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なんだったかな…禍福はあざなえる縄の如しとかいう言葉があったかと思うが…この本は、縄の様に短く、とある王国と現代のとある場所との話が交互に並べられている。ただし禍福を交互に味わえる様なヤサシイものではなく、読めども読めども「恐ろしい」思いをすることに…。
かなり怖い思いをした…怖かった…人間て…
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『バッテリー』や『MANZAI』の、青春的な作者。
と思いきや、まとわりつく水みたいな怖さで、
中世と現代を往復。
ジワジワとリンクしていくのが
怖くも気持ち良い感じ。
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はじめてあつのあさこの作品を読んだけどぐいぐい読めた。引き込まれるような文体で夢中になれる作品だった。
背筋がぞくっとするような怖さ。ばらばらに見えた話したきちんとつながったとまでいえるかどうかはわからないけれど、他人を破壊することを楽しむという人間の恐ろしさが伝わる。
そういう意味では、崖の上も同じつながりがある作品。
期待以上でした。
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2011/05/14読了。
こわい。バッテリーの爽やかイメージで読み始めたらカニバリズム有り嫉妬あり…こんなグロいの書く人なんですね。個人的には嫌いじゃなかった。
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たなぞう時代に読んでいたような・・・・
ドロドロ感満載です。「甘言に乗せられる」方も気づかないだけでそう望んでいるのでは?と思わせられました。
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青春ものと言えば、あさのあつこって思ってましたが
そんな思い込みを、いい意味で裏切ってもらいました!
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1人を除いて、時代背景も登場人物もバラバラな超短編の話が繋がっていく。
短い話の集まりだから、とっても読みやすいし、内容は怖いけど面白い。
最終的にそれが目的ー?って感じてよく分からなかった。
これで終わるのか、まだまだ彼女の復讐は続くのか…。
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困窮した村でまだ乳児のときに死んでしまった子「ツル」がその怨念をはらそうとしてか、さまざまな形でいろいろな者達をとり殺していく話。話はおとぎ話のようなお妃さまとその侍女の話と、現代にいる老婆と老婆を訪れてきた身に覚えのあるような者達のふたつに別れ、交互に話が進んでいく。
初めて読む作家の作品だったけれど、想像してたのと全然違う!!もっとさわやかなタッチで描かれた優しさのある話かと思ったけど全然。ものすごく暗くて悪意に満ちたお話、でも進み方は私の好きなおとぎ話調。嬉しい誤算、あっという間に読んでしまう。
結局ツルは何がしたかったのか。妃に何をされたわけでもないのに高みへ高みへ押し上げて、まっ逆さまに突き落とすのは何のため?老婆の話と最後につながるのかと思ったらそうでもないし。面白かったけど「?」は多々残る。
もう1つ入っていた短編「崖の上」もなかなかのダークな話、私は好き。好きだけど救いはない、かわいそうな狼人間。
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「十二の嘘と十二の真実」
美味しい肉が喰いたい。
言葉巧みに自らの操り人形にするだけでなく、徐々に依存までさせるなんて色んな意味で怖すぎるだろ。
「崖の上」
生け捕りにされた狼は。
最後の一匹というのであれば貴重なデータを取ることも重要だろうが、もっと大切にするべきなのでは。