。… 仮に1週間後に情報が集まっても、結局また迷うのである。そして、待ち構えていた現場がまた動けなくなり、ほかのさまざまな作業に影響を及ぼしてしまう。こうしたことが、動きの速いこの業界では致命的になることも多い。だから、「決定的な重要情報」が欠落していない場合は、迷ってもその場で決まる。「決定的な重要情報」が欠落しがちな起案者は優秀ではない。
入社したからも「成長」オタクのように成長、成長と言う人は少し変だ。成長はあくまで結果である。給料を取りながらプロとして職場についた以上、自分の成長に意識を集中するのではなく、仕事と向き合ってほしい。それが社会人の責任だ。そして、皮肉にも自分の成長だへちまだなどと言う余裕がなくなるくらい必死になって仕事と相撲をとっている社員ほど、結果が出せる人材へと、驚くようなスピードで成長するのである。
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起業とは、ベンチャーとはこうも不確実性の連続なのか。
スマートでは生き抜けない。どうしても不格好になる。が、ゆえにめちゃくちゃエキサイティングで面白い。
いろんな人のエピソードも生々しく綴られてて楽しく読ませてもらいました。
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成功するまでにはやはりいろんなドラマがあるんですね
挑戦し続ける姿勢というものがとてもよく伝わりました。
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DeNAの創設者である南場さんがマッキンゼーをやめ、DeNAを立ち上げてから現在に至るまでの出来事、心境を語った本。
レベルの高い人材がそろっていたことはもちろんのこと、仲間同士が同じ方向を見ながらお互いを尊重する組織であったことが成功の大きな要因なのだろう。
ベンチャーならでは、若いうちから大きなプロジェクトを任され、苦労をしている社員はどんどん実力をつけていくのだろう。ベンチャー企業でなくとも自分の仕事の中に自分が成長できる要素を見つけ出しながら仕事を進めていくべきだと感じる。
DeNAに限らずベンチャー企業に入社するような「学生時代から専門知識やビジネス基礎体力を身につけている人」と張り合うためには日々の勉強を個人的に進めていかなければならない。
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それなりに苦労はあるだろうけどやはりあれだけ躍進する会社は、並のベンチャーとはスタート条件が違うなという感じ
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面白かった。南場さん自体結構好き。モバゲーはやらんけど。
いわゆる下層向けビジネスって、客としてではなく分析する側としてみると面白いよね。
一つのノンフィクション(あるいはまあフィクション)として楽しめた。とはいえ、なぜ勝ち得たのかなどについてはまあ当事者だからということもあるけど触れられてないよね。まあそりゃそうだしいいんだけど。
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この本読んで、一気に南場さんファンになった。というよりDeNAという企業のファンになった。
冒頭で、成功事例よりも失敗体験を書き記すと書いてあった通り、一見、順風満帆に見えるDeNAのありとあらゆる失敗がこれでもかっていうほど盛り沢山。コンサルと起業家の違いについての分析も、南場さん節満載で非常に面白かった。
おすすめ。
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久々に出会った、一気読みさせられる一冊だった!!自動車業界で10年がかりで起こる変化がたった数年で様相が一変してしまうネットの世界で、いかにして成長をドライブし、世界ナンバー1を目指すほど躍進したかがよく分かったし、本当にドラマのよう。
企業には様々なステークホルダーが存在するし、ユーザー目線、投資家目線などから企業を知ることはあっても、それは一側面で、創業者自らが自分が起こした事業に対する思いや根底にある自らの価値(何がしたいのか?何のために?)という見えない側面を知ることは非常に価値があるし、たくさん勇気と示唆をもらえた。
結論。リーダーは自ら発信すべし!
南場さんの本を読んで実感した。
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読んでいくうちに、タイトルの意味が分かりました。表面上は輝いているDeNAも、裏ではたくさんの苦労があったのですね。
マッキンゼー、ハーバードでMBA取得、輝かしい経歴をもつ南場さんですが、いろんな人が支え合ってDeNAが起き、発展していったのだと分かりました。働く前の学生が読むんでもわかりにくい部分が多いのですが、1度社会で働いている人であれば、わかりやすいのではないでしょうか。
失敗から学ぶ、メンタリティーを勉強できると思います。
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話題になってたのでミーハー魂発揮して読んでみた(笑)
経営者の自伝を読んでいつも思うのは、内側がどれだけ泥臭いかってこと。
外からだとどうしても華やかな側面ばかり見えてしまいがちだけど、本質は泥臭い部分なんだと思う。
勉強になったのはコンサルタントと事業者の視点の違いが南場さんの実感値をもって書かれている部分。戦略策定と実際の意思決定の間にはとてつもなく大きな乖離がある。言葉としては理解できるけど自分が実感を持って理解するのは今は無理だな。
ユーモアがあってすごく楽しんで読めた。
たまには肩の力抜いてこういう本読むのもいいな。
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面白くて3時間で読了。「誰が言ったかではなく何を言ったか」「マイカンパニーか Social Responsibilityか」金言多し。
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コンサルタントとしてご活躍されていた方が実業をやったら大変だったということを基にして書かれた本。
すごく勉強になりました。
「経営者(事業家)」と「コンサルタント」の違い
自分がこれと最後決断する際に、どれだけ勇気がいるのかということと意見をまとめることの違い。
やはり自分も経営者として、ただの一教室長ですが、決めること、腹をくくることが大切だと改めて実感しました。
ピンチになった時にこそ
+思考というか命までビジネスでとられることは無いという考え方を徹底して、「ピンチを楽しむ」「働くことを楽しむ」マインドが大切だと思う
チームを信じる、人を育てることは「任せること」
自分にしか出来ないことをやる
などなど都度都度思うこと、感じることは違うのだろうが、このようなベンチャーマインドを持っている人が書かれた本を読むことは非常に勉強になる。
この本は売らないで、定期的に、特に自分が元気が無い時に読み返してみようと思った。
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今年一番の一冊です。
南場さんご本人が執筆することで、創業期から臨場感溢れる内容になっており、苦労や挫折、喜びのエピソードに涙ぐむこと数回。
要所、要所で垣間見れる南場さんの厳しさ、会社への想いなどの考えが身を引き締めさせられます。
印象に残った箇所は多数ありますが、その中でも下記の3つは特に印象に残りました。
「普通に物事が回る会社、普通にサービスや商品を提供し続けられる会社というのが、いかに普通でない努力をしていることか。」
「意思決定のプロセスを皆とシェアして、決定の迷いを見せることがチームの突破力を極端に弱めることがある。」
「事業リーダーにとって、「正しい選択肢を選ぶ」ことは当然重要だが、それと同等以上に「選んだ選択肢を正しくする」ということが重要となる。」
3年前に南場さんのブログを読み、ユーモアなところに魅力を感じましたが、本書に勝手に作っていた人物像を良い意味で変えられました。
良い本はないか聞かれれば、必ずこの1冊は含まれます。