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新装版で再読。
ある意味シリーズいちスケールの大きい館。何気ない描写のひとつひとつが伏線になっていて、大体仕掛けはわかってたのに全部拾い切れなかった。
アリス原作は未読なので一度ちゃと読んでみたくなりました。
新装版で十角館から再読をしてきて、どの巻でも共通して言えることだけど、仕掛けを解った上で再読してみると割とわかりやすく手がかりが提示されていることに驚く。あくまでもフェアなところがすごい。わかりそうで解らないそのギリギリを掠めて見事欺いてくれる技量に毎度拍手を送りたくなります。
これにて館シリーズ新装版はラスト。次は奇面館の文庫化待ちかなぁ。
ノベルス、旧版と同じことを書きますけどゴキブリ怖い島田さんはかわいすぎる。そして人の性癖見抜く青司こわい!
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小説の読み方講座のような趣も。見取り図と関連するところはさすがに気づいたけど、他のとこはなるほどなーという感じ。
8割解っても2割がわからなければ。本文でも解説でも触れているだけに、強い信条なのだろうなぁという感じ。まぁ言われてしまってはこっちも ふん という感じではあるけれど。でも2割を鮮やかに決める手腕を持ってる作家さんという信頼もあるので、結局読み耽ってしまう。
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これが館シリーズの中で一番読みやすかったかも。
黒猫館、と言うわりには猫の存在はあまりなかったけれども。
もっとウジャウジャいるイメージでした。
なんとなく犯人はわかっていたけれど、そうくるか⁉︎という感じでした。
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シリーズ屈指の大仕掛け。スケールがでかい。読み返してみて手記の中にたくさん伏線があったことに驚いた。以下に詳しい感想があります。 http://takeshi3017.chu.jp/file6/naiyou908.html
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綾辻さんのミステリーは、「ん?おかしいぞ?」「あっもしかして…!」という餌をよくばらまいてある。今回もガブッと食いついてしまったわけですが、最後の「ウワーーヤラレターーー!」感はすくなめかなぁ。
でもスケールの大きな仕掛けであることは間違いない!
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館シリーズ第6作目。今回の館は黒猫館。
記憶を失った老人の依頼により、彼の手記を手がかりとして鹿谷門実と江南が黒猫館で起こった殺人の謎を解くというのがあらすじ。
なんだろ、私が館シリーズに求めるレトロな「これぞミステリー!」という雰囲気はあまりなかった。加えて、今回は手記から過去の事件を暴くという内容のため自ずと伏線が多く(解説参照)、鈍感な私でも老人の正体が分かってしまった。犯人の使ったトリックまではわからなかったけど、なんとなく犯人も分かってしまった。
ただ、館の秘密に関しては全く思い浮かばず、こんな大胆な真相だったとは!と驚き。解説に「読者が見抜ける80%ではなく残りの20%が重要」といった旨が書かれていますが、「黒猫館の殺人」の残り20%は綾辻さんでしか思いつかないだろう大胆な内容だったと思います。
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十角館、時計館に続いて館シリーズ3作目。
黒猫館は…かなり早い段階で、この人怪しいなって思い始めその予感外れたらいいのになって思いましたが
犯人は予想したとおり。
今作は、過去の事件を振り返るお話で。
ストーリーにスピードとハラハラ感がなかった。
今作は江南くんと作家さんコンビの活躍が…地味ですw
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この前に「時計館の殺人」というすごいのを読んでいたので、ちゃんと楽しめるか不安だったけれど、1日で読み終わってしまいました。
あとがきに書いてあった“80%までは見抜けるかもしれないが、問題は残りの20%にこそある”。うん確かにそこそこ見抜くことはできた。あとは鹿谷さんの誘導によりうっすら気づくこともできた。きっと勘のいい人なら完全に見抜くこともできるんじゃないかなあ。
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館シリーズ、ですね
十角館から、いくつかすっとばしてしまい…これが2冊目のようです
いくつか、あれそうだっけ?と疑問符ついた箇所もあったけど、普通にスルーしてしまいました…
作者にとっては、良い読者、なんだろう笑
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館のギミックは面白いのだが・・・
相変わらず館シリーズのどんでん返しには舌を巻く。今回もこれでもかと言わんばかりのヒントを散りばめていて、しかし肝心の部分に気が付けなかったのだから、著者を褒めるしかない。しかし不満な部分も目立つ。殺人事件の部分やトリックやらはスケールが小さいのだ。あと、今回の江南はワトソン役かと思いきや、ボケ役になっている。
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あとがきに書かれている。
「ある程度の読者が八十パーセントまでは見抜けるかもしれないが、問題は残りの二十パーセントにこそある」
まさにその通りで、だからこそ面白い。伏線まみれのミステリーなのだ。それらの伏線を1つ1つ回収して自力である程度のところまで辿り着けたけれど、最後どうしても上手く繋がらないところがあって、そこは探偵役の鹿谷の推理にゆだねた。そして、トリックのスケールの大きさにびっくりした。
残りの二十パーセントでちゃんとびっくりさせてくれるのが嬉しい。
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改訂版発売日に購入していたのですが、友人からの「其ほどでもない」という触れ込みで何となく積んでいた一作。
読んでみれば、有りがちな舞台設定で、起こるべくして起きた事件を、綾辻らしい仕掛けでまとめた佳作といった印象。
著者曰く「80%は見通せても残り20%で驚かせる」とのことですが、それにしても犯人がバレバレと言うのは致命的な気がするのですが……
残りの20%であろう綾辻お得意のアレ系のネタは、大掛かりすぎてお口ポカーンでしょうが、それを上手く密室のトリックに繋げてくるあたりは流石です。
というか、この密室トリックを驚きに繋げるために全てが構築されたと言っても過言ではないと思います。
水車館のように全てが見通せるわけではないので、一読の価値はあるかと。
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館シリーズ6作目。冒頭からかなり文章に違和感があり、結局それが謎の伏線なのだが、かなり読みにくい。殺人事件は大したことないし、いつもの大どんでん返しも今回はちょっと無理がありすぎる。
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作者曰く「ある程度の読者が80%までは見抜けるかもしれないが問題は残りの20%」。
あまり推理が得意ではない私でも、伏線であろう部分や違和感のある部分が分かりやすかった。
鏡の国と橘教授の話で予想がついていたので一番重要なトリックで驚かず、氷川母が予想外の重要ポジションで驚いた笑
麻生君が不憫すぎるから再読時にはもっと大事にしてあげよう(・o・)
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大いなる謎を秘めた館「黒猫館」
記憶を失った老人・鮎田冬馬が、唯一手元に残っていた手記から、自分のことを教えて欲しいと推理作家・鹿谷角実と江南孝明に依頼を持ちかける。
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以下、ネタバレあり
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伏線が多かったが、分かりやすかった。犯人の見当もつき、鮎田冬馬の正体もある程度のところで分かった。
黒猫館だと思っていた場所が違う館だったということも途中で分かった。
だが残りの20%が分からず、特に「黒猫館」の場所については思わず笑ってしまった。
全体的に面白かった。
綾辻行人の作品はこれが初見なので、また別の作品も読んでみたい。