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投稿者:ホームズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
スケルトン探偵シリーズははじめて読みました。シリーズの最初ではないのでまだキャラクターに愛着がなくはいりこめなかった。骨から犯罪を推理していくわりにはあまり骨は関係なかったような気がしてしまった。誘拐事件と無理に結びつける必要があったのでしょうか?とりあえず他のシリーズも読んでみよう。
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この作家の作品は初めて読みました。元貴族のドロドロしたところは日本向きかも。「骨」に注目するのも面白いし、ちょっと最初から筋が予想できるのを差し引いても充分楽しめます。
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2005年発行のギデオン・オリヴァーもの。発端は1960年、イタリア貴族グラツィア家の当主ドメニコは跡継ぎに悩み、姪に出産を依頼。後々、成長して事業家として成功した後継ぎだが、ある日息子を誘拐される。
グラツィア家の遠縁に当たる友人のツアーに参加してイタリアに来ていたギデオンは事件に関わる事に。
ある程度予想はつきますが〜満足出来てなかなか面白かったです。原題はGood Blood,骨ばかりじゃないのですね〜。
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スケルトン探偵シリーズ
誘拐された富豪の息子。発見された富豪の父親の白骨死体。白骨死体に残された痕跡から事件の真相と友人フィルの秘密を知る人類学者ギデオン。
市川図書館
2009年10月8日読了
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骨が出てくるだけで、もう・・・楽しみ(笑)
表紙の大腿骨の曲線が美しすぎる。
ライムさんが出てくる『ボーンコレクター』の犯人には共感できないけれど。
思えばこのスケルトン探偵こと、人類学教授のギデオンシリーズって中学の頃から読んでるんだよなぁ・・・
遺骨から導き出される真相
前半は犯罪の背景にある過去の物語が語られて
主人公のギデオンは登場せず。
私にとってはストーリー展開がいまいちで(かなり)退屈だったけど、中盤からの盛り上がりは良かった!
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アーロン・エルキンズのスケルトン探偵シリーズ第11作。イタリアの貴族の血脈をめぐる物語。最新作に続いて読みましたが、二作とも真相が明らかになる場面が比較的あっさりしているように思いました。かつての作品はどうだったかな?
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ギデオンの友人、安く旅する達人のフィルとともにイタリアへ。
いつもとちょっと違った始まりにドキドキするも、やっぱりスケルトン探偵。
貴族の秘密を骨が暴きます。
最後ちょっとやっつけ感がありますが、イタリアのグルメに惑わされてやっぱり一気読み(笑)
面白かった。
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実に久々のエルキンズ作品、スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー教授シリーズである。前作『洞窟の骨』から実に5年ぶり(別シリーズ『略奪』からもそう)だから、ほとんど翻訳打切りだと思っていた。
このシリーズ、各国の観光案内も含まれており、単にミステリだけに終始していないところとやはりジュリーとギデオン夫婦のウィットに富んだ会話、また彼らを取り巻く人々の特徴あるキャラクターが気に入っており、正直非常に期待していた。
今回の舞台はイタリア。プロローグは1960年9月のイタリアで最後の貴族と評されたデ・グラツィア家当主ドメニコが相続する嫡男に恵まれず、姪に自らの精子で人工授精を依頼する話から始まる。
この作戦は成功したが、姪のエンマは子供を渡すものの目覚めた母性本能から鬱状態に陥る。そこでドメニコは妊娠した使用人からその息子を買い取り、エンマの子供として渡すのだった。
舞台は転じて現在。デ・グラツィア家の当主はこのとき生まれたヴィンチェンツォになっていた。息子のアキッレが学校に行く途中、運転手が殺され、誘拐されるという事件が起きる。憲兵隊大佐カラヴァーレは警察署長の依頼の元、事件の捜査に乗り出す。折りしもギデオン・オリヴァー教授は友人のフィルとともにこの地を訪れており、バカンスを楽しんでいた。フィルが家族に会いに行くので一緒に来ないかと誘われ、気が乗らないながらも同行すると、そこはデ・グラツィア家の城がある島だった。フィルはエンマの息子だったのだ。
事件の捜査が進む中、ヴィンチェンツォの会社アウローラ建設の工事現場で掘削中に骨が見つかる。その骨の正体はなんと前当主ドメニコの骨だった。
エルキンズの登場人物をコミカルに描く筆致は健在。どの登場人物に血が通っており、本音を見せるエピソードを盛り込ませる事で登場人物に親しみを持たせる手法はもはや云う事がない。
個人的にはカラヴァーレが自宅で着替えをしている時に妻に洩らす「制服を着ていない俺はサラミソーセージを売っている方がお似合いだなぁ」という台詞、そしてギデオンがキャンプで出逢うやけに人類学に詳しく、さらにギデオンの知らない地球外生命体について議論を吹っかけるポーラ・アードリー-アーボガストが気に入った。ポーラは今後も定番脇役として出演してほしい。
とはいえ、プロットは今回なんだかちぐはぐな印象を受けた。
誘拐事件と骨を絡めるのがやや強引、こじつけのような気がしたのだ。
もちろん、前当主ドメニコの骨を調べる事で遺伝的な特徴を摑み、最後のサプライズに持っていってはいるが、どちらかと云えばこれは専属医の日記と身体的特徴からも判るように思われ、必ずしも必要であるとは感じなかった。だから骨を盗みに入る話、ギデオンが襲われる話などがどうも宙に浮いているような印象があった。
今回ははっきり云って、骨の鑑定は不要だったと思う。冒頭の誘拐事件の顚末、誘拐事件の真相などに力を入れればもっと面白くなったはずだ(実際、私が想定していた「実はドメニコは無精子症だった」とか「先天的に生殖遺伝子が弱く、Y遺伝子を持っていなかった」などがカ��テから判明する方がインパクトが強かったと思う)。
久々のスケルトン探偵シリーズ、ちょっとネタ切れの感がしたのは否めない。