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著者、ヘスス ・スアレスの監督論(好み?)は面白かった。攻撃的フットボールが好みの自分には楽しい内容。ドゥンガやカペッロをバッサリ斬っている点は面白いし、ヴェンゲルをリスペクトするチャプターは嬉しい。
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世界の名将たちを独特の切り口で紹介する解説本。
個人的にはモウリーニョが好きなので、彼のポルト時代から現レアルを率いるまでの進化と変化の過程が知れたのは面白かった。
ファーガソン、ヒディング、アンチェロッティなどの記事も読めたらもっと良かった。
よって☆は4つ。
ヨーロッパサッカーの知識がある程度ないと楽しめないが、監督の目線から語られるサッカー論も面白いはず。
多分に筆者の主観が混じってはいるが、監督の駆け引き、個性、哲学等も楽しめる一冊。
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著者はヘスス・スアレスというジャーナリスト。それを小宮さんが翻訳している。ヘスス・スアレスとはいかなる人物か?
スアレス,ヘスス
1959年、ウルグアイ、モンテビデオ生まれ。スペインのガリシア州リーグ1部でプレー。引退後は監督養成学校でフェルナンド・バスケスに学んだ。グアルディオラ、リージョ、マウロ・シルバ、フランらと親交が厚く、地元ラコルーニャではラジオでサッカー番組のパーソナリティーを務める。ワールドサッカーダイジェストでは、10年以上に渡りスペインのコラムを担当
様々な監督と親交が厚く、ペップなどは意見を乞うという。
すばらしい人物のようだ。
今回、彼が取り上げたのは以下の名将たち。
ジョゼップ・グアルディオラ
ファビオ・カペッロ
ウナイ・エメリ
ルイ・ファン・ハール
ホセ・アントニオ・カマーチョ
マルセロ・ビエルサ
ミカエル・ラウドルップ
ビセンテ・デルボスケ
ドゥンガ
ラファエル・ベニテス
ビクトール・フェルナンデス
アーセン・ベンゲル
ジョゼ・モウリーニョ
この13人は紛れもなく名将に数え上げられる監督たちである。
個々の内容には触れないが、一言で感想を言えば、まさに痛快!
歯に衣着せぬ物言いでばっさりと切ってくれる。
ウルグアイ出身ということもあるからなのか、アンチフットボールと呼ばれる守備戦術だったりフィジカル戦術には真っ向から遺憾を表明する。
特筆すべきはカペッロに対する表現である。彼はカペッロをして締めにこの1文を持ってきている。
「史上最悪の悪役的勝利者。彼こそ、モダンフットボールに居場所を与えるべきでない男なのである。」
どうだろうか、まさしく痛快だ。
またジョゼに対する考察も一考に値するものだ。
フットボールが好きな方、特に、相当好きな人にはたまらない至極の1冊と言えよう。
フットボールにマネジメントはつきものだし、名将は必要だが、あくまで選手が行うもの。これが彼の信念である。
ぜひ本書を手に取ってほしいものだ。
星5つ。
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ワールドサッカーダイジェストの白コラムのスペイン番でおなじみのヘスス・スアレス氏と訳者小宮良之氏による初の共著!
いつもの独特な口調と視点で名将を斬る!!
二番目に匹夫ファビオ・カペッロを持ってきたあたりに良質なカリタードを感じずにはいられない。
どの項目も面白かったです。もうちょっと一人ひとりについて長く語ってもらいたかった気もするけど・・・
グアルディオラ、カペッロ、エメリ、ファンハール、カマーチョ、ビエルサ、ラウドルップ、デルボスケ、ドゥンガ、ベニテス、ビクトル・フェルナンデス、ベンゲル、モウリーニョ
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非常に偏った、イイ意味で独善的な視点で書かれた監督論。とてもオモシロイ。カペッロのけなされ方は異常だが、僕も完全同意w 惜しむべきはファーギーについての記載がなかったこと。やっぱりアンタッチャブルなんだろうか。。。ベンゲルの持ち上げられ方も半端なく、むず痒いような感じ。たまにはここまで偏った視点の評論を読むのも悪くないな。
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指導者経験のあるスペイン人サッカーコラムニストと、彼の翻訳を行ってきた日本のスポーツライターの共著、という形になっているが、事実上は前者のスペイン人が主にスペインで指揮を執ってきたサッカー監督たちの批評である。ただ読んでみてわかったのは、彼が単純に監督を切り捨てるわけではなく、ただ賞賛するだけでもなく、しっかりと評価すべき長所と短所を明確にした上で、自らのフットボール観にそぐわないかどうかを表明している点だ。日本のサッカー評論家にも多い(もちろん本番欧州にも多いだろう)ようなただの切り捨てのコメントとは違い、フェアであるように感じられる。その清々しいまでの思考と物言いが、グアルディオラやモウリーニョとの信頼関係を生むことのできる要因になっているのだろう。欧州サッカーファンで、自らのサッカー観を高めたいという方におすすめ。
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著者の非常に偏った監督論であるが、人を納得させられる。
メディアから発せられるモウリーニョは気難しく気に入らなければズバッと斬るみたいな人物像だが、選手に対してはフレンドリーで選手を守る為には何でもヤルみたいな兄貴分キャラみたいである。
WOWOWのレアルマドリーのドキュメントでもモウリーニョの事をやっていて、ソコでも同じような事を言っていました。
色々な監督像(13人)の話し(著者の偏見もあり)が読めて飽きずに楽しめました。
ほぼ、スペイン絡みですけどね。
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サッカーには色んな見方がある。多分、正解はない。したがって、ヘスス・スアレスの監督評が正しいかどうかは問題ではない。その意味では、タイトルは的を射ている。ただ、私はスアレスのサッカー観に共感している。
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モウリーニョ礼賛に始まり、カペッロ酷評が続く。エメリ、ファン・ハール、カマーチョ、ビエルサ、Mラウドロップ、デルボスケ、ドゥンガ、ベニテス、ビクトール・フェルナンデス、ヴェンゲル、そして、再びモウリーニョ。ウルグアイ出身、スペインでプレー歴がある解説者(!?)による監督評。歯に衣着せぬ語り口は面白いが、思い込みとも感じる部分もある。人心掌握術に長けた攻撃的サッカーをする監督に対する評価は高い。ビクトール・フェルナンデスのみは訳者が書いている。
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ワールドサッカーダイジェストのスペインコラムを執筆しているヘスス・スアレスの著書。雑誌のコラム同様に攻撃的な戦い方を志向する監督に対しては称賛を述べ、とことん勝利至上主義のカペッロや近年のジョゼに対しては批判的な姿勢を貫いている。ただ、戦い方だけでなく、選手への接し方も踏まえた論評なので、普段見えない監督はどの様に選手に接しているかをスアレスの言葉を通してみる事が出来ると思うし、単純に攻撃変調だからと良しとする訳でも無い。好き嫌いがはっきりした言い方なので、人によっては不満を感じる場合もあるかもしれないが、ぶれない態度は素晴らしいと思うし、スアレスの言葉を上手く日本語で表現している小宮良之氏との信頼関係も強いと感じる1冊
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名将と呼ばれる監督たちの戦術や、エピソードを紹介した一冊。
サラッと軽く読めて、「名将」の戦術の特徴が分かりやすく書かれている本。
サッカー初心者にはオススメの一冊。