サイト内検索

詳細
検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、年齢認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー6件

みんなの評価3.2

評価内訳

6 件中 1 件~ 6 件を表示

ハードボイルドで行こう

2007/09/20 09:09

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わたなべ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ネオリベラリズム」と言われる現代社会の政治的・経済的なあり方の問題点を、さまざまな現代思想、哲学、社会学、精神分析学などの理論を通して検討し、ラカン派の精神分析理論をベースにした社会学的分析でその解決への道筋を提示しようとする本。近代社会の「再帰性」(英社会学者ギデンズが提唱した概念で、「活動条件についての情報を、その活動が何の活動であるかをつねに検討し直し、評価し直すための手段として活用すること」と定義される)が発達することで、みずからの行為の起源を問うことなく反復される「伝統」が解体され、人間が他者とともにあり創造性を発揮するために必須の「恒常性」(著者によれば、「幼児期の他者の全能のイメージを保存しながらも、その担保のもとで現実認識を可能にさせる機能である」と言う。現象学派心理学の「自明性」にも似ている)が失われようとしている、という立場に立って、それで何が起こっているのか、何がまずいのか、を細かく分析した本である。もっとも解決方法として提示されるのが「文化の必要性」であって、具体的な方策はまったく語られないので、最後まで読んで、うそーんといった気持ちにもなる。しかし、問題そのものについてはとても包括的かつ丁寧に書かれていて、ちょっとした現代思想辞典といった観がある。また、普通の新書だったらもっと読者に対して誘惑的と言うか物語的な「読ませる」工夫が為されるのが慣例だと思うのだが、そういうサービス(?)が一切なく、朴訥と言うか剛直と言うかなストレートであっさりした記述はちょっと笑ってしまう。これはたぶん「使える」本で、それだけに単に読んで面白いという本ではない。微妙だが、いや、こういう硬派な感じはいいんじゃないかと思う。あとがきであの樫村晴香が小説を執筆中であると書いてあって吃驚。うーん。。まあ、楽しみだということにしておこうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2008/06/18 23:18

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/12/16 12:42

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/03/09 19:10

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/04/08 06:42

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2015/12/24 00:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

6 件中 1 件~ 6 件を表示

本の通販連携サービス

このページの先頭へ

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。