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世界事情から見る日本の抱える課題について、氏一流のわかりやすいかいつまみ型で説明する本。確かにものすごくわかりやすい。ただ、本来はものすごく複雑な課題ばかりで、著者自信も相当の取材をされているはず。それをかいつまみ過ぎて、上っ面を撫でてもいない、ということになりはせんかといらぬ心配も。第1段階で、まずは興味を持ってもらい、それから次の複雑な次元へといざなう、という姿勢はすばらしいと思う。その一方で、先生なりにもう少し複雑、専門化した説明の仕方で、同問題を説く本であって良いと思う。新刊を乱発されている傾向があるが、どれも似たりよったりの切り口に見えてならない。深く突っ込んだ専門書的書に期待したい。
で、アメリカ、ブータンの問題の章がよかった。
再読:切り口を統一しているからこそ、統一された考え方ができるということも言える。深堀りは各自が自由にすればよい。ということでガイドとして良い本だと再認識した。
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良書。
さすが池上彰さん。読者の欲しがっている記事を信頼出来る内容で提供してくれる。分かり易い。
アベノミクスは、課題が多い。政府を全面的に信用せず、自己防衛が必要と感じた。
福島原発、原発自体の先行き不透明。
中国のリスク、他人事ではない。
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今だからおもしろい!役に立つ!
タイトルは『ニッポンの大問題』だが、日本のみならず、世界各国の問題などを上げている。
個人的には、第3章に1番興味を引かれた。とりわけ、「昔はよかった」は本当か?の個所では過去の資料を引き出して裏ずけするあたりに脱帽です。
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池上サンの本は本当にわかりやすく入門書として最適です。ブックオフの100円コーナーにもたくさん並んでいますので、是非ひと通り読んでみてくださいね。
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2014年の36冊目です。
世界は変化し続けているということを、改めて感じさせる読書でした。
マスコミ等を通じてインプットされている日本や世界に関する情報を基にした認識は、固定化というか陳腐化してしまうのだと改めて思いました。例えば、ブータンでは、国民総幸福量(GNH)を国内総生産(GDP)に替わる指標として「幸せの国」を目指して進んでいると思ったいましたが、社会問題への不満が大きくなり選挙で政権交代が起こっています。国民が皆幸せに暮らしているというイメージしか持って(持たされて)いませんでしたから驚きです。
そういえば、経済危機に陥ったキプロスは、南と北にトルコ系とギリシャ系住民に分断されているんでしたね。すっかり忘れていました。本のタイトルは「ニッポンの大問題」ですが、世界中の問題が取り上げられています。グローバル化した時代ですから、世界のどこで問題が起こっても、日本と関わりが無いことの方が少ないのかもしれませんね。目を瞑って、耳をふさいでいるわけではないが、実生活に関係ないので世界の種々の問題を日頃意識することがありませんね。リベラルアーツという大人の教養の一部ですかね。
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いつも通り池上彰さんが時事問題をわかりやすく説明する一冊。中国のシャドウバンキングについて名前だけは知っていたが内容は知らなかったので知ることができてよかった。(これは本当にバブル崩壊しそうな仕組みで怖かった)あと、北朝鮮が金正恩独裁ではなく一筋縄ではなさそうな雰囲気がわかってよかった。まだ、若いから体制が出来上がっていないのだな・・。
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普段新聞を読まないので、大きくおさらいする感じで。高校時代に地理で学んだことからどんどん変化している。中国のシャドーバンキング…頭のいい人たちは色々考えますなぁ。
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アベノミクスの弊害、東京オリンピックに向けての問題点や慰安婦問題などわかりやすく解説してました。
日本の大問題、と言いながらしっかりチャイナリスクの解説や中東問題や北朝鮮等世界の話題が盛り込まれてたのは意外でした。
最近新聞読んでないなぁーって人におすすめ。
ここ最近の日本の問題点は何かざっくりとおさらいする事ができます。
知らないと恥を書く〜シリーズもおすすめです。
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とてもわかりやすかった。
池上さんの本をちゃんと読んだのは初めてだったが、これからも継続して読んでいきたい。
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日本のことだけでなく本の後半からは世界の問題も書かれており、日本を含めた今の世界の問題点をざっと知ることができた。本当は難しいだろうことも、とても分かり易い言葉で書かれているのですんなり読むことができた。
ただ、中東の情勢を理解するのが困難だった。あの辺りは宗教がらみの話もあり、最新のニュースだけを見ても理解出来ないのだろう。宗教や歴史と政治は切っても切れない関係なのだなと実感した。宗教や歴史の本を読んでからまたこの本を読んでみたい。そうすればもう少し理解出来る気がする。
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アベノミクスを批判することが難しい空気が出来てしまっている。
円安は輸出産業にとっては恩恵だが、日本全体の富が流出するということ。
取材の際は相手が言ったことをうのみにせず、別ルートで確認を取る。業界用語で裏を取るということ。
ローマ法王はキリストの一番弟子だったペトロの後継者という位置づけ。
繊維産業の国際競争力の源泉は人件費の安さ。
イギリスに始まり、日本、台湾、韓国を経由して中国へ、さらにベトナム、ミャンマー、バングラディッシュ。
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【身近なギモンも国際ニュースもこれ一冊でOK】週刊文春人気連載を厳選。緊迫する世界の大ニュースから大新聞が見逃した論点まで「今さら誰にも聞けない」ニュース用語の基礎知識。
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「ニッポンの大問題」池上彰、読了。
週刊文春に掲載されていた池上さんのコラムを現時点で見直してまとめたもの。いくつかは池上さんのテレビ番組でも取り上げられていた。
それにしてもいろいろなことをよく知っていてすごい人だ。そして何かこう納得できるのが不思議なところだと思う。
書かれている内容は非常に範囲が広いが、特におもしろかったのは教育の大問題の項で「昔は良かった」という言うことに対しての批判。詰め込み教育、ゆとり教育そして道徳教育の復活などの議論の中で、道徳教育のあった「昔は良かった」ではなく具体的な例を挙げて「昔はひどかった」ということをあげており、政治家、学識経験者は具体的事実に基づいて話をすべきだと辛口のコメント。池上さんの事実に基づいて話をするという姿勢を表していて、ここが好感の持てる点だと感じた。
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非常に分かり易い説明でした。
1年前の本ですが、政治・国際関係を1節1テーマで分かり易く説明しています。
本全体でみれば量の多いテーマをあの文庫でまとめるのはさすが。もちろん深く学ぶではなく、全体を俯瞰するといういみでは良品なのではと思います。
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